堀口義弘
ロールス・ロイスの新型コンバーチブル「ドーン」が日本上陸|Rolls-Royce
Rolls-Royce Dawn|ロールス・ロイス ドーンロールス・ロイスの新型コンバーチブル「ドーン」が日本上陸ロールス・ロイスの第4のモデルとして2015年9月にデビューした「ドーン」。同社ならではの贅を尽くしたコンバーチブルがこのたび日本に上陸し、お披露目された。Text by OTANI Tatsuyaレイスと変わらない静粛性と快適性を確保いかにもロールス・ロイスらしい、豪華で優雅な2ドア、4シーターのコンバーチブルモデルが誕生した。そのモデル名、「ドーン(Dawn)」は夜明けを意味する。ハードウェア面から見れば、ドーンの基本は「ゴーストII」や「レイス」と同じ。ボディの外寸は同じ2ドアのレイスに酷似するが、V12 6.6リッター ツインターボエンジンはゴーストIIと同じ570psと780Nmを発生する(レイスは632psと800Nm)。また、オープントップ(ロールス・ロイス流にいえばドロップヘッドクーペ)を備えるドーンの車重は、ゴーストIIやレイスより200kgも重い2,...
CES 2016リポート 前編 「21世紀のフラワーチルドレン」が好むのは?
CES 2016リポート 前編「21世紀のフラワーチルドレン」が好むのは?毎年1月にラスベガスで開催されるコンシューマー エレクトロニクス ショー(CES)。その名前のとおり家電がメインのショーであるが、世界が注目する最先端の電子技術を披露する場ということもあり、近年は電子化が進む自動車業界も積極的に出展し存在をアピールする。その様子を、前後篇にわけて大矢アキオ氏がリポート。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYA主役の一つはスマートウォッチ世界最大級の家電エレクトロニクスショー「CES 2016」が、1月6日から9日まで米国ラスベガスで開催され、3,800におよぶ出展社・団体で賑わった。1967年以来、ビデオカセット レコーダー、レーザーディスク、プラズマTVなど、エポックメイキングな製品のデビューで飾られてきたこのショー。今回の主役の一つは“スマートウォッチ”だった。ここ数年のウエアラブル端末やドローン人気に代わるものといってよい。サ...
718ボクスターのワークショップに参加|Porsche
Porsche 718 Boxster |ポルシェ 718 ボクスター718ボクスターのワークショップに参加ターボによる出力と加速の増強を実感新型911と同様、ダウンサイジング化とターボ化が施された新型ボクスター。車名も「917ボクスター」に変更されたのはご存じの通り。同モデルのワークショップに参加したジャーナリスト、金子浩久氏によるリポートをお送りする。Text by KANEKO HirohisaPhotographs by PORSCHE JAPAN4気筒ターボチャージド水平対向エンジンが新型の肝ポルシェは重要なニューモデルを発表する直前に、世界中からメディアを集めてワークショップを行っている。フランスで行われたのは「718ボクスター」。正式発表が予定されている3月1日のジュネーブ自動車サロンの5日前の2月25日にマルセイユ近郊のミシュラン・タイヤのテストコースでワークショップは行われた。世界各国のメディアを何カ国かに分けて行われていて、同じ回には日本からの我々のほかにカナダ...
最新のポルシェ911ターボに試乗|Porsche
Porsche 911 Turbo|ポルシェ 911ターボ最新のポルシェ911ターボに試乗世界でもっともバーゲン価格のスーパースポーツカー昨年12月に、ほかの911ファミリーと同じく991型の改良版へ進化した、ポルシェ「911ターボ」。991 II型の発表に合わせて「911カレラ」をはじめ一部モデルを除くほとんどの911シリーズがターボチャージャー付きエンジンを搭載するなか、これまでトップモデルとして与えられてきた称号「ターボ」を名乗る矜持はどこにあるのか。河村康彦氏が南アフリカのサーキットと公道で試乗し、その答えを探る。Text by KAWAMURA Yasuhiko進化し続けるポルシェ911水平対向デザインのエンジンや、リアエンジンのレイアウト ―― ある意味“孤高”とも呼べそうなそうしたテクノロジーにこだわり、それを徹底して磨き上げることで、今も世界第一級のスポーツカーとしての座を守り抜くポルシェ「911」。半世紀以上に及ぶ長い歴史のあいだで共に歩んで来た多様な嗜好を持つユ...
プジョー3008に新パワートレインを搭載|Peugeot
Peugeot 3008|プジョー 3008プジョー3008に新パワートレインを搭載プジョー・シトロエン・ジャポンは8日、プジョーブランドのクロスオーバービークル「3008」に新パワートレインを搭載し、販売開始したと発表した。Text by YANAKA Tomomiフル装備ながら、価格は349万円プジョー初のクロスオーバービークルとして2010年に日本に上陸した「3008」。2014年にはフェイスリフトを受けたが、今回新たにパワートレインが変更されるとともに、さまざまな装備を標準で搭載し、さらなる進化が図られた。パワートレインはインジェクションノズルを改良することで最高出力が9psアップし165pとなった、1.6リッターターボエンジンに加え、トランスミッションは第3世代になる6段オートマチック(EAT6)に刷新。アイドリングストップ機能も搭載し、燃費は前モデル比で、40パーセントも改善し14.6km/ℓを達成した。また標準で「グリップコントロール」を搭載。タイヤの空転を抑制するト...
ジュネーブを沸かせた2台の猛牛|Lamborghini
Lamborghini Centenario|ランボルギーニ チェンテナリオLamborghini Huracan LP 610-4 Avio|ランボルギーニ ウラカン LP610-4 アヴィオジュネーブを沸かせた2台の猛牛|Lamborghiniジュネーブ モーターショーにおいて、エキサイティングな2台のランボルギーニがワールドプレミアされた。1台は、ランボルギーニの創設者であるフェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念したV12ミッドシップの特別限定車「チェンテナリオ」、そしてもう1台が戦闘機から着想を得たという「ランボルギーニ ウラカン LP610-4 アヴィオ」である。Text by SAKURAI Kenichi限定40台のハードコアモデル多くのニューモデルが出揃った今年のジュネーブ モーターショーの中でも、もっともギャラリーを集めたホットなブースとなったのが、ランボルギーニである。今年は創設者であるフェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年であり、また11年に...
フェラーリ、4人乗り4WDモデル「GTC4ルッソ」を発表|Ferrari
Ferrari GTC4Lusso |フェラーリ GTC4ルッソ過去のビッグネームが復活フェラーリ、4人乗り4WDモデル「GTC4ルッソ」を発表フェラーリ初の4WDモデル、「フェラーリ フォー(FF)」がマイナーチェンジを実施すると同時に、新たに「GTC4Lusso(ルッソ)」のネーミングでジュネーブモーターショーに登場した。「FF」のデビューからちょうど5年、大きく進化したエクステリデザインと、ルッソというネーミングに隠された意味を読み解く。Text by SAKURAI Kenichiフェラーリ フォー(FF)をマイナーチェンジ従来の「FF(フェラーリ フォー)」というネーミングから一転、新たに「GTC4Lusso(ルッソ)」へと機能やデザイン、そして車名も進化したフェラーリ初の4WD本格グランツーリズモ。現在開催中のジュネーブモーターショーでのワールドプレミアに先駆けること半月前、2月16日にイタリアはコモ湖ヴィラ・エルバで世界中から集まったフェラーリのVIP顧客にお披露目さ...