クラウン全4モデルのラストを飾るエステートが発売
CAR / NEWS
2025年3月14日

クラウン全4モデルのラストを飾るエステートが発売

TOYOTA Crown Estate|トヨタ クラウン エステート

トヨタ自動車は3月13日、新型「クラウン エステート」を麻布台ヒルズアリーナで発表。「クラウン エステート」の登場により、異なる個性を持つクラウン4モデルすべてが出そろった。

Text by YANAKA Tomomi

2メートルのフルフラットフロアが出現する「大人のアクティブキャビン」

1955年に誕生し、今年70周年を迎えるクラウン。これまで国内専売モデルだったが、16代目となる今モデルからは海外でも販売され、グローバルモデルとして新たな一歩を踏み出した。
新型クラウンは「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」の3モデルがすでに発売されており、今回ラストを飾るステーションワゴンタイプの「エステート」が登場し、異なる個性を持つ”クラウン群”が完成したことになる。
3月16日(日)まで麻布台ヒルズアリーナで開催されている「Life with CROWNs.」の開幕とともに発表された「クラウンエステート」。
アクティブライフを楽しむことができるユーティリティを追求しており、「大人のアクティブキャビン」がコンセプトとなるモデルだ。
エクステリアは、水平基調のデイライトランプを採用したハンマーヘッドフェイスや、バックドアに配された一文字のリアコンビネーションランプがワイド感と先進性を強調。
伸びやかなキャビンに車両前後を貫くシャープなショルダーラインなどシームレスなデザインが取り入れられ、足元には21インチの幅広大径タイヤを装着する。
インテリアはクラウンシリーズ共通の「アイランドアーキテクチャー」を採用。メーターディスプレイが水平に配され、視線移動を最小限にすることで、長距離移動も苦にならないようなドライバー空間が生み出された。
ラゲッジルームは通常時に570リットル、リアシート格納時に1,470リットルものスペースが設けられ、2メートルの完全フルフラットスペースを創出する「ラゲージルーム拡張ボード」がトヨタ初搭載されているのが特徴。
さらに、王冠マークがアクセントの引き出し式のデッキチェアやデッキテーブルなど、フルフラットスペースでの過ごし方をより魅力的にするアイテムも搭載。普段はスマートに車内に収納しつつ、車中泊や外出先での快適性を高めてくれそうだ。
パワートレーンはハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類で、いずれも排気量は2.5リットルで駆動方式は四輪駆動となる。
さらに、フロントモーターの出力はクロスオーバーやスポーツに搭載されるものに対し、約5割向上させ、システム全体の最高出力はHEVが179kW(243ps)、PHEVが225kW(306ps)を発生。多くの荷物を積んでもストレスなく加速できるよう改良されているのもポイントだ。
また、PHEVモデルは、搭載されたリチウムイオン電池により89km(WLTCモード)のEV走行も可能となる。
このほかにも「大人のアクティブキャビン」にふさわしい乗り味にすべく、サスペンションも設定。ドライブモードは「ノーマル」にくわえ「スポーツ」、後席でも揺れの少ない「リヤコンフォート」の3種類から設定でき、シーンに合わせて運転を楽しむことができる。
ボディカラーはモノトーンカラー5色とバイトーンカラー5色を設定。PHEV専用カラーとして「プレシャスメタル」と「マッシブグレー」のバイトーンカラーも用意された。
価格はHEVモデルが635万円、PHEVモデルが810万円となる。
TOYOTA Crown Estate|トヨタ クラウン エステート
ボディサイズ|全長4,930×全幅1,889×全高1,625㎜  
エンジン|2,487㏄  
システム最高出力|<HEV>179kW(243ps)  <PHEV>225kW(306ps)  
駆動方式|四輪駆動  
サスペンション前/後|マクファーソンストラット / マルチリンク  
燃費(WLTCモード)|<HEV>20.3㎞/L  <PHEV>20.0㎞/L  
価格|<HEV>635万円  <PHEV>810万円
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