リシャール・ミルは、「時計のF1」をコンセプトに、「現時点で求めうる限りの最高機能と成功品質のみを採用する」ことを追求し続ける超個性派ブランド。そのあふれんばかりのオリジナリティは、一目でも同社の時計に触れれば、すぐに感じ取れるだろう。 2001年に「RM001」で時計界に衝撃的なデビューを果たすと、その後もV字型のトゥールビヨン・ブリッジや、腕の動きに合わせて巻き上げ効率を調整する「可変慣性モーメント・ローター」などの独自機構を次々と考案する。すべてのモデルはムーブメントを最小限まで肉抜きし、チタンやカーボンなどの特殊素材を採用することで、とことん軽量化を追求。 人工衛星にも使用される新素材「アルシック」を採用したモデルに至っては、メタル素材でありながら、全体重量わずか30g以下という信じられない数値を叩き出したものだ。なおかつ、ハードユースを想定した耐久性の高さも特徴であり、これまでとはまったく別次元の高級ウオッチを手掛けてきた。 あるいは、一流デザイナーのフィリップ スタルクとのコラボモデルをチャリティオークションで発表するなど、異業種との交流も盛ん。2007年は、最薄と最厚のケースサイズを誇る2品の新作を発表しており、現在、「RM001」からはじまり、「RM038」までのコレクションを展開している。鬼才、リシャール・ミルのアイデアが今後どこまで伸び行くものか、その行方が非常に楽しみである。 【創業年】2001年 【創業地】スイス、ジュラ地方 【主なシリーズ名】RM002 V2、RM007、RM010 【問い合わせ先】リシャールミルジャパン、03-5807-8162 公式サイト:http://www.richardmille.com/
RICHARD MILLE