Diary-T 218 The Last Night.
Lounge
2015年4月15日

Diary-T 218 The Last Night.

Diary-T

Diary-T 218 The Last Night.

文・アートワーク=桑原茂一

smile rock again が終わった。

そして、NEW BEGINING はここから…

それにしても音楽の力はストレートだ。
MADSAKI 伊藤陽一郎 佐々木潤
三人の強靭なDJの魅力をこの夜は存分に楽しんだ。

パーティーの魅力は集まる人たちがつくる。

その名の通り、clubkingはこれまでも数多くのpartyをオーガナイズしてきた。そして一年半ほど前にdictionary倶楽部を開校してからもこれまでとは違うclub,
ART School=partyを模索してきた。
しかし自由の国ニッポン、そこかしこに民主主義がはびこる希望の国となれば、それがいかにピンポイントからの近隣という名の苦情であれ、そのことを真摯に受け止め最大限に考慮しながらARTSCHOOLを運営することが東電のメンタリティーとは明らかに違う人の道だ。
そのことで多少プランがすくみがちになるがその程度のことが我々の置かれた状況を考えれば何が問題と云えようか、すなわちここは大人のためのART Schoolなのだから、社会的な責任を極限まで配慮することは当たり前のことではないかハハハハ…。

そして辿り着いたのが「アットホームな集い」
というコンセプト。
つまりその展覧会の関係者が交遊を深めるための慰安を兼ねた最小単位の集い=partyだ。

だから一見たくさん人が集まっているように見えるかもしれないがそれは明らかに錯覚で、集まる人を私やあなたの指で数えれば、たかがその数は、四、五人からせいぜい十人程度というのが真実だ。
ということは、もうどんなにハシャイだところで、
騒音と呼べるようなものは皆無であって、
感じ方の個人差を考慮したところで、
誠にクワイアットビレッジな集いであることは間違いない。
だからといってDJの回す選曲は間違いなく最高級だから文句を云われる方はどこを探してもおいでにはならない。
ただ音量は極めて小さいのだ。気をつけて耳を側立てていないとディクショナリー倶楽部から五十メートル圏内をしこたま通る山手線の電車の音にかき消されてしまうほどだ。

分かりやすく要約すると、

「適量の音量で最高級の選曲を楽しむ」。

例えればドンペリのシャンペンにベルーガのキャビアといっても謙遜過ぎることはありません。
もちろんダンスを踊るなんてもっての他であります。
あり得ない。思わず腰が微妙にリズムを刻んだところで誰がそれを感知するというのでしょうか。ない話だ。

しかも、この集いには気品だけしかないといっても過言ではない(パーティー)だが、なんとも年齢が必要以上に広範囲なのはともすればアメイジングでもある。
七歳の着飾った可愛いロリータから古希をさらっと通り過ぎた天女まで、華麗で優美で壮麗、眉目秀麗な男女が集うのだから、
この際断言すれば、

メディアはやはり続けることが大切でごわす。

さて思い出の黄色いハンカチをとくとご覧頂きたい。

ps. あの夜、iphoneのバッテリーの残量不足のため写真点数が思ったよりも微小だったことをお詫び申し上げます。

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