2008-2009年 3人の論客が自動車界を斬る(前編)

2008-2009年 3人の論客が自動車界を斬る(前編)

2008-2009年 3人の論客が自動車界を斬るクルマをめぐるゆく年くる年100年に一度といわれる世界的な大不況が自動車界にも激震を起こした2008年。しかし、数多くの魅力的なニューモデルが生まれたのも事実である。この激動の時代において、クルマは、そしてクルマをめぐる社会はどこにむかうのか?自動車界における気鋭の論客3人が、2008年を振り返りつつ、2009年を展望する。語るひと=小川フミオ瀧 昌史渡辺敏史写真=吉澤健太(ポートレート)まとめ=オウプナーズオリジナリティがGT-Rの最大の魅力──今日はクルマとクルマをめぐる社会について2008年を振り返りつつ、2009年を展望したいと思います。まず2008年の1年間でどんなモデルが印象に残りましたか。渡辺 そういう質問を受けるたびに、僕は(日産)GT-Rと答えています。このご時世になる直前に、ぎりぎり滑り込んだクルマだし、単純に日産があのポルシェ911ターボの速さ凌駕するモデルを供給している、その事実は日本人としてうれしいなと思うん...
2008-2009年 3人の論客が自動車界を斬る(後編)

2008-2009年 3人の論客が自動車界を斬る(後編)

2008-2009年 3人の論客が自動車界を斬る(後編)ハイブリッド、ピュアEV、そして燃料電池──。100年に一度といわれる世界的な大不況と、深刻化する環境問題──。この激動の時代において、クルマは、そしてクルマをめぐる社会はどこにむかうのか? 自動車界における気鋭の論客3人が2009年を展望する。語るひと=小川フミオ瀧 昌史渡辺敏史写真=吉澤健太(ポートレート)まとめ=オウプナーズCO2とエコの関係──では、これからは2009年以降を展望していただきたいと思います。まず、世界的な自動車不況と、環境問題をぬきには、現在のクルマをめぐる状況は語れないと思うのですが。渡辺 まずアメリカのビッグスリー(GM、フォード、クライスラー)が厳しい状態に陥ったのは、燃費の悪い大型車ばかり売っていたからとマスメディアで指摘されていますよね。たしかに、一因としてはあるけれど、それがすべてではないと思うんです。小川 それは、エコと自動車産業の凋落の複雑な関係ってことですね。渡辺 ひとつ言えるのは、エ...
フォルクスワーゲン グループが設計する未来のクルマ社会|Volkswagen

フォルクスワーゲン グループが設計する未来のクルマ社会|Volkswagen

Volkswagen Group|フォルクスワーゲン グループトータルで構築する、持続可能な未来へのクルマフォルクスワーゲン グループが、クルマの電動化を進めている。それは、たんにクルマづくりだけでは完結しない、グローバルな視点からみた持続可能なモビリティ社会の構築を目指したものだという。エネルギーのefficient(高効率化)からsustainable(持続可能化)へ。フォルクスワーゲン、アウディ、ベントレー、ポルシェといったいくつものブランドをもつ巨大企業は、未来のクルマをどう設計しているのか。インタービューや最新EVモデルから読み解く。e-up!とe-Golfが日本に上陸電気自動車「e-up!」と「e-Golf」の2台が、2015年より国内導入される。CHAdeMO対応など日本のEV環境にあわせた仕様での登場だ。up!の電気自動車e-up!を体験するフォルクスワーゲンのもっとも小さいモデル「up!」にモーターを搭載した電気自動車「e-up!」。日本での発売に先立ち、国内で試...
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