GSXが仕掛けた時計「富嶽」の真相
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世界最高速の12振動モデル、GSX「富嶽」(前編)
前編 高精度化こそ日本の伝統2007年春、“メイド・イン・ジャパン”をテーマにユニークなモデルをリリースする「GSX」から、セイコーインスツル(SII)開発による、毎秒12振動の超高振動ムーブメント搭載モデルが「富嶽」と命名されて発売された。この世界初の市販12振動モデルは、いかに誕生したか? 開発を指揮した、ベスト販売の代表取締役でありGSX WATCH JAPANのクリエイティブディレクターもつとめる石田憲孝氏に、時計ライター名畑政治が迫った。文=名畑政治写真=Jamandfix「富嶽」に込めた思い名畑 一般には2006年のバーゼル・ワールドが、この12振動モデル(※1)の初お披露目だったわけですが、じつは石田さんはそれ以前から、このモデルの存在を知っていた。というより、2006年に発表された12振動モデルには、かなり石田さんからのリクエストが反映されていたんですよね?石田 僕が最初にSIIの12振動モデルの存在を知ったのは4年前。もっとも、12振動の構想自体は10年ぐらい前か...
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