CASIO

終戦直後の日本で創業したカシオ計算機。1957年に発表した世界初の小型純電気計算機「14-A」をはじめ、各種計算機の開発で培われた最先端の技術力を活かし、1972年より時計開発もスタート。1974年には、世界初のオートカレンダー付き腕時計「カシオトロン」を発表し、いち早くデジタルウォッチに特化する。

同社最大のヒット作である「G-SHOCK」が生まれたのは1983年。ケース全体をウレタン樹脂で覆うことで、10mの高さから落としても壊れないタフネスさが売り物だった。しかし、サイズの大きさが敬遠されたためか、当初は国内市場において、いまいち奮わなかったといわれる。

ところが、アメリカ市場でのG-SHOCKは、そのリアルな実用性が軍関係者に注目されるほか、斬新なコマーシャル戦略が功を奏し、瞬く間に人気モデルとなる。逆輸入という形で日本市場に再登場したG-SHOCKは、ストリートシーンからじわりと火がつき、やがて1990年代にはプレミアムが付くほどの大ブームを巻き起こすことになる。その後も、ベイビーGや、MR-Gなど、派生モデルを次々生み出しながら、現在でも同社を代表するシリーズとして毎シーズンごとに新作を発表している。

近年では電波時計にも力を入れ、2003年には世界初のフルメタルソーラー電波時計「オシアナス」を発表。受信アンテナを内蔵するため、どうしても無骨なデザインになりがちだった電波時計の常識を180度ひっくり返し、全身をメタルで覆ったスタイリッシュなデザインを獲得する。また、カシオ独自の5モーター技術により、多機能クロノグラフ化を実現した点も大きなセールスポイントだった。

2007年現在も、カシオ独自のモジュールの小型化技術を推し進め、世界最薄のクロノグラフソーラー電波ウォッチ「オシアナス マンタ」をリリースするなど、あいからずの快進撃を続けている。

創業年:1946年 創業地:日本 東京都三鷹市 主なシリーズ名:G-SHOCK、オシアナス、プロトレック 問い合わせ先:カシオ計算機お客様相談室 03-5334-4869

OLEDの「大峡谷」から自動通訳イヤフォンまで|CES 2018

OLEDの「大峡谷」から自動通訳イヤフォンまで|CES 2018

CES 2018リポート 家電・エレクトロニクス編OLEDの「大峡谷」から自動通訳イヤフォンまでPhotographs by Akio Lorenzo OYA / Mari OYAText by Akio Lorenzo OYAIoT家電、加速するマンハッタン風の町並みの向こうに“エッフェル塔”がそびえ、その先にはヴェネツィアのリアルト橋風の歩道橋が掛かるラスベガスの街並み。そこに出展企業による自動運転車がたたずむ光景は、まるで仮想都市に迷いこんだかのような錯覚を与えてくれた。世界最大級の家電・エレクトロニクス・ショー「CES」。1月9日から12日まで開催された2018年度は、昨年とほぼ同数である3900の企業と団体が11の会場にブースを繰り広げた。このイベントの主役である家電・エレクトロニクス部門には、ラスベガス・コンベンションセンターの中央ホールが充てられている。今年の見どころは、「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」といったAIアシスタントとIoT家電のさら...
手描きの風合いが新鮮なG-SHOCKコラボレーションモデル|CASIO

手描きの風合いが新鮮なG-SHOCKコラボレーションモデル|CASIO

CASIO|カシオG-SHOCK35周年記念!イラストレーター長場 雄氏が手掛けた「DW-5600YU」G-SHOCKが誕生から35周年を迎える節目を記念し、イラストレーター長場 雄氏とのコラボレーションが実現。スペシャルモデル「DW-5600YU」が3月2日(金)からビームスT 原宿にて発売される。Text by YANAKA Tomomiホワイトモデルをキャンバスに、長場氏が思い描く「G-SHOCK」を表現2018年4月に35周年を迎えるG-SHOCK。その本質、カルチャーシーンとの深い結び付きを示すために登場した「DW-5600YU」。このモデルでは、雑誌や広告、アパレルブランドとのコラボレーションなど、多岐にわたり活躍するイラストレーター長場 雄氏が、G-SHOCK史上これまでにない洗練された風合いを与えている。ベースとなるのは、G-SHOCKの原点であるスクエアケースの「DW-5600」。ホワイトベースのG-SHOCKをキャンバスに見立て、長場氏の思い描く「G-SHOCK...
デニムモチーフのG-SHOCK「デニムドカラー」が新たに登場|CASIO

デニムモチーフのG-SHOCK「デニムドカラー」が新たに登場|CASIO

CASIO|カシオデニムの風合いを纏うファッショナブルなG-SHOCKデニムの風合いをケース・バンドに施したG-SHOCK「デニムドカラー」が登場。ファッショナブルな3種類を展開する。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)新たに3モデルをラインナップ年齢や性別を問わずに幅広い人々に愛用され、カジュアルファッションの定番アイテムであるデニム。その風合いを独自の加工技術で腕時計に落とし込んだのがG-SHOCK「デニムドカラー」だ。2016年2月に5モデルがリリースされたが、既に生産終了をしている。そしてこの度、「デニムドカラー」のニューモデルが3種類登場する。GA-700DE-2AJFGA-100DE-2AJFDW-5600DE-2JFビッグケースに立体的なフェイスとフロントボタンが特徴の「GA-700」、シンメトリーデザインが高い支持を得る「GA-100」、初代G-SHOCKの遺伝子を色濃く受け継ぐスクエアフェイスのDW-5600をベースモデルに採用。いずれも、...
アメリカでBUZZった異素材G-SHOCKが、コンパクトサイズで新登場|CASIO

アメリカでBUZZった異素材G-SHOCKが、コンパクトサイズで新登場|CASIO

CASIO|カシオアナログ指針式の大人顔G-SHOCK!しかもトレンドのミッドサイズでシュッとした出で立ち(1)ロゴを効かせた、圧倒的な存在感! メタルと樹脂を組み合わせて、ファッションおよびタフネスを両立させたG-SHOCKシリーズの“異端児”に、リトル・ブラザー(弟分)のようなモデルが登場した。スペックはそのまま、ケースサイズを小型化し、日本人の腕に合う、袖口を邪魔しないスマートな印象を導いたのだ。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)ストリート発のプレミアムウォッチが正統進化のダウンサイズいまスイスのプレミアムウォッチ界では、既存デザインのスモールサイズ化が流行っている。一時、大流行したデカ厚モデルを否定するものではないが、デフォルメしすぎないことで大人のエレガントを追求する気運が高まっているのだ。それはドレスウォッチに限らず、スポーツモデルにも通底する。一歩引いた小ささは、ユーザーを知的に見せると同時に、腕元を引き締め、さらには人物そのものをシュ...
G-SHOCK×布袋寅泰のスペシャルコラボレーションモデル|CASIO

G-SHOCK×布袋寅泰のスペシャルコラボレーションモデル|CASIO

CASIO|カシオデビュー35周年を記念したスペシャルモデル布袋寅泰のアーティスト活動35周年を記念したG-SHOCKのスペシャルコラボレーションモデルが登場。全面に“ギタリズム”模様を配したユニークピースだ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)DW-5600をベースに特別な装いを纏う日本を代表するギタリストでありロンドンを拠点に世界で活躍する布袋寅泰氏。そのアーティスト活動35周年を記念したG-SHOCKのスペシャルコラボレーションモデルが誕生した。ベースになったのはG-SHOCKの原点であるDW-5600。フェイスやバンドに“ギタリズム”模様を大胆にデザインした。バックルとサイドボタンにはブラックIPを施し、ELバックライト・裏蓋に“ギタリズム”マークを配している。そして細部にいたるまでモノトーンデザインを徹底した。専用パッケージにも全面に“ギタリズム”模様を施し、布袋氏の世界観を具現したモデルに仕上がっている。HOTEI 35th ANNIVERSAR...
CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017

CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017

CEO 2017 家電・エレクトロニクス編カジノの街によぎるイリュージョン2017年1月4日から8日まで北米ラスベガスで開催されたコンシューマ エレクトロニクス ショー(CES)2017。すでに公開済みのリポート前編では、内外のカーメーカーからの出展にフォーカスしたが、後編では主役たる家電・エレクトロニクスの動向について紹介する。Text & Photos by Akio Lorenzo OYA /  Mari OYA今年のスターはIoT家電をつかさどるスマートハブ世界屈指の家電・エレクトロニクス・ショー「CES」が2017年1月4日から8日まで米国ラスベガスで開催された。50周年を迎えた今年は、150を超える国と地域から3800を超える企業・団体が参加、来場者は16万5千人を数えた。2016年には我こそがApple Watchのライバルといわんばかりの各社のスマートウォッチが脚光を浴びたが、今年それは出尽くした感があった。ドローンも各国の飛行規制を受けて元気を失った。だが...
カスタムG-SHOCKブランドのDAMUEが設立から2周年|DAMUE

カスタムG-SHOCKブランドのDAMUEが設立から2周年|DAMUE

DAMUE|ダミューハイジュエリーの意匠をG-SHOCKに採り入れるカスタムG-SHOCKを展開する「DAMUE(ダミュー)」が設立から2周年を迎える。2017年はセレクトショップでもアイテムを展開するなど、その動向から目が離せない。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)高精度のカスタムパーツが魅力G-SHOCKのカスタムパーツを展開する「DAMUE(ダミュー)」が設立から2周年を迎える。カシオの定番ウォッチのG-SHOCKは、その無骨さが魅力だが、一方でドレススタイルなどには敬遠されることも多い。ハイジュエリーブランド出身のデザイナー、梅田カズヒト氏はそんなG-SHOCKのフェイスをスターリングシルバーのカスタムパーツでリメイクした。これまでにないラグジュアリーなカスタムG-SHOCKの誕生である。高い精度が必要なカスタムパーツはすべてジャパンメイド。またG-SHOCKをレザーベルトへと換装できるダミュー独自のアタッチメントも開発するなど、これまでに無いカス...
123 件