BREITLING

1884年、レオン・ブライトリングがスイス・ジュラ山地のサンティミエに工房を構えて以来、ブライトリングは計測機器の開発に力を注いできた。その成果は1915年に発表した30分積算計を備えた世界初の独立プッシュボタン搭載の腕時計型クロノグラフに始まり、’34年にはさらにクロノグラフをリセットする独立ボタンの開発に繋がった。

こうして現在のクロノグラフ機構の基礎を築き上げたブライトリングは、計器としての性能の高さが認められ、’36年よりイギリス空軍へのコックピットクロックの公式供給を開始。その後も同社は数多くの航空機メーカーと契約を結び、航空時計のトップブランドとしての地位を確立していった。

こうしてプロパイロットから絶大な信頼性を獲得すると、その後は腕時計の開発においても頭角をあらわし、1942年には世界初の対数目盛付きの計算尺を備えた初代の「クロノマット」を発表。

’52年には計算尺をさらにブラッシュアップし、ほぼすべての航空計測を可能にした「ナビタイマー」を完成させた。これらもまた各国のプロパイロットから賞賛を受けるとともに、同社の腕時計は「腕に着ける計器」として世界的な名声を得る。

20世紀半ばにして現在に至るまでの基盤を築いたブライトリングは、1999年に同社全モデルのC.O.S.C.公認クロノメーター化を宣言。プロが用いる計器として、何よりもまず高精度であることを、ブライトリングは絶対条件に掲げたのだ。そのための時計工房「クロノメトリー」まで設立している。

その後も段階的に従来機の改良を行い、2004年には世界的な大ベストセラーとなった「クロノマット・エボリューション」を発表。2007年には、空ばかりでなく、海のモデルにもテコ入れを施し、シンプルにして最高の美しさと機能性を併せ持つ「スーパーオーシャン・ヘリテージ」を発表した。プロのための計器として、また実用時計としての頂点を極めるため、ブライトリングは常に進化し続けている。

【創業年】1884年 【創業地】スイス、サンティミエ 【主なシリーズ名】クロノマット、ナビタイマー、モンブリラン、スーパーオーシャン 【問い合わせ先】ブライトリング・ジ...