カーサ特集記事

OPENERS編集部的デザインタイドトーキョー総括

OPENERS編集部的デザインタイドトーキョー総括

密着!デザインタイドトーキョー2008 フォトギャラリーOPENERS編集部的デザインタイドトーキョー総括今年で4回目となる東京発のデザイン見本市、デザインタイド。今回からタイトルも「DESIGNTIDE TOKYO」となり、東京という都市から何か新しい真摯なデザインを発信していこうという、強い意気込みと自負を感じさせるものとなった。 「DESIGNTIDE TOKYO」は一般ユーザー向けの「ショー=デザインイベント」という側面と、ビジネスの場という「見本市=トレードショー」としての側面の2つの顔をもっている。 今回は会場を東京の新しいアートの中心地である六本木という街に移し、メイン会場も商業施設として、都内有数の高いトレンド性と集客を誇る東京ミッドタウンとしたことからもわかるように、海外のデザインショーと同様のあらゆる面での質の高さと、コンテンツの充実がはかられているようにみえた。 なかでもプレスによる情報発信の充実は顕著で、報道関係者、出展者、ビジネス目的の来場者とのコミュニケ...
ちいさな図版のまとまりからから建築について考えたこと|石上純也氏レクチャー・後編

ちいさな図版のまとまりからから建築について考えたこと|石上純也氏レクチャー・後編

ちいさな図版のまとまりからから建築について考えたこと石上純也氏レクチャー 後編前回に引きつづき建築家ファーラム主催でINAX:GIZAにて行なわれた石上純也氏の講演会「自作について」から、こんかいはふたつの建築のプロジェクトとヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展についてのお話をおおくりします。協力=建築家フォーラム、INAX出版まとめ、文=加藤孝司t project次は住宅のプロジェクトです。僕は現代都市の中で住宅はどのような役割があるのだろうかと考えることがあります。この住宅のクライアントは単身者です。その人が一日中家にいるということはあまりありません。平日は夜遅くに帰ってきて、朝早く出ていきます。家に戻らない日もあります。生活するために帰ってくるというよりは、むしろ、休むために、もしくは、リフレッシュするために帰ってくるという感じです。このような生活のスタイルは、現代において、特に東京において単身者の生活スタイルということでは、わりと普通なのではないかと思っています。しかし、そ...
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