100年以上の歴史をもつ時計ブランドが多数存在するスイスにおいて、コルムの創業は1955年と、比較的後発組に属している。しかし、その若さを活かした斬新なアイデアにより、独創的なものづくりを行ってきたブランドだ。 創業間もない1957年には、筒状のケースにムーブメントをおさめ、ベルトが時計内部を貫いた「ゴールデンチューブ」を発表。1964年には、本物の金貨をスライスし、そのなかに小型ムーブメントを仕込んだコインウォッチを発表している。これらの個性的な時計により、コルムの時計界におけるポジションは早くから確立されていった。 その後も、純金のインゴットを文字盤に使用した「インゴット・ウォッチ」。初めてムーブメントの輪列を縦1本に配列し、クリスタルケースの内部におさめた「ゴールデンブリッジ」。文字盤に隕石を使用した「メテオライト」など、次々とアヴァンギャルドな作品を発表し続けてきた。 2000年には、グッチの時計部門に携わってきたサヴァリン・ワンダーマン氏がCEOに就任。10mm以上の厚さをもつサファイアクリスタル風防を備えた「バブル」を発表し、時計界に大きな衝撃を与えた。同モデルは、文字盤に配されるユニークなデザインも特徴で、ほぼ毎年発表される記念モデルはコレクターズアイテムとしも人気が高い。 なお、コルムのシンボルは「鍵」のマークであり、それは「完全な時への鍵(Key to Perfect Time)」を象徴しているという。 【創業年】1955年 【創業地】スイス・ラ・ショー・ド・フォン 【主なシリーズ名】アドミラルズカップ、バブル 【問い合わせ先】コルムジャパン Tel. 03-6435-9240 公式サイト:https://corumwatch.jp
CORUM
1955年の創業以来、時計製造の伝統を尊重しながらも異彩を放つクリエイションを生み出してきたウオッチブランド・コルムより、新作「バブル 47 エックスレイ」がリリースされる。発光するスカルモチーフがミステリアスかつ大胆なこのウオッチは、世界限定88本で、2021年8月より取り扱い開始される。
スイスの高級時計ブランド・コルムが、革新性を象徴する直線型のムーブメントを細部まで一望できる、新しいケースを備えた「ゴールデンブリッジ オートマティック」4機種を発表した。2021年7月より取り扱い開始予定だ。
コルムの代表的なコレクションのひとつ「アドミラル」に、日本の伝統的な墨色を纏った新作「ADMIRAL LEGEND 42」が登場した。アドミラルといえば、インデックスに採用される彩り豊かな国際信号旗が特長だが、それを封印し、墨一色で統一。これまでの印象を大きく変えた新作、かなり魅力的だ。
CORUM|コルム海に焼けたイカリのような深い色合いを表現チーク材ダイアルで豊かな表情を見せる新作「アドミラル」コルムを代表する「アドミラル」コレクションに、ヨットのデッキ材として使用されるチークを用いた新作「アドミラルAC-ONE 45クロノグラフ」が登場した。Text by YANAKA Tomomiしかも経年変化を楽しめるブロンズケースを採用アワーインデックスを国際海洋信号旗で表現する、コルムを代表するロングセラーモデル「アドミラル」コレクション。海と深いつながりを持つアドミラルの新作文字盤素材に選ばれたのは、ヨットのデッキ材にも使われる天然チークだった。美しい木目と強靭な耐久性を持つことから、船舶や家具、建築にも使われる天然チーク。現在は伐採が禁止され、輸入規制があるため日本国内で入手しにくい高級な希少木材がダイアルに採用されている。ケースは、歳月を経るとともに味わい深く変化を楽しめるブロンズを採用。ブラウンのカーフレザーも相まって、海に焼けたイカリのような深い色合いが、多...
CORUM|コルムコルムが誇る名機「アドミラル」に日本限定モデル登場世界の外洋航海レースの中で、伝説的かつ最も過酷なレース「アドミラルズ カップ」をモチーフにした「アドミラル」シリーズから、日本限定モデルがリリースされる。Text by YOSHIDA Mihoガンブルーのベゼルが、より海洋旗を際立たせるスイスのラ・ショー・ド・フォンが誇る時計ブランド、CORUM(コルム)は、その審美的魅力と優れた技術力で世界中で高く評価されている。1960年、CORUMは、世界の外洋航海レースの中で伝説的かつ最も過酷なレース「アドミラルズ カップ」と海の男たちに敬意を表し、レース名を冠したスポーツウォッチコレクションを発表した。その流れを汲む「アドミラル」シリーズは、正確な時刻調整を可能としたプッシュボタンや自動巻きムーブメントに対する高い技術力、12角形ケースや文字盤にあしらわれた国際海洋信号旗など、独特のデザインが用いられており、CORUMのエレガントでスポーティな個性を表現している。 今回...
CORUM|コルム創業60年目に華を添えたのはあのバブルウォッチが復活!コルムは、ユニークな時計を次々に発表し、大きな成功を収めてきた。フラッグシップモデルである国際信号旗でインデックスを描いた「アドミラルズカップ」では、ヨットの世界観を、「ゴールデンブリッジ」では、縦長の直列型ムーブメントで人気を得た。本物の金貨・銀貨をケースとする「コインウォッチ」も、いまやコルムの独壇場だ。だが、なにかが足りないと思っていたファンも多いのではないだろうか。それが、2000年に特異なフォルムで時計界を席巻した「バブル」だ。文字通りのドーム状の風防を装備した独創的なデザインで熱い支持を受け、いまだに探している熱心なファンがいるという伝説的なモデルだ。創業60周年を飾るにふさわしい名作たちが誕生した。Text by KAWADA Akinoriその風防はまさにバブルでありドーム型あの「バブル」が、現行の「ヘリテージ」コレクションの一作「ヘリテージ バブル」として帰ってきた。コルムを以前から知るファン...
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