堀口義弘
新型メルセデス・ベンツ Eクラスに試乗|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E Class|メルセデス・ベンツ Eクラス新型メルセデス・ベンツ Eクラスに試乗乗用車の新たなるスタンダード今年1月に開催された北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)でお披露目された新型メルセデス・ベンツ Eクラス。7年ぶりのフルモデルチェンジで大きく進化した同モデルの試乗記をおとどけする。Text by SHIMASHITA Yasuhisa乗用車のスタンダード1953年のメルセデス・ベンツ180を祖先とする「Eクラス」の歴史は、常に最先端の技術の投入により乗用車のスタンダードを更新することによって紡がれてきた。しかも、それは単に採用するというだけでなく、必ず普及へと繋げられてきたのである。例えば近年で言えば、W124型(1985-1995年)のABS、そしてW210型(1995-2002年)のESPなどは、初出こそ「Sクラス」に於いてであったが、Eクラスへの採用によって、その後ポピュラーな装備として定着していくことになったと言っていい。そ...
マセラティ初のSUV、レヴァンテに試乗|MASERATI
MASERATI Levante|マセラティ レヴァンテマセラティ初のSUV、レヴァンテに試乗ぜいたくで少しセンシュアルマセラティが満を持してリリースした初のSUV「レヴァンテ」。2016年秋のデリバリーを前に小川フミオ氏がイタリアで試乗した。Text by OGAWA Fumioラインナップは3リッターV6ガソリン2タイプとディーゼルの計3種類マセラティ史上初のSUV、「レヴァンテ」。2016年秋のデリバリーを前に、さっそく本国で乗る機会に恵まれた。ラインナップは、350psの3リッターV6搭載の「レヴァンテ」、同じエンジンながら430psにチューンナップされた「レヴァンテS」、そして遅れて3リッターV6ディーゼルの「レヴァンテ ディーゼル」が加わることになっている。うち2台のガソリンモデルを試すことができた。レヴァンテの試乗会場は北イタリアのリゾート、ガルダ湖畔。南北52kmに及ぶイタリアで最も広い面積を持つ湖であり、氷河湖である。急峻な山の合間に水が広くたまったという風情で、...
トゥーランによりスポーティな「Rライン」を設定|Volkswagen
Volkswagen Golf Touran TSI R-Line|フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン TSI Rライントゥーランによりスポーティな「TSI Rライン」を設定フォルクスワーゲン グループ ジャパンは21日、7人乗りのコンパクトMPV「ゴルフ トゥーラン」にスポーティな内外装の「TSI Rライン」を設定。販売を開始した。Text by YANAKA TomomiR GmbH社によるRライン専用パーツを装着11年ぶりのフルモデルチェンジが行われ、今年1月に日本にも上陸した「ゴルフ トゥーラン」。フォルクスワーゲンの最新の生産方式「MQB」を採用し、前モデルよりも室内スペースが拡大しているのが特徴だ。新たに設定された「TSI Rライン」は、1.4リッター直列4気筒ターボが最高出力110kW(150ps)、最大トルク250Nm(25.5kg)を発生する、これまでの上級グレード「TSIハイライン」がベース。内外装には、レースマシンのチューニングを手がけるフォルクスワーゲン...
DINING OUT ONOMICHI with LEXUS参加記|LEXUS
DINING OUT ONOMICHI with LEXUS参加記尾道を舞台とした、気鋭のシェフ6人による奇跡の共演食を通じて、美しい自然や伝統文化、歴史、そして産物など地方に眠っているさまざまな価値を再編集し、新たな価値として顕在化させることで、地域経済の活性化を目指すという地域振興プロジェクト「ダイニングアウト」。その8回目となるイベント「DINING OUT ONOMICHI with LEXUS」が、風薫る3月下旬の週末、広島県の尾道で開催された。Text by YAMAGUCHI Koichi「フュージョン」をテーマに6人のシェフをキャスティング「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトとするダイニングアウト。これまでも場所を変えながら、数日だけオープンする野外レストランとして、新潟県の佐渡をはじめ、沖縄県の八重山や徳島県三好市の祖谷など、日本各地の名所を舞台に、7回にわたって開催されてきた。毎回、テーマに則った特別な体験を参加者に提供してきた同イベントだが、今回のテーマ...
CES 2016リポート 後編 自律走行車、成否の鍵は「エモーション」
CES 2016リポート 後編自律走行車、成否の鍵は「エモーション」毎年1月にラスベガスで開催されるコンシューマー エレクトロニクス ショー(CES)。その名前のとおり家電がメインのショーであるが、世界が注目する最先端の電子技術を披露する場ということもあり、近年は電子化が進む自動車業界も積極的に出展し存在をアピールする。その様子を、前後篇にわけて大矢アキオ氏がリポート。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYAグーグルは自動車を造るのか世界最大級の家電・エレクトロニクス見本市「CES」は、業界関係者およびジャーナリストに向けたプロ向けイベントである。期間中、開催地であるラスベガスへ向かう飛行機の乗客は、ほぼすべてCESビジターといってよい。筆者がニューヨークから登場したアメリカン航空機もしかりだった。隣に座っていたのはイスラエル系のプロダクトデザイナーだった。彼は手がけているウエアラブル端末について触れ、「市場には400ドル以上の商品が多い...
ベントレー史上初のSUV「ベンテイガ」日本上陸|Bentley
Bentley Bentayga|ベントレー ベンテイガベントレー史上初のSUV「ベンテイガ」日本上陸ベントレー モーターズ ジャパンは、6月9日(木)、都内にてベントレー史上初となるSUVモデル「ベンテイガ」の日本初披露を行った。価格は、2,695万円で、すでに日本でのオーダーは開始されているが、日本への年内割り当てとなる80台は完売という人気ぶりだ。Text by OHTO Yasuhiroオフロードも走れるベントレークーペモデルの「コンチネンタル」、セダンの「フライングスパー」に次ぐベントレーの新たな柱となる新型モデル「ベンテイガ」のジャパンプレミアが実施された。ベンテイガは、2012年のジュネーブショーにて発表されたコンセプトカー「EXP 9F」に端を発するベントレー初のSUVモデルで、2015年9月に開催されたフランクフルトショーでワールドプレミアされ、正式な発売が公表された。このモデルは、同ブランド初のSUVであるが、設計、エンジニアリング、ハンドメイドによる生産はすべ...
新型Eクラス ワゴン、ワールドプレミア|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class Estate|メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンMercedes-AMG E 43 Estate|メルセデスAMG E 43 ステーションワゴン新型Eクラス ワゴン、ワールドプレミア今年1月にモデルチェンジした「Eクラス セダン」につづいて、「Eクラス ステーションワゴン(欧州名エステート)」も新型となった。ドイツで行われたワールドプレミアに立ち会った、島下泰久氏のリポート。Text by SHIMASHITA Yasuhisa実用ワゴンからスペシャリティ的なアピアランスへ6月7日にダイムラーAGは、ドイツ・シュトゥットガルトにて開催中のテニスATPワールドツアー“メルセデス・カップ”会場にて、新型メルセデス・ベンツ「Eクラス ステーションワゴン」を世界に向けて初公開した。未だクラシックカーとして高い人気を誇る1978年デビューの123型から数えて、通算6世代目となるモデルだ。新型Eクラス ステーションワゴンの最大の特徴とし...
ポロ、ゴルフ、ゴルフヴァリアントをアップグレード|Volkswagen
Volkswagen Polo|フォルクスワーゲン ポロVolkswagen Golf|フォルクスワーゲン ゴルフVolkswagen Golf Variant|フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント主力3モデルをアップグレードフォルクスワーゲン グループ ジャパンは「ポロ」「ゴルフ」「ゴルフ ヴァリアント」の主力3モデルのアップグレードを実施。新たなエントリーグレードの設定や、装備の充実をはかった。Text by YANAKA Tomomi安全装備や快適装備を中心に追加フォルクスワーゲンの新しいブランドスローガン「Think People(=人を真ん中に考える)」という考えのもと主力の3モデル実施されたアップグレード。安全装備や快適装備を中心に盛り込まれ、実質的な値下げとなる。ポロでは200万円を切ったエントリーグレード「TSIトレンドライン」を新たに設定。「TSIコンフォート」ではリヤビューカメラやオーディオコントロールのついたマルチファンクションステアリングホイール、レイン...