開発テーマは原点回帰──トヨタ ランドクルーザー 250が発売|TOYOTA
CAR / NEWS
2024年4月19日

開発テーマは原点回帰──トヨタ ランドクルーザー 250が発売|TOYOTA

TOYOTA Land Cruiser 250|トヨタ ランドクルーザー 250

トヨタ自動車は「ランドクルーザー 250」シリーズを発売。これに合わせて、特別仕様車「ZX“ファーストエディション”」と「 VX“ファーストエディション”」が設定され、計8000台限定で販売を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

パワートレインはディーゼル、ガソリンの2種類を展開

新型ランドクルーザーの中核モデルに位置する250シリーズが発売された。
これまでは「プラド」の名が与えられてきたが、新たに「250」と命名された同モデル。今回、時代とともに高級・豪華路線にシフトしてきたプラドを、悪路走破性をベースに扱いやすく、多くの人々の生活を支える役割と使命を担うべく、“原点回帰”をキーワードに開発が進められたという。
またフルモデルチェンジを機に、ランドクルーザーの中核であり生活実用重視の250シリーズ、ランクルの象徴でもある300シリーズ、普遍的な70シリーズと、それぞれのポジションをより明確化した。
250シリーズは、300シリーズと同じGA-Fプラットフォームで、ランドクルーザー初となる電動パワーステアリング(EPS)などを採用。ボディサイズは全長4,925×全幅1,980×全高1,935㎜(ガソリンモデルは全高1,925㎜)、ホイールベースはランドクルーザー80シリーズから続く伝統の2,850mmが踏襲された。
エクステリアも歴代ランドクルーザーと同様、車軸に対してキャビンを後ろ寄りに配置するキャビンバックワードプロポーションとなっており、破損しやすいコーナー部のみ交換可能な分割式バンパーなど、機能美も追求されている。
機能面では、スイッチ操作でフロントスタビライザーのロック/フリーを切り替えられるSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)も搭載。オフロードでの悪路走破性や乗り心地、オンロードでの操縦安定性を両立させた。
パワートレーンは2種類。最高出力150kW(204ps)、最大トルク500Nmを発生する2.8リッター直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンにダイレクトシフト8段ATを組み合わせたものと、最高出力120kW(163ps)、最大トルク246Nmの2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンと変速パターンなどを電子制御する6段スーパーECTトランスミッションの組み合わせを展開する。
駆動方式はいずれも、悪路走破性を高めるトルセンLSDや電動リアデフロックを備えたフルタイム4WD。リアデフロックは、前後駆動力配分の自由度を拡大させ、走行安定性にも寄与する。
250シリーズ登場に合わせて登場した2つのファーストエディションもランクル250シリーズのキーワード“原点回帰”を掲げたものに。
2.8リッターディーゼルエンジンのZXグレード“ファーストエディション”では、原点回帰をより強調する丸目のヘッドランプや、マットブラック塗装のアルミホイール、18インチオフロードタイヤなどを特別装備。
一方、ガソリンとディーゼルエンジンの両方を展開するVXグレードをベースにした“ファーストエディション”は専用ボディカラーにサンド、インテリアカラーにはダークチェストナットを特別採用する。
さらに、安全機能のトヨタセーフティセンスやトヨタチームメイトも搭載し、装備をさらに充実させた。
いずれのモデルともに本革シート表皮や“FIRST EDITION”のロゴが入ったドアトリムオーナメント、インストルメントパネル加飾などが共通アイテムとして用意され、特別感を演出する。
このほかにもオーナーが「自分だけの一台」にカスタマイズできるようパーツも充実させており、トヨタ純正品以外にもモデリスタ用品にくわえ、新たに「JAOS」「Toy-Factory」からも内外装アイテムを選べるようになった。
ランドクルーザー250シリーズの価格は、2.8リッターディーゼルモデルは3グレード展開でGX(5人乗り)が520万円、VX(7人乗り)が630万円、ZX(同)が735万円となる。
2.7リッターガソリンはVXグレードのみ。7人乗りで545万円だ。
また、特別仕様車“ファーストエディション”の価格は、ZX785万円、VXのディーゼルモデルが700万円、ガソリンモデルは590万円となる。
問い合わせ先

TOYOTAお客様相談センター
Tel.0800-700-7700(9:00-18:00)
https://toyota.jp

                      
Photo Gallery