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Fashion
2015年5月20日
「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク」は、ナイスde賞!
Paris Collection meets WALTER VAN BEIRENDONCK
「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク」は、ナイスde賞!
ユーロ高、ポンド高で、トレンドの芽がアメリカにシフトしている今、パリ・メンズコレクション期間中にそんな潮流を吹き飛ばすような「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)」の2008春夏コレクションに出会いました。
写真=島津由行
2007年7月1日、pm2:00
6月28日から7月1日までの4日間、2008年春夏パリ・メンズコレクションが開催され、最終日にウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)を見に行きました。
会場は、古い劇場をクラブにして、ショーの打ち上げなどによく使われる、11区のLe Bataclan。午後2時から1時間、モデルが円形状に立っているという80年代的なインスタレーション風の見せ方でした。
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パリで81年からずっとコレクションを見続けてきて、服の見せ方として、現在主流のキャットウォーク型にはずっと疑問をもっているので、こういうマルジェラを筆頭とするベルギー的(アントワープ王立芸術アカデミー的)な服の見せ方は大好きですね。
ファッションがアメリカ的なBe TRADに向かっていたり、ビジネスサイドで語られがちないま、それを対極なところにあるコレクションがパリにあるのがうれしい。とても夢を感じます。
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コレクション自体はとても真面目なクリエーションで、最近パリではPOPなものをあまり見ないので新鮮でしたね。ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクには、個人的に“ナイスde賞”を差し上げます。クリエーターとしてくすぐられる部分がありますね。
年が明けたらすぐ次のパリコレです。今度はもうちょっと早くレポートします。