MUJI BOOKS × AI YONEZAWA,YUKO YAMAMOTOMUJI新宿にて8月6日まで開催中ユトレヒトがディレクションを手がける『MUJI BOOKS』は、MUJI新宿と、MUJI東京ミッドタウン、MUJI銀座松坂屋の都内に3店舗にあります。8月6日（木）まで、MUJI新宿にて、料理家・米沢亜衣さんとイラストレーター・山本祐布子さんによる「料理」をテーマにしたディスプレイを展示中。文＝與田寛子（UTRECHT）MUJI新宿のオープン一周年記念、MUJI BOOKSとコラボレート現在、MUJI新宿の1階メンズフロアにて、料理家・米沢亜衣さんとイラストレーター・山本祐布子さんによる「料理」をテーマにしたディスプレイを展示中です。『イタリア料理の本・2』今年6月に刊行された米沢亜衣さん著『イタリア料理の本・2』（アノニマスタジオ刊 1995円）も、ずらり並べられています。本書はイタリアを渡り歩き、土地の風土を体感した米沢さんだからこその従来のレシピ本という枠を超えた一冊...

MUJI新宿 MUJI BOOKS生きものの魅力が光るめずらしいものが集結加藤郁美「どうぶつ帖」展開催子どもたちに愛され、子どもたちを支えてきたアンティークぬいぐるみのコレクションを写した写真集『どうぶつ帖』（倉敷意匠刊）の刊行を記念して、「生きもの」をテーマにした展示をMUJI BOOKSにて5月23日（月）まで開催しています。文＝與田寛子（UTRECHT）愛情の跡が見られるからこそのかわいらしさ『どうぶつ帖』は、職人の手でひとつひとつかたちづくられたぬいぐるみの、穏やかな愛らしさが際立つ一冊。ページを繰るごとにあらわれるぬいぐるみには、もとの持ち主であった子どもの注いだ愛情の跡が見られるからか、なお一層のかわいらしさに心惹かれます。本展では、月兎社発行人である加藤郁美が選ぶ、諸外国で使用されていた動物をモチーフにしたコインセットのほか、販売されていた時代背景を物語るシガレット・ケースなど、興味深いアイテムもあわせて展示・販売しています。ユカワアツコの飛び出す鳥カード動物モチーフ...

目にするものすべてが備える「骨」「骨ブックス」 at 21_21 DESIGN SIGHT気持ちのよい緑が広がる東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTでは、プロダクトデザイナー山中俊治氏のディレクションによる「骨」展が開催中。展示に合わせ、ユトレヒトが手がける「骨ブックス」が、1階ロビーにて期間限定でオープンしています。文＝與田寛子（UTRECHT）写真＝吉村昌也「標本」 → 「実験」 → 「骨」の仕組みを考える「骨ブックス」というからには、レントゲン写真を展観するかのように骨の本がずらり並べられているのでは……と思いきや、そこにはスープの本や虹の本、椅子の本に、からくり人形の本など、およそ「骨」から、かけ離れたタイトルが目に入ります。首を傾げつつも、ひとまず展示スペースへ。まず迎えられたのは、大きくて立派なダチョウの骨格標本。節々の接合部分の精密さ、骨の表面に波打つ細かな紋様など、生物を支える骨組みは、まさに圧巻。一方、少し先に進むと、陳列されているの...

高橋順子詩集『あさって歯医者さんに行こう』刊行記念詩と作品のコラボレーション展 開催中2008年11月のオープン以来、さまざまなアーティストを迎え、展覧会を開催している青山の「NOW IDeA by UTRECHT」。訪れるたび、テイストの異なるアーティストの作品を身近に感じていただくことのできる、オープンなスペースです。文＝與田寛子（UTRECHT）詩と作品のコラボレーション展では、詩の朗読会もあり現在、詩人・高橋順子さんを迎えて、詩と作品の展示を開催中。今回、出版社デコより刊行された詩集『あさって歯医者さんに行こう』は、装丁をbluemarkの菊地敦己氏が担当。鮮やかなブルーが印象に残る、コンパクトな1冊となっています。手渡されたときの本の軽さに反して、ページを開くと、ついと背中を押され、限りなく開かれた世界へと、あっという間に誘い込まれます。NOW IDeAの開放的なテラスにて、展覧会の構想を練るうち、ここでしか味わうことのできない作品を……という発想から、アートディレクター...

MUJIのアイテムを用いて、恐竜の化石を再現「MUJI BOOKS × MITSURU KOGA」開催中9月3日（木）まで、MUJI東京ミッドタウンでは、「MUJI BOOKS × MITSURU KOGA」と題し、造形作家である古賀充さんによるディスプレイを展示中です。文＝與田寛子（UTRECHT）MUJI東京ミッドタウンのエントランスに現れた巨大な恐竜の化石造形作家の古賀充さんは、海岸で拾った石をていねいに削り、小さな花器に仕立てたりと、あるものに手をくわえることで、そのもの自体に新たな意味をもたせるという興味深い制作をつづけられています。今夏もロサンゼルスのギャラリー「tortoise」にて、落ち葉を細かくカッティングし、小さな樹木のかたちに切り出すという、一連の切り絵作品を中心にした個展を終えられたばかりです。これまでにも茅ヶ崎の海岸に打ち上げられた流木を用いて、およそ原寸大の恐竜の化石をかたちづくり、写真集『Driftwood Dinosaurs』（UTRECHT刊）を発...

無印良品有楽町ATELIER MUJIにて12月11日（金）より開催たくさんの ふつうの クリスマス a lot of usual Christmases12月11日（金）より24日（木）まで、無印良品有楽町3階ATELIER MUJIにて、ユトレヒト企画によるクリスマスイベント「たくさんの　ふつうの　クリスマス　a lot of Christmases」が開催されます。文＝與田寛子（UTRECHT）会期中イベントにもぜひご参加ください！クリスマスの過ごし方は、いろいろなかたちがあります。それは国によっても、また人によってもさまざま。ただひとつだけ共通点があるとすれば、それは「クリスマスをお祝いする」ということ。どんな飾り付けをして、どんな本を読んで、どんな料理を食べて、どんなプレゼントを交換して……。それぞれのクリスマスの過ごし方を、いろいろな国の人から教えてもらいました。ATELIER MUJIでは、各国から届けられたクリスマスソングの映像を、世界地図に模した壁面に散りばられた...

MUJI銀座松坂屋 『MUJI BOOKS』 にて開催山内マスミ 「ノレン × MUJI BOOKS」あたたかみのあるタッチが印象的なイラストレーター、山内マスミ氏の作品集『ノレン』の出版記念展が、MUJI銀座松坂屋内の『MUJI BOOKS』にて、1月8日（土）から1月21日（金）まで開催されます。文＝與田寛子（UTRECHT）昨年末、MUJI新宿でのクリスマスをテーマにした展示の巡回展山内マスミ氏が手がけた書籍装丁では『世界がもし100人の村だったら』があまりにも有名ですが、そのほかにもさまざまな活動をつづけています。そのなかのひとつとして、1997年から描きつづけている作品があります。clammbon（クラムボン）のライブのさい、必ず原田郁子さんのキーボードに下げられている暖簾のかたちをした絵「ノレン」です。13年間描きためた「ノレン」の数は全340点。clammbonのライブへ足を運んだことのある方には、ライブ中にひらりひらりと揺れる、あの「ノレン」を音楽の記憶とともに思い...

アーティストqpがセレクトした女性アーティスト10名「べつの星」開催青山『UTRECHT』のギャラリースペースNOW IDeAで、気鋭の女性アーティスト10名の作品が一同に会した「べつの星」が4月24日（日）まで開催されている。文＝與田寛子（UTRECHT）遠くから星を眺める気分で楽しみたい10人の作品本展を企画するqpは、本人も絵を描く男性アーティスト。「女性の描く作品には、自分にはない感性が秘められている」という視点から、10名の女性アーティストが選ばれた。展覧会に合わせて編纂された作品集『べつの星』は、まるでピアノ練習曲の楽譜のような装丁で、10名の作品の風合いも、しっくりとまとまり収められているが、展示に実際に足を運んで、それぞれの作品を直に観ると、それぞれの作風が、ディテールからまったく異なることに驚くだろう。濃い色味の色鉛筆を、筆圧を加減しながら重ねることで、より深みを増す會本久美子。水彩と鉛筆画のコンビネーションを、あえて紙の皺を残して額装することで、その世界を閉じ込...

サッカー文化そのものに魅了されたすべてのひとへ「“じゅういちにんのともだち” Exhibition by JYUUICHI」展“ドイツで手に入る最高のファンマガジン”と称される『11 FREUNDE』を中心とした、サッカーにまつわる展示を11月22日（火）から30日（水）まで『UTRECHT』にて開催します。文＝與田寛子（UTRECHT）“Elf Freunde müsst ihr sein”＝勝つためには11人の友だちでなければならない1903年にドイツサッカーのチャンピオンにあたえられるトロフィーのプレートに刻まれた言葉“Elf Freunde müsst ihr sein”に端を発し、脈々と受け継がれるサッカー文化に焦点を当て、ベルリン在住のJYUUICHIが企画する本イベント。古ぼけた写真のなかにも、チームならではの結束力がうかがえる数かずの子どもサッカーチーム写真のシリーズ“SCHOOL TEAM”のほか、ヨーロッパの下位リーグの試合風景を撮りためた写真集“EUROPIA...

Stephen Gill and His Books feat. Unpublished Hackney Flowers「写真家スティーヴン・ギルとその本」発売中の雑誌『HUGE』1月号で取り上げられている英国の写真家 スティーヴン・ギルのブックフェア「写真家スティーヴン・ギルとその本」が、12月2日（金）から7日（水）まで青山『UTRECHT / NOW IDeA』で開催される。Text by OPENERSスティーヴン・ギルのユニークかつ深遠な世界を堪能できる、貴重な機会ナショナル・ポートレイト・ギャラリーやヴィクトリア＆アルバート美術館にも作品が収蔵されている英国の写真家 スティーヴン・ギル。その独創的な視点と研ぎ澄まされた感性に満ちた作品は、世界中で注目を集めている。また、ギル自身が手がける写真集の数かずもヨーロッパを中心に高い評価を受けており、とくに花を題材にした『Hackney Flowers』（2007）は、『タイムズ』誌で2008年の最優秀写真集賞を受賞している。今...