レクサス デザイン アワード2017入賞作品を発表|Lexus
LEXUS DESING AWARD 2017|レクサス デザイン アワード2017
気鋭クリエイターたちの“YET”をテーマにした入賞作品を発表
レクサスが国際デザインコンペティション「レクサス デザイン アワード 2017」の入賞作品を発表。プロトタイプ4作品を含む入賞作品は、4月にイタリア・ミラノで開催される「ミラノ デザイン ウィーク2017(ミラノサローネ)」のレクサス会場で展示、プレゼンテーションされる。
Text by YANAKA Tomomi
入賞者は建築家やデザイナーから助言を受けながらプロトタイプを制作
レクサスが、豊かな社会とよりよい未来を作りあげる“デザイン”を生み出すとともに、気鋭のクリエイターの育成・支援を目的に2013年からスタートした「レクサス デザイン アワード」。5回目を迎える今回は、二律双生を意味する“YET”をテーマにデザインを募集。世界63カ国から1,152点の応募があった。
テーマとなった“YET”は、相反するものを妥協するのではなく、調和させることでさらなる高みを目指し、新しい価値観を生み出すというレクサスのものづくりDNAのひとつ。アワードでは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーター、パオラ・アントネッリや建築家の伊東豊雄、ニューヨーク・タイムズ国際版のデザイン評論家、アリス・ローソーンら世界で活躍する6人の審査員が入賞12作品を選出した。
さらに入賞12作品のうち、4作品の受賞者は、メンターを務める建築家・デザイナーのネリ・アンド・フー、エレナ・マンフェルディーニら4組から直接助言を受け、プロトタイプを制作。最小限の持ち物で豊かな生活を送るためのスーツケースや、野菜を使った楽器、光と影の存在を認識することができるライトなど、個性豊かな作品が誕生する。
これらのプロトタイプ4作品と、ほかの入賞作品8点は4月に開催されるミラノサローネのレクサス会場で披露。会場で自身の作品についてプレゼンテーションをおこなう機会も与えられ、プロトタイプ4作品のなかかからグランプリ1作品が決定するという。
相反するものが調和、両立することで生み出される美や新しい価値観。世界の次世代を担うクリエイターたちの挑戦を見守りたい。
LEXUS DESIGN AWARD 2017 プロトタイプ制作作品
作品名|HAVING NOTHING, AND YET POSSESSING EVERYTHING
受賞者|アーラン・ウォン(Ahran Won)/韓国
メンター|ネリ・アンド・フー
作品名|PIXEL
受賞者|吉添 裕人/日本
メンター|スナーキテクチャー
作品名|PLAYER'S PFLUTE
受賞者|ジア・ウー(Jia Wu)/中国
メンター|マックス・ラム
作品名|STRUCTURAL COLOR - STATIC YET CHANGING
受賞者|ジェシカ・フーグラー(Jessica Fügler)/アメリカ
メンター|エレナ・マンフェルディーニ
LEXUS DESIGN AWARD 2016 パネル展示作品
作品名|BUOYANT MEASURING SPOON FOR THE BLIND
受賞者|ユージン・パーク(Eunjin Park)/韓国
作品名|THE LANDSCAPE OF PAPER
受賞者|前田 邦子/日本
作品名|MASS PRODUCTION TO UNIQUE ITEMS
受賞者|TAKEHANAKE-Bungorogama(竹鼻 良文/日本、奥田 文悟/日本、奥田 章/日本)
作品名|PAPER KETTLE
受賞者|片山 諒/日本
作品名|PLATANACEAE
受賞者|パウラ・セルメーニョ(Paula Cermeño)/ペルー
作品名|POD: HOMELESS YET HOME
受賞者|MODlab(エリック・シュワルツバッハ(Eric Schwartzbach)/アメリカ、ベンジャミン・ワード(Benjamin Ward)/アメリカ)
作品名|RETROSPECTION PROJECT / TIME TUNE RADIO
受賞者|産田 拓郎/日本
作品名|TRAFFIC LIGHT SYSTEM
受賞者|エヴゲニー・アリーニン(Evgeny Arinin)/ロシア
レクサス デザイン アワード2017
http://LexusDesignAward.com/jp