堀口義弘
CES 2017 リポート 家電・エレクトロニクス編|Consumer Electronics Show 2017
CEO 2017 家電・エレクトロニクス編カジノの街によぎるイリュージョン2017年1月4日から8日まで北米ラスベガスで開催されたコンシューマ エレクトロニクス ショー(CES)2017。すでに公開済みのリポート前編では、内外のカーメーカーからの出展にフォーカスしたが、後編では主役たる家電・エレクトロニクスの動向について紹介する。Text & Photos by Akio Lorenzo OYA / Mari OYA今年のスターはIoT家電をつかさどるスマートハブ世界屈指の家電・エレクトロニクス・ショー「CES」が2017年1月4日から8日まで米国ラスベガスで開催された。50周年を迎えた今年は、150を超える国と地域から3800を超える企業・団体が参加、来場者は16万5千人を数えた。2016年には我こそがApple Watchのライバルといわんばかりの各社のスマートウォッチが脚光を浴びたが、今年それは出尽くした感があった。ドローンも各国の飛行規制を受けて元気を失った。だが...
レクサスがミラノサローネで披露する“YET”の思想|LEXUS
LEXUS|レクサスレクサスがミラノサローネで披露する“YET”の思想レクサスは4月4日からイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインイベント「ミラノ デザイン ウィーク 2017(ミラノサローネ)」に出展。デザインイベント『LEXUS YET』を展開する。Text by YANAKA Tomomi建築家やデザイナーとしても活躍するネリ・オックスマンMIT准教授を招聘今年でミラノサローネに通算10回目の出展を果たすレクサス。2017年は、レクサスのものづくりの思想のひとつでもあり、相反するものを互いに調和する“二律双生”を意味する「YET」をテーマに展開する。毎回、デザインや建築のフロントランナーとタッグを組んできたレクサス。今回は、建築家やデザイナーであり、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディア・ラボ准教授のネリ・オックスマン氏と、彼女が率いる研究グループ「ザ メディエイテッド マター グループ」を招聘。自然とテクノロジーの調和でデザインイノベーションをはかってきたオ...
レクサス デザイン アワード2017入賞作品を発表|Lexus
LEXUS DESING AWARD 2017|レクサス デザイン アワード2017気鋭クリエイターたちの“YET”をテーマにした入賞作品を発表レクサスが国際デザインコンペティション「レクサス デザイン アワード 2017」の入賞作品を発表。プロトタイプ4作品を含む入賞作品は、4月にイタリア・ミラノで開催される「ミラノ デザイン ウィーク2017(ミラノサローネ)」のレクサス会場で展示、プレゼンテーションされる。Text by YANAKA Tomomi入賞者は建築家やデザイナーから助言を受けながらプロトタイプを制作レクサスが、豊かな社会とよりよい未来を作りあげる“デザイン”を生み出すとともに、気鋭のクリエイターの育成・支援を目的に2013年からスタートした「レクサス デザイン アワード」。5回目を迎える今回は、二律双生を意味する“YET”をテーマにデザインを募集。世界63カ国から1,152点の応募があった。HAVING NOTHING, AND YET POSSESSING EV...
アストンマーティン「AM-RB 001」の主要テクニカルパートナーを発表|Aston Martin
Aston Martin AM-RB 001|アストンマーティン AM-RB 001「AM-RB 001」の主要テクニカルパートナーを発表アストンマーティンは英国時間2月15日、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと開発を進めている公道走行可能なハイパーカー「AM-RB 001」の主要テクニカルパートナーを発表した。Text by YANAKA Tomomiコスワースが「AM-RB 001」専用の6.5リッターV12エンジンを製作昨年、発表されたアストンマーティンとF1チームのレッドブルレーシングとのコラボレーションによる「AM-RB 001」。1,000kgのボディに最高出力1,000psを発生するV12エンジンを搭載し、パワーウエイトレシオは1.0kg/psを実現する公道走行可能な“ハイパーカー”を生み出すプロジェクトだ。今回、生産に向けて主要なテクニカルパートナーが発表された。心臓部である「AM-RB 001」専用の自然吸気6.5リッターV12エンジンを手がけるのは、英国...
トヨタ、プリウスPHVを発売|Toyota
Toyota Prius PHV|トヨタ プリウス PHVトヨタ、プリウスPHVを発売トヨタ自動車は、2月15日(水)に新型「プリウスPHV」を発表、同日より全国での販売を開始した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)デュアルモータードライブシステムを採用昨年3月にニューヨークオートショーでワールドプレミアを果たした、トヨタ「プリウスPHV」がついに国内でも発売された。新型プリウスPHVのパワートレーンは、1.8リッター ガソリンエンジンが最高出力72kW(98ps)、最大トルク142Nm(14.5kgm)を発生。そこに出力53kW(72ps)、トルク163Nm(16.6kgm)の駆動モーターと、さらにワンウェイクラッチを用いることで出力23kW(31ps)、トルク40Nm(4.1kgm)の発電モーターを駆動用として一時的に加勢する「デュアルモータードライブシステム」を採用し、力強い加速力を得ていると謳う。ラゲッジルーム下に収められた駆動用のバッ...
往年のモデル「アマゾン」をオマージュしたV40の特別仕様車|Volvo
Volvo V40 T3 Amazon Blue Edition|ボルボ T3 アマゾンブルー エディションVolvo V40 D4 Amazon Blue Edition|ボルボ D4 アマゾンブルー エディション往年のモデル「アマゾン」をオマージュしたV40の特別仕様車ボルボ・カー・ジャパンは2月16日(木)、ショートワゴン「V40」に、1950年代に誕生した中型乗用車ボルボ「アマゾン」にちなんだ特別仕様車「V40 アマゾンブルー エディション」を設定。ガソリンモデル100台、ディーゼルモデル100台の計200台限定で販売を開始した。Text by YANAKA Tomomiインテリアも最新の「シティウィーブ」を採用1956年に販売開始され、販売から60周年を迎えたボルボの中型車「アマゾン」。グローバル販売を視野に入れて開発され、ギリシャ神話の女性戦士にちなんで名づけられた。1959年からは世界ではじめて「3点式シートベルト」を標準装備するなど、1970年の生産終了まで約70万...
ランボルギーニ初の量産車「350GT」をレストアし、パリで披露|Lamborghini
Lamborghini 350GT|ランボルギーニ 350GTランボルギーニ初の量産車「350GT」をレストアし、パリで披露ランボルギーニのレストア部門ランボルギーニ ポロストリコが、2月初旬にパリで開催された国際クラシックカー展示会「レトロモービル 2017」に初出展。レストアした「350GT」を初披露した。Text by YANAKA Tomomi往年の走りも復活熟練のエンジニアがランボルギーニの往年の名車の修復を手掛けるレストア部門、ランボルギーニ ポロストリコ。現在は、レストアはもちろんのこと、アーカイブの管理、オリジナルスペアパーツの提供などを行っている。今回、はじめてレストアされた「350GT」は、「ミウラ」「LM002」「カウンタック」につづく、4番目のフルレストアプロジェクト。ランボルギーニ初の量産市販車であり、1964年にはじめて製造された15台のうち1台を復刻させている。レストアに要した時間は、アルミニウム製の車体と内装に1,150時間、さらに機械系統や電気系統...
“月夜に映える” 日本向け限定車を12台限定販売|Bentley
Bentley Continental GT V8S Mooncloud Edition|ベントレーコンチネンタル GT V8S ムーンクラウド エディション“月夜に映える”日本向け限定車を12台限定販売ベントレーモーターズジャパンは、日本向け限定車「コンチネンタル GT V8 S ムーンクラウド エディション」を12台限定で販売を開始した。価格は2,410万円。Text & Photographs by UCHIDA Shunichiディーラーからの要望で作られた12台ベントレーの2ドアクーペ「コンチネンタル GT V8 S」をベースとした「コンチネンタル GT V8 S ムーンクラウド エディション」のコンセプトは“月夜に映えるクルマ”だ。そこでまずボディカラーはムーンビーム、月の光と呼ばれるシルバーと、もっとも黒らしい黒のオニキスのデュオトーン(ツートーン)をまとっている。ちなみに日本においては、クーペとして初めてデュオトーンを採用したモデルだという。インテリアも同様...