おうちシネマ

連載|おうちシネマ 第3回「昭和の大作、角川映画にもう一度出会う」(後編)

連載|おうちシネマ 第3回「昭和の大作、角川映画にもう一度出会う」(後編)

TVドラマのスピンオフというジャンルもほとんどない時代。映画はスケールが大きく、「銀幕」という言葉がまだ生き生きとしていた時代。それが昭和だ。角川映画の多くは、経済成長期にあったこの時代ならではの、猥雑さと胡散臭さと興奮が入り交じった日本を見事に切り取っていた。エンターテインメントとグロテスクさは両立しにくいにもかかわらず、だ。タブーを恐れず、社会の闇や人間の裏の顔といった目を覆いたくなる部分もあえて描くという意味では、『パラサイト 半地下の家族』のような現代韓国映画とよく似ている。かつては、濃厚でドラマティックな邦画が多く作られていた。別世界に住む映画スターが、日本にも多く存在していた時代でもあった。
連載|おうちシネマ 第2回「昭和の大作、角川映画にもう一度出会う」(前編)

連載|おうちシネマ 第2回「昭和の大作、角川映画にもう一度出会う」(前編)

映画界では、コロナ禍により新作の撮影もストップしている。現在はWEB上で新作を公開する動きもある。そんな中で、いつも私たちを楽しませてくれている映画人たちを応援する方法のひとつが、旧作を観ること。第1回でご紹介したように、動画配信サービスが制作するオリジナル作品を観るのもいいが、子供の頃に観たあの作品、もう一度見たい思い出の作品、つい見逃していた昭和の名作を観るのもおすすめだ。新作が次から次へと公開されると、旧作鑑賞はついつい後回しにしてしまいがち。今こそ、懐かしい旧作に再会するチャンス。昭和生まれの私にとって、嬉しい再会となったのは、子供の頃に強烈なインパクトを残してくれた角川映画だった。
連載|おうちシネマ「Netflixオリジナル映画編」

連載|おうちシネマ「Netflixオリジナル映画編」

世界的に感染が拡大し続けている新型コロナウイルス。4月7日(火)には日本でも不要不急の外出自粛などを求める緊急事態宣言が発令され、自宅にいる機会が増えた人も多いはずだ。映画館の休業や、新作映画の公開延期が相次ぎ、映画ファンにとっても辛い状況はまだしばらく続きそうだが、こんな時こそ家で観られる動画配信サービスがおすすめだ。そこで今回、映画ライターの牧口じゅん氏をナビゲーターに迎え、家で観られる映画に特化した連載をスタート。第1回はNetflixのオリジナル作品を紹介する。
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