CLUBKING|日替わりでデザインされるTシャツをまとめてご紹介

Diary-T 212 どなるど開眼!

Diary-T 212 どなるど開眼!

Diary-TDiary-T 212 どなるど開眼!文・アートワーク=桑原茂一← Diary-T 207~212購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=39547182
Diary-T Vol.27 213~218|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!

Diary-T Vol.27 213~218|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!

kDiary-T Vol.27桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 213~218Diary-T 218 The Last Night.Diary-T 217 土曜の午後のモ...Diary-T 216 難儀Diary-T 215 Too Old to RO...Diary-T 214 つかの間の白...Diary-T 213 Prestigious sex...桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカント...
Diary-T 213 Prestigious sexual decoration

Diary-T 213 Prestigious sexual decoration

Diary-TDiary-T 213 Prestigious sexual decoration文・アートワーク=桑原茂一心理学者ジェフリー・ミラーが主張するところによると、人間性のとりわけ興味深く誇示的な側面の多くは、性選択によって進化した、自分の値打ちを他者に喧伝するための手段である。つまりは、子孫を残せるだけの適応度を備えていると誇示する方法であるわけで、ミラーに言わせれば、ダンスはもちろん、スポーツや芸術活動、慈善活動の多くもこれに含まれる。ミラーにとっては、脳は、”拡張高い性的装飾”なのだ。喜びはどれほど深い?心の根源にあるものポール・ブルーム著 小松淳子訳ふと思うのだけれど、この、ふと、は限りなく繰り返しているふとなんだが、自己とは、いったいなんだろうか?もし常日頃から私の脳が、高級な性的装飾を自分に催促し課しているのなら、つまり、常日頃から、何処かに良い女がいないかと物色し、好きあらば性的行動を発動する態勢にある。とするならば、どのぐらいの人がそれを認識しているのか?...
Diary-T 214  つかの間の白日夢

Diary-T 214  つかの間の白日夢

Diary-TDiary-T 214  つかの間の白日夢文・アートワーク=桑原茂一日本はこれまでいったい何を建設して来たのだ。熱砂の誓ひ(ステレオ)http://www.youtube.com/watch?v=ZyPavf9eU5g&feature=youtu.beこの歌に、強いメッセージのこの歌に、私は今へ繋がる大切なメッセージを感じた。李香蘭出演の映画「熱砂の誓ひ」のパブリシティ映画「熱砂の誓ひ」のパブリシティ。(クリックすると拡大してご覧いただけます) 1941(昭和16)年2月、李香蘭が東京・有楽町の日本劇場(日劇)に出演した時は、詰めかけた大勢のファンが劇場を7周半取り巻き、彼らを移動させるために消防車が出動、散水したというほどの人気ぶりでした。その1カ月ほど前に、佐賀県内でも李香蘭の映画「熱砂の誓ひ」が公開されましたが、公開直前には佐賀新聞にパブリシティ(記事体広告)が掲載されました。佐賀新聞http://www.saga-s.co.jp/koremade/ti...
Diary-T 215 Too Old to ROCK'N'ROLL Too Young to DIE

Diary-T 215 Too Old to ROCK'N'ROLL Too Young to DIE

Diary-TDiary-T 215 Too Old to ROCK'N'ROLL Too Young to DIE文・アートワーク=桑原茂一失ってみなければ分からない威力を感じた。つまらなくなる。世の中がもっとつまらなくなる。惜しい人をなくしたというが、昨今の、どの首相よりもまぎれもなく日本の損失という思いが沸き上がる。編集という職業は、編集者は、時代を動かしていたんだ。改めてそんな思いに駆られた。川勝さんの仕事を縦に積み上げて、過ぎ去った時代と並べてみたら、沢山印刷してお金を集積して、そしてそのためにゴミを大量に生産して、大量生産大量消費された文化と呼ばれるものと世間からはサブカルと呼ばれた川勝正幸の仕事を比べたときに、歴史はどちらを大切だった、と判断するのだろうか。人に愛されるのは鋭敏な感性よりも、もしかしたら律儀で誠実な人柄かもしれない。礼儀正しいということは、仕事をする準備があるということなのだろう。おしゃれな人とは、客観性のずば抜けた人のことをいうのかもしれない。繰り返...
Diary-T 216 難儀

Diary-T 216 難儀

Diary-TDiary-T 216 難儀文・アートワーク=桑原茂一車窓に映る青山墓地周辺には、萌える新緑は春風にそよいでいた。生命の力強さと残酷さが地べたから虚空に向かっていっせいに芽吹いている光景に、ちょっとした息苦しさを覚えた。俺は六十年間、いつもこの光景を見てきたはずだが、今年だけはこの季節の繰り返しが違ったもののように見える。ひとにどんな境遇が訪れようとも、あるいは想定外の天変地異があろうとも、春になれば確実に芽吹いてくる生命力は、残酷にも思えた。この生命力は、俺の身の上にも、原子力発電所の事故にも無関心である。自然はどこまでも、人間に無関心である。「俺に似たひと」平川克美著 一部抜粋母親の納骨のときは、まだ工事中で途中までしかできていなかった東京スカイツリーが、ほぼ完成した形で夏の空に向かってそそり立っていた。それは確かに繁栄の象徴のような建造物であったが、行く手の左側をくねるように流れる大川(隅田川)の光景の中では、ただ異様なものでしかないように思われた。人間はこうい...
Diary-T 217 土曜の午後のモナムール

Diary-T 217 土曜の午後のモナムール

Diary-TDiary-T 217 土曜の午後のモナムール文・アートワーク=桑原茂一← Diary-T 213~218購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=40021633
Diary-T 218 The Last Night.

Diary-T 218 The Last Night.

Diary-TDiary-T 218 The Last Night.文・アートワーク=桑原茂一smile rock again が終わった。そして、NEW BEGINING はここから…それにしても音楽の力はストレートだ。MADSAKI 伊藤陽一郎 佐々木潤 三人の強靭なDJの魅力をこの夜は存分に楽しんだ。パーティーの魅力は集まる人たちがつくる。その名の通り、clubkingはこれまでも数多くのpartyをオーガナイズしてきた。そして一年半ほど前にdictionary倶楽部を開校してからもこれまでとは違うclub,ART School=partyを模索してきた。しかし自由の国ニッポン、そこかしこに民主主義がはびこる希望の国となれば、それがいかにピンポイントからの近隣という名の苦情であれ、そのことを真摯に受け止め最大限に考慮しながらARTSCHOOLを運営することが東電のメンタリティーとは明らかに違う人の道だ。そのことで多少プランがすくみがちになるがその程度のことが我々の置かれた状況...
Diary-T 219 smile rock is not over,

Diary-T 219 smile rock is not over,

Diary-TDiary-T 219 smile rock is not over,文・アートワーク=桑原茂一smile rock is not over, It continues from here.  後、片付けが終わった。記念写真をあの三好耕三さんがカシャリ!なんと贅沢な記憶だろう。終わりはいつも少し寂しいものですが、未来への希望はあちらこちらに生まれ始まっています。今回ほぼ初の個展だったそうな尾関幹人の評価がうなぎ上り。この展覧会がきっかけでなんでもモナコのアートフェアーに参加することになったとか。 誠にうれしい希望です。そして明日はその尾関幹人の作品にベタ惚れになった、佐々木潤の紹介でお会いした濱中三朗(ROAR)くんのオフイスにmikitoと一緒に初訪問予定。で、今回の展覧会smile rock againを、18年前の前回に引き続き、アートディレクターを担当してくれた、最も信頼する古くからの友人永井誠治のafter311以降の動きには目を見張るものがある。友人として...
Diary-T 220 久保田由希&細越豊子

Diary-T 220 久保田由希&細越豊子

Diary-TDiary-T 220 久保田由希&細越豊子文・アートワーク=桑原茂一久保田由希LE CAFE DU BONBONhttp://blog.bonbon.cc/about/細越豊子ル・キャバレー (Le cabaret)Le cabarethttp://r.tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13014486/SHIPS MAGのお手伝いで始めたshipsMAGhttp://www.shipsmag.jp/「桑原茂一選」の第一回目にリスペクトしたのは、代々木上原にある魅力的なふたつのお店の女性オーナー。おふたりを結ぶキーワードはずばり「駄々っ子」。本当に自分らしく生きるためにお店を教室をお二人は決断した。そんな強い精神のおふたりも、やりたい。の初動や発露は想像に反し高尚で論理的な計画ではなかった。もちろん、色々寄り道したり、迷路に迷い込んだり、きっとたくさんたくさん悩まれたことでしょう。しかし最後の結論はシンプルで率直、どうしてもワタシはこれ...
Diary-T 221 「成熟した大人」

Diary-T 221 「成熟した大人」

Diary-TDiary-T 221 「成熟した大人」文・アートワーク=桑原茂一”呆れるほどみたい映画があらわれた。”たえず「ゆらいでいること」、それが生物の本態である。私たちのうちには、気高さと卑しさ、寛容と狭量、熟慮と軽率が絡み合い、入り交じっている。私たちはそのような複雑な構造物としてのおのれを受け容れ、それらの要素を折り合わせ、共生をはかろうと努めている。そのようにして、たくみに「ゆらいでいる」人のことを私たちは伝統的に「成熟した大人」とみなしてきた。社会制度もその点では生物と変わらない。変化に応じられるためには複雑な構成を保っていなければならない。内田樹の研究室http://blog.tatsuru.com/”あぁ~大人になりたいなぁ~”毎回内田樹さんの書かれたものは常に語彙が豊富で毎回舌を巻くのだが、今回もそのグルーヴにすっかり酔ってしまった。賦活され…、ふかつと読むのか…活力を与えること。物質の機能・作用を活発化すること。日本のメディアの成熟度は低い。全国紙は「立派な...
Diary-T 222  春4恋

Diary-T 222  春4恋

Diary-TDiary-T 222  春4恋文・アートワーク=桑原茂一春4恋1×1=1 毎日2×2=4日置き。3×3=9日置き。4×4=16日置き。5×5=25日置き。6×6=36日置き。これは東洋医学での年代別射精頻度の目安だそうです。東洋医学では射精と同時に“精気”も放出されると考え、年を取って頻繁に射精することは「大いに害がある」と警告している。なるほど、だから、「接して漏らさず」という教えがあるのか。つまり射精はさせないという意味だそうです。精気とは、腎に貯蔵される生命力の源。腎の精気が不足すると“腎虚(じんきょ)になる。ps.備忘録 = 一口メモ禿茶瓶で脂ぎった人はアレが好き。は分かりやすい見かけですが、禿でなくとも髪の毛の薄い人も同じく“精気を漏らす(射精)”回数の多い方だそうです。頭隠して尻隠さずの類いでしょうか。215)飲食・色慾をほしゐまヽにして、其はじめ少(し)の間、わが心に快き事は、後に必身をそこなひ、ながきわざはひとなる。後にわざはひなからん事を求めば、初...
Diary-T 223 屋敷豪太の誕生日の夜

Diary-T 223 屋敷豪太の誕生日の夜

Diary-TDiary-T 223 屋敷豪太の誕生日の夜文・アートワーク=桑原茂一ひとりのロックミュージッシャン?一人のドラマーの半生?を一夜で俯瞰するというと大げさだが、出会った頃の二十代の前半から三十代辺まで仕事も絡んでいたこともあって、そういえば彼の最初の結婚に繋がるプライベートでも関係があったといえばあったか…、ま、彼の人柄には裏表を感じなかった。もちろん、成功したあとの四十代も五十代も付き合いがなかったので彼の本当のことは分からないが、少し前に食事を共にした印象では最初に出会ったときの飾らない自然体は今も変わらない気がする。ようするに懐が器が大きいというのだろうか、細かいことはどうでもいい、やるときはやるタイプだ。でなければイギリスマンチェスター出身の世界的な有名バンドSimply Redのメンバーとして世界ツアーをこなすという偉業は、私の知る限り、フリーおよびフェイセズのメンバーだった山内 テツを除いて日本人ロックミュージシャンではこれまで存在しなかったのではないだろ...
Diary-T 224 「求む楽園」

Diary-T 224 「求む楽園」

Diary-TDiary-T 224 「求む楽園」文・アートワーク=桑原茂一人の手助けを借り手自分の作品を作る時代の幸福さを私は心ゆくまでご随意に満喫したい。人様のアイデアや作品を素材にして、しかも、道具もアプリやソフトの力をありったけ借りて、自分の想像する空想する気持ちの良い納得感のあるなにか=作品もどきを描くつくる喜びを悔いなく満喫したい。手が上手に動く、修練の賜物として巧みな絵が描ける、本来ならそれが作品と呼ばれた、もちろんいまもそうした方法こそ「作品」と呼ばれてしかるべきものなのかもしれない。きっとそうだ。しかし、そんなアーティストでも、仮に事故にあって手が消えたとしても、沸き上がるイメージまでも消えることは無論ないはずだ。もしその消えてしまった手助けをアプリやソフトやテクノロジーが叶えてくれるのなら存分に利用しようじゃないか。と私は満喫道楽新しいもの数奇だ。でも、なんだかんだいって、やっぱり手の描くものには叶わないよな…。そんな気持ちを、「ほら、これみて!」と肯定してくれ...
Diary-T 225 1963 for PIRATE RADIO

Diary-T 225 1963 for PIRATE RADIO

Diary-TDiary-T 225 1963 for PIRATE RADIO文・アートワーク=文・アートワーク=桑原茂一この二週間の土日を二回潰し、平日も時間を見つけてはPIRATE RADIOの編集をしている。お陰でこのブログも暫く間が空いてしまった。 今回のテーマは1963 &… 連続三日目の夕方、昨夜のことだ、まさかの七回目のバウンスへ突入のまま…。 パリコレのコムデギャルソンの選曲仕事で絶壁に立った記憶が蘇る。三桁のギャラが吹っ飛ぶほど音源を買いあさりそれでも納得のいく楽曲に出会えない悪夢から抜け出せず、終わったと思えば細部が気にかかり、必死に細部をクリアーすれば今度は全体が凡庸に感じるという終わりなき迷宮。 しかも川久保さんの選曲は常に革新的なファッションショーの為だから同じ手は使えない。もう手に入る楽曲はすべて聞いた、それでも、と…がそんな無意味な弁解を自問したところで、目の前にある現実は変わらない。川久保さんのコレクションとの二十年間の選曲も、終局に向かう...
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