2016-17年秋冬 ウィメンズ オートクチュールコレクション
2016-17年秋冬 ウィメンズ オートクチュールコレクション 連載タグもあります。
「2016-17年秋冬 ウィメンズ オートクチュールコレクション」に関する記事
萩原輝美 連載 vol.152|YUIMA NAKAZATO インタビュー
デザインするのは服ではなくボディ。めざすは空間デザイナー YUIMA NAKAZATO中里唯馬さんは7月行われたパリ・オートクチュールで日本人招待デザイナーとしてコレクションを発表しました。会場は多くのデザイナーが使う「パレ・ド・トーキョー」の地下ホール。コレクションを主宰するサンディカに参加を働きかけ、結論が出たのが5月。半年かけたチャレンジとコレクションを聞こうとショー翌日、パリのアトリエを尋ねました。Text by Terumi Hagiwaraファッションデザイナーという枠にとらわれない――EXILEや映画「ルパン三世」など舞台衣装デザイナーとしても活躍していますね。クチュール参加を決めた思いとは…?中里唯馬(以下、中里) 舞台衣装は劇場に足を運んでくれる人たちの目にしか触れません。もっと多くの人たちに僕の作品を見てもらいたかった。衣装製作はオートクチュールと同じ1点ものです。挑戦するにふさわしいステージだと思った。――作品は小さなユニットを手で繋げた量感たっぷりのドレス。...
萩原輝美 連載 vol.151|ヴィクター&ロルフとシャネルの「究極の一点」
2016-17年秋冬パリ・オートクチュールコレクションヴィクター&ロルフが快進撃伝統を進化させるクチュリエーシャネル2016-17秋冬オートクチュールコレクションでも半年前に発表されたプレタのトレンド、ニューボリュームが登場。さらに手仕事の技を加えた「究極の一点」に仕上げています。Text by Terumi Hagiwaraヴィクター&ロルフが快進撃パリ・オートクチュールコレクションはどのメゾンも、手技を駆使した「究極の一点」(J・P・ゴルチエさん)に挑みます。伝統を受け継ぐだけではありません。クチュールの技を日々進化しているのです。今シーズンはこれまで以上にそれを実感させる作品がそろいました。ヴィクター&ロルフは自身のアーカイブ作品をリクリエーションしました。解体された服や残布を切り込み、リボン状にしてボタンやビーズとつなげていきます。いろいろなディテールを組み合わせることでハンドメイドのコラージュ服に仕上がっています。コレクションは、量感あるトップスにデニムを合わせてスタート...
萩原輝美 連載 vol.150|2016-17年秋冬パリ・オートクチュールコレクションのエレガンス
2016-17年秋冬パリ・オートクチュールコレクション中世の貴族服が並ぶヴァレンティノ、モノトーン中心のディオール永遠の美しさを象徴するのがエレガンス。今シーズンのオートクチュールもエレガンスベースのクラシックスタイルがずらりと並びました。とはいえ、エレガンスも進歩しないわけではありません。時代に沿いながらゆっくりと、しかし確実に進化します。ヴァレンティノは400年前中世のラッフルスタイルをベースにしながらもバルーンスカート、ロングブーツで変化を出しました。ディオールもあのバージャケッとをベースにオーガンザのスカートやワイドパンツで新しさに挑みました。Text by Terumi Hagiwara長く垂らしたボータイシャツにロングスカートペタンコロングブーツを合わせて――ヴァレンティノ2016-17年秋冬パリ・オートクチュールコレクションです。5日間のクチュール期間中に、デムナ・ヴァザリアがデザインするヴェットモンは2017年春夏プレタポルテコレクション(通常9月)を発表しました。...
3 件