伊勢丹と高橋理子が取り組む、2009年春の「オンリー・アイ」
「伊勢丹と高橋理子が取り組む、2009年春の「オンリー・アイ」」に関する記事
Prologue│高橋理子さんへの一本の電話から
Prologue 高橋理子さんへの一本の電話からHIROCOLEDGEにとって、リビングアイテムへの本格的な参入は、今回の伊勢丹との取り組みとなる「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」が初めて。彼女の今までの創作活動で培ってきたノウハウと、伊勢丹新宿店リビングのこれまでの経験を融合させて、単一アイテムにとどまらない幅広いカテゴリーの開発を進めました。写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 特選和洋食器 八田浩志和のアイテムに限らないリビングのさまざまなアイテムをデザインしてほしいHIROCOLEDGEの高橋理子さんとお仕事を一緒にさせていただくきっかけは、思い切って彼女のオフィスにかけた一本の電話からでした。「ぜひ、伊勢丹リビングでなにか一緒にお仕事をさせてください」年に二回ある、伊勢丹のキャンペーン、オンリー・アイ。全フロアそれぞれが、伊勢丹オリジナル商品のご提案させていただくキャンペーンです。伊勢丹新宿店リビングでも、2009年の春のオンリーアイをつくるべく、...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 BED│気持ちに響く、円と直線の大胆な図柄
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 BED│気持ちに響く、円と直線の大胆な図柄「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」の特集第3回は、伊勢丹リビングの寝具・ベッド用品担当バイヤーの橋本 洋さんが、寝室で過ごす時間が楽しくなるアイテムを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 寝具・ベッド用品 橋本 洋各アイテムのデザインや配色に連動性をもたせました 世界的にも評価の高い最先端プリント技術をもつ国内メーカーによるインクジェットプリントにより、シャープなラインと高い発色性を実現しました。肌触りはとても重要。やわらかな肌触りを実現するためにインド超長綿にプリント後、微起毛加工をほどこしました。配色のやわらかさが、素材の風合いによってさらに引き立ちます。各アイテムのデザインや配色に連動性があるので、お客さまにさまざまなコーディネイトを楽しんでいただけるかと思います。 寝室はもっとも自分を解放することのできる場──高橋理子さんの作品につ...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 FUROSHIKI│伊勢丹らしいファッション性の高い風呂敷
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」FUROSHIKI│伊勢丹らしいファッション性の高い風呂敷「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」の特集第4回は、伊勢丹リビングのバイヤーの八田浩志さんが、今までにない新しい風呂敷を紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 特選和洋食器 八田浩志贈り手ともらい手の絆が深まるお手伝いを……担当している「ベル エクラン」 (日本をはじめ世界中からインテリアアクセサリーをセレクトしたショップ)では、お客さまのパーソナルギフトへのこだわりをサポートするためにギフトラッピングのサービス (風呂敷は有料ですが) をしています。最近はそのご要望も多く、なかには贈るものより高額な風呂敷でラッピングを注文されるお客さまも目立つようになってきました。もちろんラッピングされた風呂敷は包装紙のようにその後捨てられることなくいつまでもお使いいただけるものとなりますので、ラッピングする風呂敷にももっとこだわりのストーリーがあれば...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 LEATHER│ファッションアイテムとしてのレザーアイテム
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」LEATHER│ファッションアイテムとしてのレザーアイテム「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」の特集第5回は、伊勢丹リビングの趣味雑貨 レザーアイテム担当バイヤーの服部由布子さんが、デザイン、カラー、機能性のすべてを兼ね備えたレザーアイテムを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 趣味雑貨 レザーアイテム 服部由布子デザイン面と技術面の両方から、新しさを追求しましたバッグや財布などとちがい、ステーショナリーに分類されるレザーアイテムは、従来“ユニセックス”なものとして、無難な色・デザインでつくられているものが多く、「いつの時代もマッチする」ものが主となっています。その一方で、伊勢丹の衣料品フロアには“ファッションの伊勢丹”というイメージのもと、ファッション感度の高い女性がたくさんご来店されています。そのようなお客さまが、お財布を選ぶときのような感覚で手にとってくださるようなファッションアイテムと...
INTERIOR FABRIC│いいものを長く使うことで得られる精神的な豊かさ
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」INTERIOR FABRIC│いいものを長く使うことで得られる精神的な豊かさ「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」の特集第6回は、伊勢丹リビングのインテリアファブリック担当バイヤーの閨(ねや)英昌さんが、織による複雑な表現が新鮮なインテリアファブリックを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 インテリアファブリック 閨 英昌緯糸(よこいと)で立体感をつくりだす織技法を採用高橋理子さんの円と直線で描かれるデザインは、シンプルな要素でありながら複雑に感じる面白さと楽しさをふくんでいる点が大きな魅力です。平面的なデザインに、川島織物セルコンさんの高品質なジャカード織りによる立体感がくわわり、見応えのある素材が完成しました。今回は、緯糸(よこいと)で立体感をつくりだす織技法を採用しています。さらに、平織・朱子織・綾織など、さまざまな組織をとり入れることで、風合いや色味に複雑な奥深さが表れています。もちろ...
TOWEL | MADE IN JAPANの技術とデザインが織り込まれたタオル
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」TOWEL | MADE IN JAPANの技術とデザインが織り込まれたタオル「ISETAN LIVING × HIROCOLEDGE」の特集第8回は、伊勢丹リビングのタオル担当バイヤーの牧 真矢さんが、タオルづくりの本場である愛知県今治市の会社と取り組んだタオルを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 タオル 牧 真矢バリエーション豊かな3種類のタオルが完成しました生活のなかでつねに身近にあるタオル。朝の洗顔から外出時、夜のバスタイムまで、タオルに触れない日はないほど、暮らしに密着したアイテムです。そのタオル市場の現状は、約80%が中国などの海外製品ですが、日本にも古くからつづいているタオルの産地が残っています。それは、愛媛県今治市。素材を知り尽くし、高い技術力を生かしたタオルづくりをしています。今回は、そのなかでも技術力に定評のある株式会社藤高さんと、素材や肌触りにこだわりをもった渡邊パイル織物株式会社さんに...
GREETING CARD│美濃和紙の可能性を届けるグリーティングカード
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」GREETING CARD│美濃和紙の可能性を届けるグリーティングカード「ISETAN LIVING × HIROCOLEDGE」の特集第9回は、伊勢丹リビングの趣味雑貨担当バイヤーの服部由布子さんが、手漉き和紙”にフォーカスしたカードを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 趣味雑貨 服部由布子日本らしい奥ゆかしさとポップな雰囲気をもちあわせた新しい感覚のカードメールが当たり前のこの時代に、あえて手書きにこだわっている方は、手紙を「儀礼的行為や通信手段」としてだけではなく、手紙を受け取った先さまが必ず送り手を思い浮かべるということを意識し、「自分を表現する手段」でもあると考えています。だからこそ、便箋や封筒はもちろん、インクの色にまでこだわって選ばれます。木材パルプでつくられる洋紙が主流になっている今だからこそ、そのようなこだわりのお客さまに向け、日本に1300年以上も前から伝わる世界に誇れる伝統の“手漉き和紙...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 3月4日ついに開幕!
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」伊勢丹新宿店 本館5階 ザ・ステージ#5にて、3月4日開幕!伊勢丹リビングと気鋭のアーティスト高橋理子のオリジナルブランド「HIROCOLEDGE」とコラボレートし、多彩なリビングアイテムをひとつの世界観のもとで「オンリー・アイ」としてプレゼンテーションする「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」が、3月4日ついに開幕した。写真=川本史織リビング担当バイヤー8人・メーカー13社が、HIROCOLEDGEとともにつくりだす「オンリー・アイ」伊勢丹新宿店 本館5階のセンター位置を占める「ザ・ステージ#5」に集結した、「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」によるオリジナル商品「オンリー・アイ」。漆器の老舗・山田平安堂との取り組みによる「六角二段重ね箱」、インクジェット技術でHIROCOLEDGEならではの大胆なデザインを緻密に表現したベッド用「コンフォーターケースREN」や「フィッテッドシーツ」。光を透過...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 アーティスト高橋理子よりメッセージ
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」開催中アーティスト高橋理子よりメッセージ「もっと影響し合って、いいものをつくりたい」3月4日に開幕した、「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」。いよいよ、「ザ・ステージ#5」で展開されるのは17日(火)までとなった。3月14日(土)、15日(日)の2日間、11時から18時まで、高橋理子さんが「ザ・ステージ#5」でお客さまをお迎えする。写真=川本史織春らしい色、黄緑がテーマカラーです──「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」開催おめでとうございます高橋理子 ありがとうございます。すべての商品が並んだのを見たときは、ちょっと感動しました(笑)。商品ひとつひとつに思い入れがあって、手を抜いたものがないので、OPENERSでも制作過程をふくめてたくさんのコンテンツをご紹介できました。OPENERSの連載は、私にも、伊勢丹リビングのバイヤーさんにとっても貴重なものとして残ります。──色に統一感があって、暮ら...
オウプナーズCASA特集|ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE
2009年3月4日(水)、伊勢丹新宿店本館5階のリビングフロアが、「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」による“オンリー・アイ”商品で満開になる。それはたんなるコラボレーションではなく、食器、寝具、タオル、インテリア・キッチンファブリック、照明、ステーショナリーから、さらに漆のお重まで、リビングのほぼすべての領域をカバーするというオリジナル商品企画。HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)ディレクターでありアーティストでもある高橋理子によるパターンデザインが、さまざまな職人の手による多彩な技法・テクニックをくわえられて、“オンリー・アイ”商品として美しく花開くプロセスから、3月4日のオープニング、2週間にわたる販売期間のレポートまでふくめて、OPENERSが紹介していく。3月4日に開幕した、「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」。いよいよ、「ザ・ステージ#5」では17日(火)までとなった。3月14日(土)、15日(日)の2日間、11時から18時まで、高...
URUSHI│さまざまなシーンで使っていただける漆の器をめざして
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」URUSHI│さまざまなシーンで使っていただける漆の器をめざして「ISETAN LIVING × HIROCOLEDGE」の特集第11回は、伊勢丹リビングのバイヤーの八田浩志さんが、山田平安堂とともに取り組んだ漆のシリーズを紹介する。文=伊勢丹 リビング営業部 特選和洋食器 八田浩志人物写真=川本史織今回のオンリー・アイのテーマ「Love・Long Lasting」重箱は現在、お正月のお節を入れる器として使われていますが、古くから「我が家の自慢の器」として、お正月だけでなくお花見や、行楽時のお弁当箱として、またひとの集まるシーンで欠かせない器です。今回の企画は、そんなさまざまなシーンや、普段にも使っていただけることを意識した、今までにない重箱を理子さんとつくってみたいと思いました。この取り組みにあたって理子さんと話したことは、「本物で永く使ってもらえるもの」。今回のオンリー・アイ「Love・Long Lasting」のテーマにそ...
KITCHEN FABRIC│これまでにない「色柄」の完成度を求めて
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」KITCHEN FABRIC│これまでにない「色柄」の完成度を求めて「ISETAN LIVING × HIROCOLEDGE」の特集第10回は、伊勢丹リビングのキッチンファブリック担当バイヤーの杉原正規さんが、熟練職人と取り組んだキッチンアイテムを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 キッチンファブリック 杉原正規柄の出方を想定したデザインと発色にこだわりました今回の取り組みで生まれたキッチンアイテムは、従来にはない「色柄」が見どころです。家事をするさいにエプロンを身に着けるお客さまが減っているなど、お客さまの最大の関心である「色柄」に関して、新しい提案が足りなかったのではないかと考え、その点に問題意識をもって今回のプロジェクトに臨みました。はじめて高橋さんの作品を見たとき、その斬新な色柄に目を奪われ、ぜひ一緒に仕事をしたいと直感したのがスタートです。ものづくりの過程で、高橋さんのこだわりに触れ、その直感は確信...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 ふだん使いの食器たち
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」ふだん使いの食器たち│日常のなかでさりげなく見え隠れするデザインの楽しさ「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」の特集第7回は、伊勢丹リビングのバイヤーの畔上丈司さんが、有田の日本ボーンチャイナ株式会社と取り組んだ食器のシリーズを紹介する。文=伊勢丹 リビング営業部 食器担当 畔上丈司長く使っていても飽きがこない。ふとした瞬間に楽しさがある伊勢丹リビング、今期のオンリー・アイのテーマは「Love・Long Lasting」。愛着をもって長くお使いいただけるものをご提案したいという思いで、毎日楽しくお使いいただける食器をつくりたいと理子さんにデザインをお願いしました。「使い勝手は大切にしながら、主張しすぎないデザイン」ということで、食事の邪魔にならない、さりげなく図柄が見え隠れするようなものとなりました。長く使っていても飽きがこない。ふとした瞬間に楽しさがある。そんなマグカップ、プレート、ミニボールが誕生しました。今...
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」 LIGHT│キャンドルのようなやさしい存在のライト
「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」LIGHT│キャンドルのようなやさしい存在のライト「ISETAN LIVING×HIROCOLEDGE」の特集第2回は、いよいよ商品作成編。伊勢丹リビングの照明器具担当バイヤーの相馬英俊さんが、「パチカ」という特殊な紙素材を使用したテーブルライトを紹介する。人物写真=川本史織文=伊勢丹 リビング営業部 照明器具 相馬英俊デザインと技術の均衡がいかに大切かを実感今回のオンリー・アイで、高橋理子さんとともにご提案させていただくのは、「パチカ」という特殊な紙素材を使用したテーブルライトです。最新のペーパー素材を使用し、照明器具の安全面などの構造的な部分も考慮しながら、お客さまに手にとっていただきやすい価格のなかで、いかに楽しいデザインの商品を具現化するかということがポイントでした。パチカをシェードに使用した照明は過去に一例があるのみで、今回取り組んだ全面に柄を微細に落とし込む意匠の、加工の難易度の高さは群を抜くものでした。そのパチカの...
14 件