Create an atmosphere of fashion
「Create an atmosphere of fashion」に関する記事
DVD「Vivienne Westwood 1970s-1990」トークセッション 島津 由行 × 荏開津 広(3)
引き続き、3/24に新宿モード学園で開催されたDVD「Vivienne Westwood 1970s-1990」発売記念のプレビュー&トークセッション、ライターの荏開津 広さんとのトークセッション・シリーズの最終回!!左:荏開津 広、右:島津由行荏開津 広(以下E):懐疑的というのは、伝統思考という事ですか?島津由行(以下S):そうです。自分の生まれたルーツだったり、古代ギリシャ、アイスキュロスの劇の頃や19世紀後半のフランスの思想や哲学等も勉強していますよね。そして服のデザインにもそれらのエッセンスが取り込まれていると思います。特に90年代の彼女は、デザイナーとしての一つの体制を構築していくんです。 E:それは、ヨーロッパの老舗ブランドのデザインが、貴族的なものから少しづつアバンギャルドになっていく過程とは逆で、マルコムやジェイミー・リードと組んでグラフィック的アートから関わり始めた彼女が、結果的には西ヨーロッパの文化の伝統を捉え直していったという事ですね。 S:そうです...
「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク」は、ナイスde賞!
Paris Collection meets WALTER VAN BEIRENDONCK「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク」は、ナイスde賞!ユーロ高、ポンド高で、トレンドの芽がアメリカにシフトしている今、パリ・メンズコレクション期間中にそんな潮流を吹き飛ばすような「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)」の2008春夏コレクションに出会いました。写真=島津由行2007年7月1日、pm2:006月28日から7月1日までの4日間、2008年春夏パリ・メンズコレクションが開催され、最終日にウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)を見に行きました。会場は、古い劇場をクラブにして、ショーの打ち上げなどによく使われる、11区のLe Bataclan。午後2時から1時間、モデルが円形状に立っているという80年代的なインスタレーション風の見せ方でした。 パリで81年からずっとコレクションを見続けて...
スポーツ×タウンの新・進化形『NIKE SPORTSWEAR』を着てみる(1)
スポーツ×タウンの新・進化形『NIKE SPORTSWEAR』を着てみる(1)おひさしぶりです、島津です。連載がちょっと間が空いてしまいました。08-09秋冬の展示会やプレビューをいろいろ見て、いちばん気になったのがNIKEから新ラインとしてデビューする『NIKE SPORTSWEAR(ナイキ スポーツウェア)』。そのなかでもプレミアムコレクションの「NSW COLLECTION」を、ぼくなりの視点からご紹介します。語り=島津由行まとめ=梶井 誠(本誌)Photo by JamandfixNIKE初のリアルクローズ・コレクションどうして『NIKE SPORTSWEAR』が気になったかというと、最近、事務所や自宅の周辺を走ったり、仕事の合間に時間ができると青山のスポーツクラブで泳いだりしているんです。というと、知り合いは驚くんですが(笑)、タバコをやめてから身体を動かしたくなったんですね、無性に。ジョギングしたり泳いだりすると当然ウェアなども気になるんですが、あまり本格的すぎるのもち...
11.28 (Fri)「Jazz Room」at fai AOYAMA
11.28 (Fri)「Jazz Room」at fai AOYAMAゲストDJとして参加します11月28日(金)、表参道駅徒歩1分のfai-aoyamaで開催されるイベント「Jazz Room」にDJとして参加します。]「Jazz Room」は、伝説のイベントの東京バージョン 「Jazz Room」は、1981年にロンドン・カムデン・タウンにある『Electric Ball Room』でDJポール・マーフィーによってスタートした伝説のイベントで、後にジャイルス・ピーターソン、バズ・フェ・ジャズ、アンディー・マコンネルなども名をつらねています。今回は1月発売のオリジナルアルバム『Routine Jazz Quintet』、6月に発売した「Fascinated Session」がタワーレコードのJ-Jazz Chart1位を獲得、『Routine Jazz #11』がジャイルス・ピーターソンの J-WAVEの『WORLD WIDE 15』で特集されるなど、ノリにノッている小林 ...
30年目のロサンゼルス(1)
30年目のロサンゼルス(1)ロサンゼルスに最初に行って30年目。1月中旬に某CMの撮影で6日間ほど滞在しました。いつもならそんなに写真も撮ってこないんですが、今回はダウンタウンのホテルが面白かったこともあって、オウプナーズでレポートしてみます。photo by SHIMAZU Yoshiyukiあえてこの写真をメインに……The Standard in Downtown LA撮影の場合、普通ならメルローズやラブレア辺りのホテルかモーテルに泊まるのですが、今回はロサンゼルス国際空港からクルマで約30分の、ダウンタウンの「The Standard in Downtown LA」というホテルを利用しました。ロケ地から徒歩5分という好ロケーションでしたが、中身はLA版のブティックホテル(笑)。外国のホテルで、コンドームが置いてあるのはあまり体験したことがない。しかもパッケージがキッチュで可愛いので思わず撮ってきました。ゲストルームです最上階のプール&バーホテル自体は、20年代に建てられたビ...
30年目のロサンゼルス(2)
30年目のロサンゼルス(2)ロスは昔ほど勢いはないですが、あの緩い空気感が好きで、友人も多いし、古着屋もあるので、気に入っている街のひとつです。photo by SHIMAZU YoshiyukiLo-fi「Lo-fi」North fairfax Ave.323-654-5634今回初めて行った古着屋ですが、60~70年代を中心としたメンズものが多く、オリジナルもつくっています。日本の古着屋と違って、ホコリっぽくないのがいいですね。気候のせいもあるんでしょうけど。ここではストラングラーズの珍しいTシャツを1枚買いました。ヘアメークの佐藤富太さんはルー・リードを買っていましたね。ヴィンテージT シャツは高いですよ、200$~しますから。こういう一軒家の古着屋、やりたいですねぇ。「Lo-fi」の店内RESURRECTION「RESURRECTION」の店内ここは僕が必ず立ち寄る古着屋です。メンズ・ウィメンズがあって、60年代や70年代のピエール・カルダンやイヴ・サンローランのスーツやシ...
マリー・アントワネットに捧ぐ(1)
マリー・アントワネット生誕250周年を記念して12人の新進デザイナーによるドレスを紹介(1)映画『マリー・アントワネット』© 2005 I Want Candy LLC.マリー・アントワネット生誕250周年を記念して、この歴史上最も有名な王妃にインスピレーションを受けた12名のフランス人デザイナーが、デザイン・制作したドレスを「オウプナーズ」で紹介します。これはフランス婦人プレタポルテ連盟と伊勢丹のコラボレーションによる作品で、スタイリストの島津由行さんが、伊勢丹創業120周年を記念した伊勢丹 新宿店「フランス展」の特別イベントの一環であるファッションショーのコーディネートを担当。アントワネットの世界をモードを通して表現したドレスを華やかに仕上げました。映画衣装は、ミレーナ・カノネロ!島津:2007年1月20日にロードショー公開されるソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』(東宝東和/東北新社配給映画)とは直接関わりはないんですが、今回、「フランス展」の演出をされた方...