KENZO PARFUMS
「KENZO PARFUMS」に関する記事
SOMEONE’S GARDEN 西村大助 津留崎麻子 インタビュー 前編
「サムワンズガーデン」というフリーペーパーとウェブサイトを制作している、西村大助さんと津留崎麻子さん。二人がKENZO PARFUMSのスピリットを携えた旅に出たきっかけをたずねる。文=田村十七男写真=北原 薫──「サムワンズガーデン」で、「FLOWER BY YOU」というプロジェクトを展開されました。その概要を教えてください。西村 KENZO PARFUMSのアイコンとも言うべきポピーを携えて、ヨーロッパ中のアーティストやクリエイターと会いつつ、各国を赤い花の道でつなげようという企画です。津留崎 日本でペーパーフラワーを300本以上つくっていったんです。途中で足りなくなったくらい、たくさんの人に手渡しました。──企画の発信はお二人から?西村 いわゆるタイアップ・プロジェクトなんです。けれど、KENZO PARFUMSのスタッフの方々とは、企業のメリットうんぬんを話し合うようなドライな付き合い方じゃないんですよ。僕らがやりたいことに積極的に歩み寄ってくれるというか、クリエイティブ...
SOMEONE’S GARDEN 西村大助 津留崎麻子 インタビュー 後編
赤いポピーでヨーロッパ中のアーティストやクリエイターをつなぐ、FLOWER BY YOU。約1ヶ月、各地をクルマで移動する貧乏旅行。その道中さえも楽しかったと振り返る二人が旅の果てに発見したものとは?文=田村十七男写真=北原 薫──FLOWER BY YOUのウェブを開くと、最初に赤いポピーを抱いた女性の写真が目に飛び込んできますが、あれは津留崎さんだったんですね?津留崎 ええ、そうです。西村くんが撮ってくれました。なにしろ二人きりだったから、旅の様子を伝えるには他に手段がなかったというか……。──二人だけでヨーロッパを回ったんですか?西村 最初から貧乏旅行(笑)。ミラノからスタートして、ウィーン、ベルリン、アムステルダム、アントワープ、ロンドン、そしてパリと、約1ヶ月レンタカーの旅。お金がなくて車中に寝たことも何度かあったよね。津留崎 高速道路で煙が吹いたこともあった(笑)。西村 あれは死ぬかと思いましたよ。──なんと壮絶な! しかし、どんなクリエイターに会うかはさすがに最初から...
BRUTUS TRIP編集長 石渡健文 インタビュー 前編
「旅」と「香り」の共通点──KENZO TRIP編集長 石渡健文 インタビュー(前編)7年に及んだ「BRUTUS」編集長時代。そしてマガジンハウス第3編集局長および「BRUTUS TRIP」の編集長としての現在も、石渡健文さんはKENZO PARFUMSが持つ“非日常へと誘われる力”から目が離せないという。文=田村十七男写真=北原 薫──石渡さんとKENZO PARFUMSにはどんなつながりがあるのか、まずはそこからお聞かせください。これまでに私が編集長を務めた雑誌で、KENZO PARFUMSの広告と編集記事を融合させた、アドバトリアル・ページをつくってきました。直近では、昨年11月にスタートした「BRUTUS TRIP」の2008 6月号で、KENZO PARFUMSの20周年を記念したタイアップページを展開させています。「BRUTUS TRIP」は誌面が大きく見応えがある版型なので、そこで両観音開きをやったらおもしろいだろうと思い、実践してみました。──実際に手にとってながめ...
デザイナー 佐藤オオキ インタビュー(後編)
クリエイションの住処としての空間デザイナー 佐藤オオキ インタビュー(後編)「もっとも注意を払ったのは、KENZOのDNAに組み込まれている日本的な美意識」。「KENZO PARFUMS」の空間デザイン、そのアプローチと派生してゆくブランド哲学について、デザイナー自らが語る。文=田村十七男Photo by Jamandfix──ロゴの解体によって鳥の巣というコンセプトを満たし、その上でどんな具体策で空間を構築したんですか?香水って何だろうと考えてみて、香りというのは必ずしも嗅覚だけに訴えるものではなく、五感すべて、あるいは感情を揺さぶるものだという結論に達したんです。であれば空間も、あらゆる感覚に響くものにしようと。Photo by Jimmy Cohrssenたとえば手触りの良さを引き出すために木を使ってみるとか。商業空間で木材を採用するのは管理上困難な面もあるんですが、あえて採用しました。鉄にしても繊細さをかもし出すために、紙のような軽いイメージで仕上げてあります。──すべては...
KENZO PARFUMS for OPENERS
コンセプトは、「A flower for men. 男性のための花。」シンプルでありながら印象的。繊細でいて、力強い。KENZO PARFUMSを知る旅。まずは11月1日に発売となった「KENZOPOWER」の魅力を、ボトル/パッケージデザインを手がけた原 研哉氏のインタビューを交えながら、紐解いていきたい。(2008.11.14)今年で20周年を迎えたKENZO PARFUMS。歴々の製品のなかから、FLOWERBYKENZOをはじめとした4つのプロダクトに的を絞り、紹介していきます。そこから垣間見える、KENZO PARFUMSの姿とは──TOKYO BY KENZOでパッケージデザインを担当した佐藤可士和氏へのインタビューも必見です。(2008.12.12)ワールドワイドでKENZOの店舗デザインを担当されたnendo 佐藤オオキ氏、そして20周年記念企画の別冊を製作したブルータス トリップ編集長 石渡健文氏などゆかりのある方々にご登場いただき、会社自体のクリエイションや現ク...
デザイナー 佐藤オオキ インタビュー(前編)
クリエイションの住処としての空間デザイナー 佐藤オオキ インタビュー(前編)80カ国250カ所におよぶ「KENZO PARFUMS」の新たなコンセプトによる店舗リニューアル。その一大プロジェクトはいかなる理由で、佐藤オオキ氏率いるnendoに委ねられることになったのか。そして、KENZOらしくもあり、nendoらしくもある、ユニークな空間デザインは、どのようにして生まれたのか。佐藤氏本人が、KENZOとのプロジェクトを振り返る。文=田村十七男photo by Jamandfix──何ゆえ佐藤オオキさん率いるnendoがKENZO PARFUMSの仕事を請け負うことになったのか、まずはその経緯から教えてください僕らにもよくわからないんです(笑)。1年ほど前、突然に「こういう内容だけど、興味ある?」とオフィスに電話がかかってきて、それからあいだをあけずに数名のフランス人とKENZO PARFUMSの日本の方がオフィスにいらっしゃったんです。もちろんそのなかには、KENZO PARFUM...
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