2015春夏東京メンズコレクション
「2015春夏東京メンズコレクション」に関する記事
カジュアルアイテムが魅力的な「エムズ ブラック」の2015年春夏コレクション|m's braque
m's braque|エムズ ブラックブリティッシュな匂いがほのかに香る最新コーディネートに注目カジュアルアイテムが魅力的な2015年春夏コレクションテーラリングをベースにしながら、独特な色気とツヤ感で大人のリアルクローズを提案する、デザイナー松下貴宏氏のブランド「m's braque(エムズ ブラック)」。この最新コレクションを紹介する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)モードとクラシックを行き来するリアルクロージングシーズンテーマをとくに設定しない「エムズ ブラック」だが、今回はフランスを拠点とするブランドならではのフレンチの香りに、パンクの父と称されるマルコム マクラーレンの中年期の写真からインスパイアされたアイテムを中心に展開。ブリティッシュな匂いを少し取り入れたコレクションに仕上がっている。今シーズン、注目のアイテムは、パジャマを思わせるデザインのセットアップやドレープを効かせたテンセル100パーセントのデニムのスタイル、製品染め、ロゴTシャツな...
素材と色に、砂漠やオアシスの自然のイメージを反映したコレクション|semoh
TOKYOメンズブランド特集|semoh「セモー」2015年春夏コレクション素材と色に、砂漠やオアシスの自然のイメージを反映したコレクション家をあらわす英語「homes」を逆さ読みしたブランド名の「semoh(セモー)」。今シーズンは、2014春夏コレクションのコンセプトとは一転、家(建物)と外の延長線上にある砂漠やオアシス(水)などの自然との関係性をイメージ。デザイナー上山浩征氏が描く、ブランドコンセプト “在宅時のような解放感と外出時のような緊張感” がコーディネートに表現されている。Text by KAJII Makoto (OPENERS)自分の無力さを感じる対象をも意識──今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?森で撮影するはずだったのですが、あいにくの台風で急遽屋内になりました。急に決まった状況と、一緒に作ったスタッフの空気感が出たように思います。semohのホームページには動画もあるので、あわせて見ていただけたら幸いです。──スタイリング...
今シーズンのテーマは「HOT HOOD HIPSTER」。素材とサイズ感に注目|AVALONE
TOKYOメンズブランド特集|AVALONE「アバロン」2015年春夏コレクション今シーズンのテーマは “HOT HOOD HIPSTER”。素材とサイズ感に注目2013年春夏シーズンにスタートし、現在は “フューチャリズム、ストリート、スポーツウェア” をテーマに、さらに裏のコンセプトとしてサブカルチャーの要素を取り込むメンズブランド「AVALONE(アバロン)」。デザイナーの三浦進氏は「今季のテーマは “HOT HOOD HIPSTER=熱いストリートの奇抜な奴”」と解説する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)スポーツのなかにもモードを感じられる素材使い──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?今季のテーマは “HOT HOOD HIPSTER=熱いストリートの奇抜な奴”。 HIPSTERの単語を間違った使い方をしている奴らを皮肉ったテーマになります。コレクションでは、スポーツのなかにもモードを感じられる素材を使い、サイジングでストリート感...
アーミッシュの人びとの着こなしをフジト流に解釈した最新コレクション|FUJITO
TOKYOメンズブランド特集|FUJITO「フジト」2015年春夏コレクションアーミッシュの人びとの着こなしをフジト流に解釈した最新コレクション今シーズンは「九州の南の果てにある奄美大島。ここ数年その島を訪れるたびに、島の人びとや暮らしにとても興味が湧いてきました」とインスピレーション源を説明するデザイナーの藤戸剛氏。パナマハットにアーミッシュジレ、オープンカラーシャツをショーツに合わせた着こなしに藤戸氏のイメージを感じたい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)奄美大島でしかできない手法を駆使──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?九州の南の果てにある奄美大島。ここ数年その島を訪れるたびに、島の人びとや暮らしにとても興味が湧いてきました。天然藍泥染めのジャケットなど奄美大島でしかできない手法を用いて、そこでの生活をイメージしながら製作したコレクションです。着こなしや色使いは近代文明を基本的に拒み、自給自足の生活を北米で送る、アーミッシュの方々を...
ニール・バレットが監修する「ブラックバレット」の最新コレクション|BLACKBARRETT by Neil Barrett
BLACKBARRETT by Neil Barrett|ブラックバレット バイ ニール・バレットニール・バレットが監修する「ブラックバレット」の最新コレクションデザイナーのニール・バレット自身がディレクションに携わり、2013年にリブランディングを遂げ、あたらしく生まれ変わったブランド「BLACKBARRETT by Neil Barrett(ブラックバレット バイ ニール・バレット)」が、2015春夏コレクションを発表した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)プレスプリングのテーマは「High school boy Stripes」今シーズンは、イギリスのパブリックスクールに通う学生のイメージからインスパイアされた「High school boy Stripes」がテーマ。英国で1440年創立の名門学校ETONの校庭をイメージした太いボーダーや、ブロッキングしたグラフィックが特徴的なコレクションに仕上がっている。金属のジップ使いでアウターウェアの美しさを...
上質な素材感とシルエットの美しさに注目|salvy;
TOKYOメンズブランド特集|salvy;「サヴィー」2015年春夏コレクション上質な素材感とシルエットの美しさに注目4シーズン目を迎える「salvy;(サヴィー)」は、ベージュやネイビーをベースに、ライムグリーンやオレンジを差し色に使用した軽快なカラーパレットを展開。デザイナーの郷 裕一(ごう ひろかず)氏は、「昨夏人気を博したオーバーサイズのカットソーや、ブランド初となるニットアイテム、160/2の高密度ポプリンを使用したビッグシルエットのシャツなど、スタイリングにアクセントを与えるアイテムもラインナップして、コレクションを拡充しています」と語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)今季を象徴するヴィンテージモヘアトロピカルの素材を用いたルック──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?シーズンテーマはとくに設定していませんが、「伝統的な技術や文化を根底とした、日本人だからこそ表現できることの追求」をブランドコンセプトにコレクションを展開してい...
日本製にこだわった、洗練された大人のカジュアルウェアを提案|tone
TOKYOメンズブランド特集|tone「トーン」2015年春夏コレクション日本製にこだわった、洗練された大人のカジュアルウェアを提案2013-14年秋冬シーズンにスタートした「tone(トーン)」は、“着るひとの個性を引き立て、素材を生かしたシンプルでモダンなアイテムの追求” をコンセプトに、クリーンで抜け感のあるニットを中心としたアイテムを展開。デザイナーの前出卓久氏は、「4シーズン目の今季は、90年代の古着を現代的にアップデート。日本製にこだわったハイクオリティで、ややゆったりとしたリラックス感のあるシルエットのプロダクトは、洗練された大人のカジュアルウェアです」と語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)ミラノリブ編みで表現したトップス&ショーツに注目──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?今シーズンもシーズンテーマはとくに設けず、“ワードローブにずっと置いておきたい物作り” を基本のブランドコンセプトとしています。その普遍的なコンセプト...
機能的な素材やパターンを多用して表現する最新コレクション|CHUNGKAWAI
TOKYOメンズブランド特集|CHUNGKAWAI「チャンカワイ」2015年春夏コレクション機能的な素材やパターンを多用して表現する最新コレクション今シーズンは、肌触りの良い柔らかなスイスコットンやストレッチジャージー素材のアイテム、昇華転写プリントをほどこしたシャツなどをラインナップする「CHUNGKAWAI(チャンカワイ)」。デザイナーの河合將行氏は、「今季も、膝下からストレッチ性のある素材に切り替えたリブとのコンビネーションパンツや、リバーシブル仕立て、ラペル部分を内側に折り込めたり、2通りで着こなせるアイテムも引きつづき展開します」と語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)軽さや着心地の良さを表現する素材に注目──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?毎回そうですが、シーズンコンセプトは設けていません。ただ、スポーツカルチャーがライフスタイルに身近になっているのは私自身が注目しています。機能的な素材やパターン(型紙)を含めて今シーズン多...
ブランドのミューズ、バンドマンのあらたな展開を表現するビジュアル|THE NERDYS
TOKYOメンズブランド特集|THE NERDYS「ザ ナーディーズ」2015年春夏コレクションブランドのミューズ、バンドマンのあらたな展開を表現するビジュアルデザイナーのNERKLE氏が描くブランド「THE NERDYS(ザ ナーディーズ)」は、音楽にどっぷりはまったファッション性のない人びとがブランドのミューズ。彼らは、家を出るとき、ただそこにあった服を着てきたような風貌で、何食わぬ顔をしてステージに立つ。ダサさのなかにあるカッコよさに注目している彼らにステージ衣装を用意してあげようとイメージした服がザ ナーディーズであり、それは、こだわりに直結する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)「NERD」は英語のスラングで、「ださい(ひと)」のこと──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?ブランドのアイコンは丸メガネ。アメリカントラディショナルをベースにした、シンプルななかにこだわりを感じるブランドとして、ジャケット、シャツ、スラックスはスーツスタ...
“モノトーン=BLACK&WHITE”を基調にした最新コレクション|uniform experiment
TOKYOメンズブランド特集|uniform experiment「ユニフォーム・エクスペリメント」2015年春夏コレクション“モノトーン=BLACK&WHITE”を基調にした最新コレクション「uniform experiment(ユニフォーム・エクスペリメント)」の2015春夏コレクションは、“MONOCHROME FLOWER(モノクロームフラワー)”などに象徴されるアブストラクトなパターンや、ドリッピングの手法、メッシュ素材を組み合わせたスポーティなアイテムなどに注目したい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)今春夏は、スポーティなイメージが新鮮──スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の春夏コレクションとのちがいは?今シーズンは、モノトーンで統一されたツートーンデザインのシャツやニット、カットソー、ナンバリングモチーフなど、よりスポーティなイメージがくわわっています。──キーアイテムとキーカラーは?モノクロームフラワーなどに代表されるアブストラク...
ソフネットのスタイルを継承しつつ、あらたなデザインを試みた2015春夏コレクション|SOPHNET.
TOKYOメンズブランド特集|SOPHNET.「ソフネット」2015年春夏コレクションスタイルの継承と、あらたなデザインの試み清永浩文氏が手がける「SOPHNET.(ソフネット)」2015春夏コレクションは、ブランドのベースとなる“オーセンティック”なスタイルを継続しつつ、リラックス感のある素材使いやサルエルパンツなどのあらたな試みのデザインも光る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)デザイン性の高いボトムスが登場──2015春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?あらたなデザインのトップスやボトムス、いままではあまり使われなかった光沢のある素材、やわらかい素材などを積極的に取り入れています。──スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の春夏コレクションとのちがいは?ビッグシルエットのシャツやポロシャツ、サルエルパンツに代表されるデザイン性の高いボトムスが登場します。これまでにない素材感──キーアイテムとキーカラーは?キーアイテムは、光沢のあるキュプラ素材...
スポーツのユニフォームからインスパイアされた2015春夏コレクション|FILL THE BILL
TOKYOメンズブランド特集|FILL THE BILL「フィルザビル」2015年春夏コレクションインスピレーションソースはスポーツのユニフォーム今シーズンは、「ミリタリーのトレーニングの一環としておこなわれる各種スポーツのユニフォームからインスパイアされたコレクションとなっています」と語るデザイナーの金田淳一氏。東京の東急東横線の祐天寺駅と学芸大学駅の中間にあるショップ「NOVEL BY FILL THE BILL」には、ブランドの全アイテムと直営店のみのアイテムも展開する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)今シーズンのテーマは「ARMED FORCES TRAINING」──2015春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?今シーズンは「ARMED FORCES TRAINING」をテーマに、軽量な素材、柔らかい素材をFILL THE BILLらしく繊細な縫製と加工で仕上げているのが特徴。──今シーズンのキールック(コーディネート)は?黒のモッズコートを...
青年“フロイト”の心の移り変わりを表現したファブリックバイカズイのコレクション|PHABLIC×KAZUI
TOKYOメンズブランド特集|PHABLIC×KAZUI「ファブリックバイカズイ」2015年春夏コレクション青年“フロイト”の心の移り変わりを表現毎シーズン、「物語のある衣」をテーマにひとりの主人公を立てたコレクションを展開しているブランド「PHABLIC×KAZUI(ファブリックバイカズイ)」。デザイナーの瀧澤日以(たきざわかい)氏は、「今シーズンは前シーズンから引きつづき、青年“フロイト”を主人公にしたコレクションを展開しています」と語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)今シーズンのテーマは、「『tomorrow-today-yesterday』 -Case of Freud-」──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?今シーズンは、2014-15年秋冬シーズンより引きつづき、青年“フロイト”の物語から着想を得たコレクションとしています。悩みを抱えていた青年が、学び舎に自分のあたらしい居場所を見つけ、学業やあたらしい生活のなかで自分の進む...
“Summer Trip”のテーマのもとに描くのは、自由|RAVENIK, RockSteady
TOKYOメンズブランド特集|RAVENIK, RockSteady「レイヴニック、ロックステディ」2015年春夏コレクション“Summer Trip”のテーマのもとに描くのは、自由デイリーウェアとして生地感やトリッキーなディテール使いで世界観を表現するブランド「RAVENIK(レイヴニック)」と、「PORTER(ポーター)」とのアイテムを中心に小物やアクセサリーを展開する「RockSteady(ロックステディ)」。デザイナーの明石けんじ氏は、「2015年春夏コレクションのテーマは、Summer Tripです」と語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)ブランド名「RAVENIK」は“渡りガラスの思想”という意味をもつ造語──今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?日常の風景を切り取りました。──スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の春夏コレクションとのちがいは?オリジナルコンチョボタンの制作、独自のシルエットのパンツをメ...
フリストフィア、ブランド史上もっともカジュアルな雰囲気の春夏コレクション|FLISTFIA
TOKYOメンズブランド特集|FLISTFIA「フリストフィア」2015年春夏コレクションブランド史上、もっともカジュアルな雰囲気の春夏コレクション「なにげなく購入したものを、ついつい毎朝、手に取ってしまい、いつのまにか愛用しているようなプロダクトであり、長年愛着している古着のような着用感、素材感を引き出せるアイテムを提案しています」という「FLISTFIA(フリストフィア)」のデザイナー倉本浩史氏。今シーズンも、「なにげない日常生活で感じる洋服」を提案する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)リラックス感をストレートに表現──2015年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?毎シーズン、とくにテーマは設けずに、そのときの気分で作りたいものを作っています。カットソーブランドですので、もちろんすべてカットソーで展開していくことに重点をおいています。──今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?明るく爽快な気分になるような雰囲気を心が...