Design
2015年4月24日
和気雅美│花束を買ってきて、自分でアレンジして生けそう(後編)
記念日のための花束、買ったまま渡していませんか?
花束を買ってきて、自分でアレンジして生けそう(後編)
連載タイトルの「男が楽しむ“ニューヨークスタイル”フラワーデザイン」、第1回として、会社員の長谷川栄一さんを迎えての花束アレンジをレッスン中。
前編では、先生の和気さんからのアドバイスなしに、長谷川さんに自由に花瓶に生けてもらいました。後編では、同じ花材を使って、和気さんにポイントを教えてもらいます。
文=オウプナーズ写真=原恵美子
長谷川さんのアレンジは点数をつけると65点。“投げ入れ”は意外と難しい
長谷川さんの生け方を見て、「初めてにしてはお上手ですが、ポイントを知るともっと花が美しく映えます」と和気雅美さん。
ポイントは、二等辺三角形を意識すること。
花の枝を外からクロスさせてスパイラル状になるように生けていく。
葉の角度や、花の正面を意識しながら、二等辺三角形になるように生けていって、たとえば、左上と右下に流れがでるようにアシンメトリーにつくっていく。
さらに、生けたら余分な葉を取り去るのもポイントのひとつ。
アシンメトリーにすることで大胆さが生まれ、“ニューヨークスタイル”らしいアレンジに仕上がっていく。
和気さんのアレンジを見て長谷川さんは、
「同じ花の種類でまとめるときれいですね。かたまりで見えると花がとても生き生きとしてきます。ボリューム感もあるし、なるほどと思いました」と感想を。
和気さんは「全体的に生けようとして花を散らすよりも、グラウンドデザインとして二等辺三角形を意識して、視線の流れ(上から下)もでるようにアレンジするとまとまりのいいアレンジになりますよ」とアドバイス。
さて、「花束を買ってきて、自分でアレンジして生けそう」の第2弾は、バスケットへの生け方レッスン。
四角の専用スポンジへの花の生け方を伝授します。