アメリカでBUZZった異素材G-SHOCKが、コンパクトサイズで新登場|CASIO
CASIO|カシオ
アナログ指針式の大人顔G-SHOCK!
しかもトレンドのミッドサイズで
シュッとした出で立ち(1)
ロゴを効かせた、圧倒的な存在感! メタルと樹脂を組み合わせて、ファッションおよびタフネスを両立させたG-SHOCKシリーズの“異端児”に、リトル・ブラザー(弟分)のようなモデルが登場した。スペックはそのまま、ケースサイズを小型化し、日本人の腕に合う、袖口を邪魔しないスマートな印象を導いたのだ。
Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)
ストリート発のプレミアムウォッチが正統進化のダウンサイズ
いまスイスのプレミアムウォッチ界では、既存デザインのスモールサイズ化が流行っている。一時、大流行したデカ厚モデルを否定するものではないが、デフォルメしすぎないことで大人のエレガントを追求する気運が高まっているのだ。
それはドレスウォッチに限らず、スポーツモデルにも通底する。一歩引いた小ささは、ユーザーを知的に見せると同時に、腕元を引き締め、さらには人物そのものをシュッとして見せる。コンパクトなアクセサリーは、大人の引き算を具現して見せるのだ。
その傾向は、日本人である我々にとっては歓迎すべきことである。欧米人の大振りサイズは、比較的小柄な日本人にとっては“もちろん”大きすぎた。腕の収まりはおろか、袖口にかかり、シャツを痛めてしまうことも多々あったはずである。
そうした最新トレンドをいち早く日本勢で実現してみせたのは、やはりこのモデルである。NYで注目され、その人気が世界へと拡散していったG-STEELシリーズだ。ご覧のとおり、G-SHOCKが持つタフネス思想をベースに、ファッションからのベクトルを備えたグッドルッキングは、約90%にダウンサイズが行なわれた後も少しも失われていない。
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アナログ指針式の大人顔G-SHOCK!
しかもトレンドのミッドサイズで
シュッとした出で立ち(2)
小型化しても、従来のクオリティはすべて保全
新作の美点は、クオリティをまったく犠牲にしなかったことにある。その筆頭は、レイヤーガード構造だ。
新モデルもすべて二層構造のベゼルを採用し、ガラスを直接圧入した鍛造パーツを固定することで、気密性、耐衝撃性を維持。メタルデザインの幅を拡大している。
またフェイスを立体的に見せるインデックスも注目すべきポイントだ。独自の微細加工技術により、エッジの効いた立体造形を実現し、植字ではなく、リング状のパーツとして一体成形することで、衝撃による脱落を防いでいる。
そして既存モデル同様、コンパクトモデルのバンドにも一部、厚みのあるソフトウレタン素材を使用している。バンドビスは緩みにくく締めやすいヘックスタイプを採用し、ここでもタフネスを追求した。
一方で、ムーブメントの技術面でも訴求点が満載である。ムーブメントは、世界6局(日本2局、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国)の標準電波を受信し、時刻を自動修正。タフソーラーの搭載により、強負荷のかかる機能のソーラー駆動を実現している。
文字板にはLEDを2灯搭載し、文字板および液晶を明るく照射。時分針、インデックスに施した蓄光処理との併用で、暗所における視認性を確保する。また周囲の明暗を感知し、腕を傾けるだけで自動点灯するフルオートライト機能も利便性に富んでいる。
さらに針が液晶と重なる際に、時分針を一時的に退避させ、液晶表示の視認性を確保する「針退避機能」も備えている。こうした実用性を考慮した機能づくりも、G-SHOCKらしさがにじみ出ている。
CASIOが誇る高密度実装技術によるコンパクトG-STEEL。この新たな選択肢を腕にするなら、今である。
G-STEEL
Ref.|GST-W300G-1A9JF(左)、GST-W300-1AJF(中央)、GST-W300G-1A2JF(右)
ムーブメント|クオーツ(標準電波による時刻修正機能付き)
駆動システム|タフソーラー(ソーラー充電システム)
標準電波受信局|世界6局(日本2局、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国)
その他の機能|針退避機能(液晶と重なった針をワンプッシュ操作で一時的に退避させる)、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、LEDライト
ケース素材|SS&樹脂
ケース径|49.3mm
防水|20気圧
価格|4万円(左、右)。3万5000円(中央) ※すべて税別