New York Style Flower by FLORALUXE
「New York Style Flower by FLORALUXE」に関する記事
和気雅美|FLORALUXE プリザーブドフラワーギフト
FLORALUXE幸せになれると約束されたジューンブライドに贈るFLORALUXE プリザーブドフラワーギフト欧米では最高に美しい季節を迎えています。春から芽吹きはじめたグリーンは咲き揃い、空気は文字通り芳しい。神話の女神に幸せを約束されなくとも、この自然のなかで結婚できればそれ以上の幸せはないと思えてくるはず。文・写真=和気雅美ブーケに対する「こだわり」からスタートする手づくりするレッスンFLORALUXE が主宰するNew York Flower Schoolではウエディングブーケ ハンドメイドプライベートレッスンを開催しています。ウエディングブーケの発祥は、男性が庭の花々を摘んで束ね、女性にプロポーズした習慣からといわれています。そして「Yes」のかわりにそのブーケから1輪を抜いて男性の胸もとにそっと挿す。そんな言い伝えにならって、FLORALUXEではブーケを手づくりするレッスン「To Be a Perfect Bride」を開始しました。新郎でも新婦ご自身でも、またはおふ...
連載・和気雅美|ニューヨークスタイル~海への憧憬をフラワーデザインに~
FLORALUXE|フローラリュクス夏のアレンジメント ニューヨークスタイル海への憧憬をフラワーデザインにフラワー業界のシンポジウムがあって、ボストンとニューヨークに行ってきました。この季節、ニューヨークの街中を歩くとかならず目に入るのが“珊瑚=Coral”をテーマにしたデザインです。文・写真=和気雅美“珊瑚=Coral”をテーマにした夏のアレンジメント日本でいう、いわゆるマリンテイストではなく、英語の「Nautical」(ギリシャ語で「航海」を意味する)という言葉がぴったりくるような、大航海時代を彷彿させるノスタルジーを感じさせ、ウィンドウディスプレイ、アクセサリー、インテリアアイテムはもちろん、ベッドリネン、テーブルウェアにいたるまで、夏のニューヨークのリュクステイストはすべてここに帰結してしまうようなモチーフです。日本的な感覚からすると、珊瑚の枝ぶりがデザイン的に美しいかどうかということは意見がわかれると思うのですが、意匠化されたデザインは理屈ではなく、リュクスの本質を具現し...
連載・和気雅美|Bathing Flowers“お花も入浴中”
FLORALUXE|フローラリュクスBathing Flowers “お花も入浴中”9月の声を聞いた途端に、ニューヨークの空気は見事に冷気に変わります。まるで紅葉を待ち構えているかのように――異常な暑さの東京の夏も9月を迎えて、秋を感じたいですね。文・写真=和気雅美手間と愛情に応えるかのように美しく咲く花たち南青山の「FLORALUXE(フローラリュクス)スタジオ」で、猫足のバスタブを花器に見立てて花をアレンジしています。正確にはお花の「水揚げ」中なのですが、アメリカでは水揚げのことを、水を飲ませる“drink water”と表現するのが印象的。市場から届いたばかりのお花は、原産地から早くても数時間、オランダやアフリカ、南米から空輸されてくる花にいたっては数十時間もの長旅でお疲れです。そんな花をフレッシュに生き返らせるために、きれいに葉を取ってあげて茎を斜めに切り落として水を吸いやすくします。優しく手間をかけたらかけただけ、愛情に応えるかのように美しく咲いてお返ししてくれます。花首...
連載・和気雅美|FLORALUXEの秋のテーマカラーは“紫と青”
FLORALUXE|フローラリュクスFLORALUXEの秋のテーマカラーは“紫と青”深まりゆく秋を感じたいのに、なかなか深まらない秋。今年のFLORALUXEの秋のテーマカラーは、紫と青の気分です。文・写真=和気雅美ニューヨークで見つけた紫の蝶々をそっととまらせて秋を感じさせるブラウン色や紅葉した実ものに、差し色としてFLORALUXEの秋のテーマカラーの“紫と青” を使いたくなりました。柘榴(ざくろ)やカシスの実が森のなかで熟す──そんなイメージです。深いボルドー色、赤紫の薫り高いバラ。濃い紫が、咲くほどに中心が鮮やかなピンク色に変化していく、小悪魔的なバラ。グレーの葉やエキゾティックな黒の多肉植物と合せて混沌とした世界観をつくりました。もうひとつは、グレー色のユーカリの実と、色移りしたかのようなアンティークな秋色アジサイとを束ねて、ブーケに。そして、ニューヨークで見つけた紫の蝶々をそっととまらせて。この作品は現在発売中の『Best Flower Arrangement 2010...
連載・和気雅美|大人のためのハロウィン
FLORALUXE|フローラリュクス大人のためのハロウィンハロウィンは子どもの一大イベントですが、大人も童心に帰り、心から楽しめるイベントです。忘れていた夏休みのお化け屋敷ごっこ、肝試しのような感覚──東京でもFLORALUXEサロンのお隣に、石畳の外人だけが住んでいる家々のコミュニティがあるのですが、そちらは10月のはじめから窓という窓、植え込み、木の下などに大人向けのハロウィン装飾があって驚かせて(楽しませて?)いただいています。文・写真=和気雅美パンプキンを花器に見立てたハロウィンアレンジメントハロウィン(Halloween)は、キリスト教の All Hallow's Day<諸聖人の日 (万聖節、11月1日)>の前夜が短縮され、Hallowe'enからHalloweenへと変化してきた言葉ですが、もとはアイルランドやスコットランドにキリスト教が伝わる以前からのケルト人の古代の祭り ~収穫期の終り、厳しく暗く長い冬のはじまり、そしてあたらしい一年のはじまり~ に起源があります...
連載・和気雅美|フレッシュフラワーだけがもつ生命力を感じて
FLORALUXE|フローラリュクスフレッシュフラワーだけがもつ生命力を感じて言葉にすると当たり前ですが、フレッシュフラワー(生花)には、「気」や「生命力」といったパワーがあります。そばに置いておくだけで、香りはもちろん、目に入る鮮やかな色彩に五感が刺激されて幸せを感じます。私、和気雅美がいまこうしてフローラルデザイナーという仕事をしている原点といっても過言ではありません。文・写真=和気雅美赤とピンクの生花ギフトボックス一年でいちばん華やかな季節、大人のひと抱えほどもある直径33cmのハットボックスに、クリスマスらしい花材を集めて、「FLORALUX2010ギフトアレンジメント」をお届けします。深紅のバラに、情熱の赤いダリア、それに森林浴効果もあるヒバやもみの木、さらに松ぼっくりや姫リンゴをあしらったリュクスなギフト。ボックスのふたを開けたときの、贈られたひとの驚きの顔が思い浮かぶようです。生花ギフトボックスグリーンと赤のアレンジメントパスタプリザを飾って、気分はイタリアン!麻布の...
連載・和気雅美|2011年、本物のバレンタイン
FLORALUXE|フローラリュクス~春のプリザーブドフラワーギフトコレクション~2011年、本物のバレンタイン「本物のバレンタイン」──あるところで目に飛び込んできたキャッチフレーズです。それは花市場に貼ってあった一枚のポスターでした。文・写真=和気雅美花業界が、チョコレート業界に宣戦布告?そのポスターの意図は、欧米にならって「お花を贈りましょう」というバレンタインのあたらしい提唱です。アメリカでは女の子から女の子へ、そして男性から女性へ、お花を贈るのがバレンタイン。その時期には赤いバラの価格が暴騰します。幸せ感を色でたとえるなら、やはりピンク。フローラリュクスではバレンタインにむけてピンクのバラやガーベラを閉じ込めたハットボックスギフトアレンジメント「5th.Avenue(フィフスアヴェニュー)」を発売しました。幸福感が凝縮されたラグジュアリーなギフトです。フローラリュクスのオリジナルラベルをつけたブルーのスパークリングワインと一緒に、“Something Blue”なウエディ...
連載・和気雅美|復活に向けて ~イースター~
FLORALUXE|フローラリュクスイエローカラーで少しの元気と、少しの勇気と、大きな輝きを復活に向けて ~イースター~今回の東日本大震災により被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く平和な日常が回復されることを願っております。9.11世界同時多発テロが発生したときにニューヨークに暮らしていました。人災の最たるものであるテロと、今回の自然災害は性質的には比較になるものではありませんが、国民全員が心の痛みを共有していた、ということではおなじ状況です。当時のジュリアーニ市長は、「なにごともないように生活することがテロに屈しないこと」と繰り返しメディアをつうじて訴え、経済の復興を主張し、それとともに傷が癒えるように徐々に回復していったのを肌で感じました。文・写真=和気雅美~復活に向けて~イースター、復活祭(ふっかつさい)は、十字架にかけられたイエス・キリストが死後3日目に復活したことを祝うお祭りで、「春分の日のあとの最初の満月のつぎの日曜日」に祝われるため年によっ...
連載・和気雅美|花のパワーを信じて ~FLORALUXE Peaceful Heart~
FLORALUXE|フローラリュクスラグジュアリーの本質は、遊び心にある花のパワーを信じて ~FLORALUXE Peaceful Heart~「ラグジュアリーの本質は、遊び心にある」。目に飛び込んできたこのフレーズに共感、最近のお気に入りです。文・写真=和気雅美遊び心に溢れている花々とひとのパワー!今年もサンフランシスコでのAIFD (American Institute of Floral Designers:アメリカフラワーデザイナー協会)のナショナルシンポジウムに参加してきました。毎年、この時期に、どこかの都市で開催されるシンポジウムに集まる面子は顔なじみで、メンバー同士、同期の同窓会のようなもの。“アメリカのフラワーデザインの教育に貢献する”という真面目なお題目はさておき、冒頭の遊び心に溢れていることが、私がここに参加している理由です。毎日、迫りくるような迫力ある花々の競演に囲まれて、その熱気にも負けないそこに集うひとたちのパワーをいただいて一年分のチャージをしてきます。...
連載・和気雅美|ハロウィンの季節のオレンジ色の花
FLORALUXE|フローラリュクスこの季節ならではのアレンジメントを眺めながら……ハロウィンの季節のオレンジ色の花今年もハロウィンの季節が巡ってきました。ハロウィン(Halloween)は、キリスト教の諸聖人の日(万聖節)の前晩10月31日におこなわれる伝統行事です。現代のハロウィンの起源は、中世のキリスト教にさかのぼり、アイルランドのケルト人の収穫感謝祭「Samhain」がキリスト教に取り入れられたものとされています。文・写真=和気雅美さまざまな実ものを取り入れて、ニュアンスのあるアレンジをこの季節になるとオレンジ色の花をつい求めるのは、心が本能的にあたたかさを求めているからでしょうか?キャンドルの炎を連想させる色であり、そしてハロウィンのシンボルカラーでもあるメインのオレンジ色に合せるカラーは、イエロー、赤、グリーン、そして魔女や黒猫のイメージで黒、紫がニューヨークスタイルです。コニカルという名の真っ黒な観賞用唐辛子はポップなイメージ、深い紫色が美しいザ・プリンスという名の薔...
連載・和気雅美|新生の年、2012のはじまりのフラワーアレンジメント
FLORALUXE|フローラリュクスあたらしい年 2012年を祝うフラワーアレンジメント新生の年、2012のはじまりに元旦も地震で迎えた2012年でしたが、昨年のできごとを忘れないように今年も引きつづき気を引き締めて! という天からのご忠告のようでした。遅ればせながら本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。Text & Photo by Wake Masami今年はすべてがあたらしく生まれ変われる一年になりますように新年を寿ぐ色、日本伝統の色に思いを馳せつつ、新生の祈りを込めて、ニューヨークらしさをプラスして表現してみました。 上写真のアレンジは、牡丹色にゴールドにペイントした葉を水引代わりのリボン状にして。 ゴールドイエローと鮮やかな紫は日本伝統色でありながら、ニューヨークでもよく見かけるカラーコンビネーションです。さらに、上の写真は、純白のダリアやアマリリスにライムグリーンの菊を配して、光沢のあるスクエアのブロンズカラーの器でシャープさをプラス。清冽さを表現しました。と...
連載・和気雅美|「ショコラ色のフラワー」バレンタイン2012
FLORALUXE|フローラリュクスチョコレートに代わるショコラ色がアクセントのバレンタインブーケ「ショコラ色のフラワー」バレンタイン2012ST. Valentine――ニューヨークでバレンタインといえば日本とは様子がちがい、大人が情熱的な赤のバラを贈る光景があちらこちらで繰り広げられます。Text & Photo by Wake Masamiチョコレートブティックよりフローリストのほうが断然忙しく、赤バラのプライスは暴騰!そんな大人たちのかたわらで、子どもたちのバレンタインは微笑ましく、赤やピンクのハートがキャラクターとともに乱れ咲いて、あちこちではじまる愛情と友情の交換会は、心あたたまる風景です。今年「FLORALUXE」がご提案するのは、フランボワーズ、カシスピンクといったジューシーなイメージのピンク色とショコラ色で提案するブーケです。バラ、アネモネ、チューリップ、ヒヤシンス、ユリといった春らしい素材から色に注目して組み合わせたら、薫り高いフレグランスブーケのできあ...
連載・和気雅美|「メッセージは“感謝”と“幸せ”」母の日2012
FLORALUXE|フローラリュクスメッセージは、“感謝”と“幸せ”とのリサーチ結果が……母の日に一番うれしいプレゼントは「花」今年の母の日は5月13日。カーネーションの花言葉は、赤は「真実の愛」「愛情」「情熱」、白は「尊敬」「純潔の愛」、ピンクは「感謝」「上品・気品」「暖かい心」、黄色は「美」「嫉妬」「愛情の揺らぎ」「友情」、紫は「誇り」「気品」。あなたは今年はどの色を選んで贈りますか?Text & Photo by Wake Masami母の日の起源は、アメリカ南北戦争直後にまでさかのぼります戦争中、ウエストバージニア州で敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するために地域の女性を結束させた女性の娘、アンナ・ジャービスが「亡き母を追悼したい」という想いから、1908年5月10日、教会で白いカーネーションを配ったのが起源とされ、アメリカのほとんどの州にまたたく間に広まり、1914年当時のアメリカ大統領だったウィルソンが5月の第2日曜日を「母の日」と制定しました。カーネーション...
連載・和気雅美|青い海と輝く太陽に映えるVacance Flower“Marine Rich”
FLORALUXE|フローラリュクス青い海と輝く太陽に映えるVacance Flowerフローラリュクスが提案する“Marine Rich”自然の神秘――植物をよく見ると、海のモチーフに重なるものをたくさん発見します。人類とともに植物も海から陸へ進化したのかも知れません。Text & Photo by Wake Masami生命感あふれる自然からのインスピレーション2012年の夏は、シャネルもヴェルサーチも海の神秘を取り入れたモードに目が釘づけ。まるで煌くスパンコールを纏ったマーメイドになって海底の世界を泳いでいるかのよう。アクアブルー、ペールグリーン、そしてプラチナの輝きは海底から見た水面の煌き。スターフィッシュ(ヒトデ)やコーラルは、アメリカではリュクスな夏を象徴するモチーフなので、FLORALUXEでは以前からフラワーデザインに取り入れていました。たとえばコキーユはアンスリウムで、イソギンチャクはピンクッション、海底のコーラルを表現するとしたらカリフォルニアの砂漠にあ...
連載・和気雅美|クリスマスリースで、2013年のラッキーカラーを先取り!
FLORALUXE|フローラリュクス来年のラッキーカラーは、ゴールド、オレンジ、ブルーの3色クリスマスリースで、2013年のラッキーカラーを先取り!今年のトレンド色といわれた「ピーコックグリーン」。青緑は、水、海、空、森の樹木、そして地球の色。自然のすべてを内包する色だからか、心を鎮めてくれる力を感じます。それに合わせたシンボルは孔雀。孔雀の羽をよく見ると、青、緑に紫、フューシャピンク、カッパーゴールドと玉虫色のように光っています。色をそれぞれの花材で組み合わせて構成していくことになります。Text & Photo by Wake Masami孔雀の羽根模様になった“百の眼”伝説孔雀はキリスト教とは関係が深く、欧米ではこのシーズンによくデコレーションされるアイテムです。それには由来があり、ギリシャ神話にこんな伝説があります。――ヘラの神殿に仕える、イオという美しい巫女がいた。ある日、彼女はゼウスに身を任せよ、という神託を受けて愛人になるが、あるときゼウスは嫉妬深い妻ヘラの眼...