堀口義弘
メルセデス・ベンツ、GLK改めGLCのクーペ版を公開|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz Concept GLC Coupeメルセデス・ベンツ コンセプト GLC クーペ GLK改めGLCのクーペ版を公開メルセデス・ベンツは、2015年4月20日に中国で開幕した上海モーターショーで、SUVのクーペモデル第2弾となる「コンセプトGLC クーペ」を発表した。これまで「GLK」と呼ばれたDセグメントモデルのフルモデルチェンジ版に追加されるスタイリッシュなクーペモデルで、ベースとなる「GLC」よりも先にクーペモデルを公開するのは、今年1月のデトロイト・モーターショーで発表した「GLEクーペ」と同様の戦略である。Text by SAKURAI KenichiメルセデスのクーペSUVの第2弾メルセデスでは、SUVカテゴリーのモデル名を再構築している真っ最中である。基本となるのはSUVを示す“GL”の名称で、この次に位置するアルファベットが、クラス=車格、すなわちボディサイズをあらわしている。現在開催中の上海モーターショーでメルセデスが発表したのは、「コン...
スポーツシリーズを完成させるマクラーレン「540C」|Mclaren
McLaren 540C Coupe|マクラーレン 540C クーペスポーツシリーズを完成させるマクラーレン「540C」マクラーレンが新型モデル「540C」を上海オートショーで発表した。今月初頭の「570S」からつづけざまに登場した新型は、どういう位置づけなのか。現地で発表の瞬間にも立ち会った大谷達也氏のリポート。Text & Photographs by OTANI Tatsuyaライバルは911GT34月1日開幕のニューヨークショーでニューモデル「570S」を発表し、アルティメイトシリーズ「P1」、スーパーシリーズ「650S」につづく第3のモデルレンジであるスポーツシリーズの展開を開始したマクラーレン・オートモーティブは、オート上海2015のプレスデイにあたる4月20日にスポーツシリーズ第2弾の「540C」を発表した。570Sの価格は2,556万円、540Cは2,188万円と発表されており、現在のマクラーレンの主力モデルである650Sにくらべるとおよそ500-1000万...
アウディ プロローグの第3幕はオールロード|Audi
Audi Prologue allroad|アウディ プロローグ オールロードアウディ プロローグの第3幕はオールロードアウディは上海オートショーにおいてコンセプトモデル「プロローグ オールロード」を発表した。プロローグの名を冠するコンセプト第3のモデルだ。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)プロローグファミリー最高のパワフルなエンジン4月20日より開催されている上海オートショーにおいて、アウディは「プロローグ オールロード」を公開した。昨年11月のLAオートショーで発表された「プロローグ」、今年3月のジュネーブモーターショーにおける「プロローグ アバント」につづく、一連の“プロローグ”シリーズ第3のモデルは、クロスオーバータイプでの登場となる。プロローグ オールロードのパワートレーンは、ツインターボ付きの4リッターV型8気筒エンジンに、電気モーターを内蔵した8段ティプトロニック(AT)を組み合わせ、システム統合の最高出力は540kW(734ps...
アウディ プロローグ アバントの概要を発表|Audi
Audi Prologue Avant|アウディ プロローグ アバントアウディ プロローグ アバントの概要を発表アウディはジュネーブモーターショーにおいて、昨年秋に公開したコンセプトクーペをベースとしたワゴンタイプの「プロローグ アバント」を発表した。Text by TAKEDA Hiromiパワーソースはプラグインハイブリッドに3月にスイスで開催されるジュネーブ ショーに向けて、各メーカーが続々と意欲的なニューモデルやコンセプトカーの情報を事前リリースするなか、アウディも2月25日、コンセプトカー「プロローグ アバント」の概要をあきらかにした。アウディは昨年晩秋のロサンゼルス モーターショーにて、同社の次世代のデザインを2ドアクーペのかたちで提示するコンセプトカー「プロローグ」を公開しているが、この「プロローグ アバント」は、同系列のコンセプトを示した第2弾、あるいは発展型とも言うべきモデルである。4ドア+テールゲートを備えたワゴンスタイルで、そのためアウディのワゴンでは伝統とな...
RX初のターボエンジン搭載モデル、レクサス「RX200t」を上海で発表|Lexus
Lexus RX200t|レクサス RX200tRX初のターボエンジン搭載モデル「RX200t」を上海で発表レクサスは上海モーターショーで、クロルオーバーモデル「RX」に初のターボエンジン搭載車となる「RX200t」を発表した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)RXにもダウンサイジングターボエンジン搭載モデルが追加中国を舞台に今日から開催中の上海モーターショーで、レクサスは最新のクロスオーバーモデル「RX」のあらたなエントリーグレードとして、「RX200t」を追加設定した。今月初旬のニューヨークオートショーでワールドプレミアされたばかりの新型RX。発表時には3.5リッターV6エンジンを用いたハイブリッドシステムを搭載する「RX450h」と、おなじく3.5リッターV6エンジンを搭載する「RX350」の2機種ラインナップしていたが、上海ではRXとして初のターボモデル「RX200t」が追加された。RXの入門モデルという位置づけであり、これまで2.7リッ...
プレミアムSUVの行く末を占う新型レクサスRX|Lexus
Lexus RX|レクサス RXプレミアムSUVの行く末を占う新型レクサスRX今月はじめに開催されたニューヨークオートショーで、レクサスは4代目となる「RX」を発表した。ショー会場でデビューの瞬間を目撃したモータージャーナリストの九島辰也氏が、その模様をお届けする。Text by KUSHIMA Tatsuyaアメリカで高い注目度あまり話題になっていないかもしれないが、今年4月の頭に開催されたニューヨーク オートショーには今後のプレミアムSUVマーケットをリードしていくであろう2つのモデルが発表されている。メルセデス・ベンツ「GLE」とレクサス「RX」だ。アンベールされたのはどちらも市販車。つまり、今年われわれの前に姿を現す代物となる。この2台がプレミアムSUVマーケットの近未来を占うのは歴史が物語っている。どちらも初代が誕生したのは1997年。北米で販売を開始したのがはじまりだ。メルセデスは「Mクラス」として登場したが、当時のそれはセンセーショナルだった。ヨーロッパのプレミアムブ...
風から作ったガスで走るアウディA3 g-tron 前編|Audi
Audi A3 Sportback g-tron|アウディ A3 スポーツバック gトロン持続可能な社会にむけたアウディの取り組み風から作ったガスで走るアウディA3 g-tron 前編アウディはつい先ごろ発表した新型「R8」や、速さと快適さを追求するRSモデル、さらにWEC(世界耐久選手権)への参戦などスポーツへのイメージが強いいっぽうで、持続可能な社会に向けてCO2削減に熱心に取り組むブランドでもある。そんなアウディに登場した「A3 スポーツバック gトロン」は、たんに燃料がCNG(天然ガス)というだけでなく、その燃料を自然エネルギーから生成することでCO2排出量を実質ゼロに近づけることを目論んでいるという。大谷達也氏が試乗やインフラ見学をつうじてその実情をリポート。前編では、そのバックグランドに迫る。Text by OTANI TatsuyaCO2排出量を減らさなければならないわけ「二酸化炭素(CO2)の排出量をただちに削減しないと、地球温暖化現象は取り返しのつかない局面を迎え...
風から作ったガスで走るアウディA3 g-tron 後編|Audi
Audi A3 Sportback g-tron|アウディ A3 スポーツバック gトロン持続可能な社会にむけたアウディの取り組み風から作ったガスで走るアウディA3 g-tron 後編持続可能な社会の構築の柱として、自動車のCO2排出量削減に真剣に取り組んでいるアウディ。A3 スポーツバック gトロンは、その結実したひとつのかたちとして、ドイツを実際に走っている。風力で発電した電気でつくったガス「e-gas」をつかえば、そのパワーの源は理論上、CO2排出量ゼロだという。後編では、大谷達也氏が実際に試乗して、そのメリットをかんがえる。Text by OTANI TatsuyaアウディがCO2削減に取り組む、そのバックグランドに迫る前編はこちらCNG(e-gas)とガソリンのバイフューエル モデル今回は、まずデュッセルドルフにて「A3 g-tron」をピックアップ。これに試乗して、およそ250km離れたヴェルルテにあるe-gas生成工場を見学した後、再びA3 g-tronでデュッセルド...
現実をデジタルで拡張するMINIのウェアラブルデバイス|MINI
MINI Augmented Vision|ミニ オーギュメンテッド ヴィジョン現実をデジタルで拡張するMINIの専用グラスMINIは上海オートショーにおいて、専用グラスを通じてドライバーの視界にデジタル情報を映し出す、AR(拡張現実)機能のコンセプトを発表する。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)近未来的なウェアラブル ドライビング アシスタンス上海オートショーでMINIが公開するのは、現実をデジタルで拡張する専用グラス「MINIオーギュメンテッド ヴィジョン」。車載コンピューターと連動し、ドライバーの視界にデジタル加工されたデータを重ね合わせる、拡張現実(AR)技術を応用したものだ。現実の世界に、仮想世界の情報をオーバーラップさせるARならではの機能として、例えば実際の道路上に進路を描いて誘導するナビゲーション、空いている駐車スペースなど路上施設の案内表示、Aピラーやドアの向こうなど本来見えない部分をカメラで補完した映像で可視化するX線ビュー...