堀口義弘
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が日本ツアー|MUSIC
MUSIC|辻井伸行をソリストに迎え「皇帝」を披露する公演もミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が日本ツアーワレリー・ゲルギエフが主席指揮者として率いる、ドイツの名門オーケストラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が来日。11月末から東京や大阪、名古屋、仙台で6公演が開かれる。またソリストには、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人初優勝を果たしたピアニストの辻井伸行が迎えられた。ミュンヘン・フィルとおなじくミュンヘンに本社を置くBMWグループが協賛としてサポートする。Text by YANAKA Tomomiワレリー・ゲルギエフが就任してはじめての日本ツアー1893年に発足した前身のカイム管弦楽団から数え、すでに120年以上の歴史をもつミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団。2015年9月からは芸術監督、音楽監督としてロシア出身の世界的指揮者ワレリー・ゲルギエフが就任したばかりだ。公演では、ゲルギエフとミュンヘン・フィルのコラボレーションを反映し、ベートーヴェンやブル...
東京モーターショー 2015 リポート|Mazda
Mazda|マツダ東京モーターショー 2015 リポート次世代ロータリーエンジンに自分たちの夢を表現今回のショーでもっとも早く発表をおこない、そして熱い注目を集めたのが、ロータリーエンジン復活への望みをコンセプトカーというかたちで具現したマツダだ。小川フミオ氏がその模様をリポート。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki一本筋の通ったマツダの戦略マツダは、2015年の東京モーターショーで、最も注目を集めた自動車メーカーだ。それはひとえに「RXビジョン」の功績。なんともかっこいいスポーツクーペである。その理由は、ロングフードに、後輪の上にドライバーが座るほど後退したキャビンの組み合わせ。伝統的スポーツカーデザインにおける黄金律をそのまま具現化したようなスタイリングなのだ。「RXビジョン」とは、読者は先刻ご承知だろうが、マツダのロータリーエンジン スポーツカー「RX」シリーズを思わせる車名をもつ。いまさら(燃費が悪い)ロータリ...
東京モーターショー 2015 リポート|Audi
Audi|アウディ東京モーターショー 2015 リポートジャパンプレミアを多く出展するアウディ東京モーターショーにおけるアウディブースは、新型「A4」をはじめ日本初公開のモデルを7車種も展示。それらがさりげなく散りばめられた会場を、小川フミオ氏がリポート。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki見どころの多いアウディニューモデルが数多く並んだのが、アウディのブースだ。「あ、こんなところにも!」と、いわゆる平場(ひらば)にさりげなく置いてある新型「R8」を見て驚くひとも。2015年は、「TT」や「A3 スポーツバック e-tron」を導入したアウディジャパンでは、これからそのR8にくわえ、新型「A4」や新型「Q7」の輸入を予定している。「アウディのエンスージアズムを信じている方が大勢いらっしゃいます」。記者会見で登壇し、そう語ったのは、アウディジャパンのアンドレ・ブラウン代表取締役執行役員だ。アウディは自動車好きの心に訴えか...
東京モーターショー 2015 リポート|Volkswagen
Volkswagen|フォルクスワーゲン東京モーターショー 2015 リポート持続可能な社会に向けて電動化をすすめるVW9月に発覚したディーゼルエンジンの排出ガス不正問題で揺れるフォルクスワーゲンだが、東京モーターショーには予定通り大きなブースを構えた。不正は問題としつつも、彼らの持続可能なモビリティに対する取り組みはディーゼルだけではなく、さらなる先へ進みつつある。Text by OGAWA FumioPhohographs by ARAKAWA Masayukiディーゼルエンジンのゆくえ白とブルーを基調に広い面積を使ったブースでの記者会見が、押すな押すなの満員となったフォルクスワーゲン。当然、一般誌(紙)やテレビの記者が期待していたのは、米国でのディーゼル排ガス検査での真相について。「ご迷惑をおかけして申し訳ないです」。フォルクスワーゲン グループ ジャパンのスウェン・シュタイン代表取締役が、来場者の前で深く頭を下げた。フォルクスワーゲン乗用ブランド取締役会のドクター・ヘルベル...
クルマの祭典で咲き誇る、美しさの饗宴|TOKYO MOTOR SHOW 2015
TOKYO MOTOR SHOW 2015 | 東京モーターショー 2015クルマの祭典で咲き誇る、美しさの饗宴第44回開催を迎えた東京モーターショー。会場ではクルマの未来を予感させる様々な技術にくわえ、今年も華やかなコンパニオンによる美の饗宴が繰り広げられる。OPENERSは今回も彼女たちのファッションチェックを敢行。各衣装へのコメントとともに、モーターショーの“もうひとつの主役たち”に焦点を当ててみよう。Text by SUGIYAMA JinPhotographs by YOKOYAMA Masato
東京モーターショー 2015 リポート|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツMercedes-AMG|メルセデスAMGsmart|スマート東京モーターショー 2015 リポート未来の東京をイメージしたコンセプトモデルを発表国内で販売される輸入車ブランドのなかでも、ひときわな好調が伝えられるメルセデス・ベンツ、およびそのサブブランドたち。東京モーターショーにおいても、新モデルの導入をおこなうなど、その勢いは止まらない。小川フミオ氏による現地リポート。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki新型SUVを披露日本市場での販売好調なメルセデス・ベンツ。その理由を探るのにもっともよい方法は、東京モーターショーのブースを見ることかもしれない。現在、26車種127モデルを日本で販売するメルセデス・ベンツ日本。さらにショーでは、2015年、圧倒的な速さで選手権を獲得したF1マシンをはじめ、導入予定の新型車、さらに世界初公開のコンセプトモデルと、多岐にわたる内容がいっき...
東京モーターショー 2015 リポート|Porsche
Porsche|ポルシェ東京モーターショー 2015 リポート2台がワールドプレミアを果たしたポルシェ今回の東京モーターショーに出展する、数少ないスポーツカーブランドのひとつがポルシェだ。彼らにとって重要な市場であるというこの日本では、「マカン GTS」と、最新パワートレーンを搭載した「911カレラ」の四輪駆動モデルを世界初公開した。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki4WDの911にもターボを搭載フェラーリやランボルギーニといったブランドが出展を見合わせるなか、東京モーターショーで気を吐いていたスポーツカーメーカーがポルシェだ。9台のスポーツカーやSUVを並べ、多くの来場者を惹きつけていた。やはりブランド力は衰えていない、というかんじである。スポーツカーメーカーでありながら、燃費を考え、環境適合性に配慮するなど、市場性をアップデートしているのが、ポルシェの特徴といえる。それだけに、ショーは本来ポルシェにとって、重要な...
東京モーターショー 2015 リポート|NISSAN
Nissan|日産東京モーターショー 2015 リポート2020年を見据え、多様な提案をおこなう日産2020年の実用化に向けて開発を進めている完全自動運転技術を盛り込んだEV「IDSコンセプト」が、今回の東京モーターショーの話題のひとつとなった日産。おなじ2020年へ向けて、ゲームから抜け出た次世代のスポーツカーと、2020年に免許を取得する若い世代のユーザーをターゲットとしたデジタルガジェット的なコンセプトカーも発表している。5年後にむけて多様なクルマを提案する日産ブースを小川フミオ氏がリポート。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki自動運転とドライビングの楽しみが同居白を基調とした(相変わらず)クリーンでインテリジェントな雰囲気が、日産自動車のブースの特徴だ。コンセプトカーを中心としたショーの目玉は、大きくいうと、2つに分かれているように思えた。ひとつがスポーツ、もうひとつが自動運転だ。「2020年までに革新的な自動...