PARMIGIANI FLEURIER

スイス・フルリエの時計専門学校で学び、20歳の若さで上級時計師資格を取得したミッシェル・パルミジャーニが創設したブランド。 もともと彼は、1975年にアンティーク時計の修復を専門に手掛ける会社を設立したのだが、そこへ偉大な天才時計師、アブラアン・ルイ・ブレゲが1829年に製作したシンパティッククロックの修復依頼が舞い込む。この時計は、あまりの複雑さから修復不可能とされてきたものだったが、パルミジャーニは実に1600時間もの期間を掛けて修復に成功してしまう。 一躍、時計界の寵児として、その名を広めると共に、1980年代からは徐々にオリジナルウォッチの製造にも着手するようになる。そして1995年、自らの名と、創業地に選んだフルリエの地を合わせた名称である「パルミジャーニ・フルリエ」ブランドを設立する。 同社の作品は、個性的な装飾が施された二段ベゼルや文字盤に施された緻密なギョーシェ模様、槍型の時分針など、どれをとってもひと目でそれとわかる優雅なデザインが特徴。また、「神の手を持つ」と評されるほどの優れた技術力を持つミッシェル・パルミジャーニは、自身でも積極的にコンプリケーションを組み上げる。スイス・フルリエ地方の新規格「カリテ フルリエ」の創設にも貢献するなど、さまざまな活躍を見せている。 【創業年】1996年 【創業地】スイス、フルリエ 【主なシリーズ名】カルパ、トリック

パルミジャーニ・フルリエ|SIHH 2015 ジュネーブサロン速報|PARMIGIANI FLEURIER

パルミジャーニ・フルリエ|SIHH 2015 ジュネーブサロン速報|PARMIGIANI FLEURIER

PARMIGIANI FLEURIER|パルミジャーニ・フルリエ天才時計師が創設したマニュファクチュールブランドパルミジャーニ・フルリエ再上陸2014年秋に日本法人を立ち上げ、日本再上陸を果たしたパルミジャーニ・フルリエ。2015年のSIHHは日本再上陸を果たしてから初となるが、その中で強く印象に残ったのは、定番「トンダ」コレクションの充実だった。ファーストモデルはラグジュアリースポーツ系の色彩が強かったが、着実にバリエーションを増やし、クラシカルなスタイルや年次カレンダーのようなコンプリケーション系もラインナップ。今回もそのラインナップを確実に強化。特に、美麗なスケルトンモデルと、神秘的でロマンチックな仕上がりのメテオライト文字盤のインパクトが強烈だ。Text by KAWADA Akinoriトンダ 1950 スケルトンマイクロローター機構まで見渡せる薄型時計のスケルトン化は、時計ブランドの技術力を端的に表す。ムーブメントのプレートやブリッジにエッチングを施し、ムーブメントの裏...
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