堀口義弘
パリモーターショー2018 コンセプトカー編
パリモーターショー2018 コンセプトカー編電気自動車ア・ラ・フランセーズ世界5大モーターショーの一つである「モンディアル・ド・ロトモビル2018」、通称パリモーターショーが10月2日から14日まで開催された。ここでは、特にコンセプトカーに焦点をあてリポートする。report & photo Akio Lorenzo OYA トランジシォンパリモーターショー「モンディアル・ド・ロトモビル2018」が10月2日から14日まで開催された。第1回から120年目・通算で88回目という節目の今回、ショーはモデルチェンジともいえる大胆な変化に挑んだ。ひとつは奇数年に開催されてきた2輪ショーとの併合である。さらに自動運転コミューターをはじめとする技術にフォーカシングしたエキシビジョン「モンディアル テック」、そしてラスベガスCESの欧州キックオフイベント「CESアンヴェイルド パリス」などが同時開催された。またパリ市街のコンコルド広場では一般公開期間中、新型車のテストドライブも用意された...
レトロモダンなアイスブルーを纏ったMINIの限定車|Mini
Mini Ice Blue Black Edittion|ミニ アイス ブルー ブラック エディションMini Ice Blue Edittion|ミニ アイス ブルー エディションレトロモダンなアイスブルーを纏った限定車ビー・エム・ダブリューは「MINI」の限定車を発表。「MINI クーパーS 5ドア」に「アイス ブルー ブラック エディション」、「MINI クーパー 3ドア」に「アイス ブルー エディション」を500台限定で設定し、販売を開始した。Text by YANAKA TomomiクーパーS 5ドアベースには6段MTを採用1960年代のファッションで大流行したアイスブルーを用いたMINIの限定車が登場。ともするとノスタルジックなイメージを与えがちなアイスブルーをMINIと組み合わせることで、レトロモダンなデザインとして演出した。2.0リッター4気筒のガソリンエンジンを搭載する「MINI クーパーS 5ドア」をベースにした「アイス ブルー ブラック エディション」は、スポ...
カングーにフランスのライフスタイルをイメージした限定車|Renault
Renault Kangoo Pratique|ルノー カングー プラティークカングーにフランスのライフスタイルをイメージした限定車ルノー・ジャポンは「カングー」にフランス流ライフスタイルをイメージした限定車「プラティーク」を160台限定で設定。販売を開始した。Text by YANAKA Tomomiフランスのオーディオブランド「FOCAL」のサウンドシステムを特別装備フランスに暮らす人たちは、家の壁の塗り替えや家具の修理をしたり、棚やガーデンチェアを自作するなど、暮らしを自分好みに合うようデザインすることが多いという。このようなライフスタイルをイメージし、フランス語で「実用的な」を意味する、カングーの限定車「プラティーク」が登場した。ボディカラーは専用カラーのグリ メタンを採用。シルバーとブラックのバンパーを組み合わせ、足元にはブラックセンターキャップとホイールボルトカバー、そしてオーディオにはフランスのブランド「FOCAL」のサウンドシステムを特別装備した。ベースとなるのは、...
レクサスの2ドアクーペ「RC」がマイナーチェンジ|Lexus
Lexus RC|レクサスRCレクサスの2ドアクーペ「RC」がマイナーチェンジトヨタ自動車は2ドアスポーツクーペのレクサス「RC」をマイナーチェンジし発売した。Text by HARA AkiraフラッグシップクーペLCを彷彿させるデザインに今回マイナーチェンジした「RC」は、フラッグシップクーペ「LC」のデザインや走りを継承し、より魅力的なクーペに進化することを目的に開発。エレガントなエクステリアデザインと高い質感のインテリア、空力性能の向上、タイヤ、サスペンションの改良、エンジン特性やステアリングフィールの作り込みを実施したという。エクステリアでは、ヘッドランプから下に伸びるバンパーコーナーの形状や、上下で開口比率が徐々に変化するメッシュパターンのスピンドルグリルを採用。ヘッドライトには縦方向に配置した超小型三眼LEDランプユニットを配置し、L字型のLEDクリアランスランプと組み合わせた新しい表情を創出した。またリアはバンパーコーナーにエアダクトを設けて操縦安定性を向上。タイヤ...
現行Vクラスに初のガソリンモデル|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz V 260 long|メルセデス・ベンツ V 260ロング現行Vクラスに初のガソリンモデルメルセデス・ベンツ日本は11月5日(月)、MPV「Vクラス」にガソリンエンジン搭載の特別仕様車「V260ロング」を設定、250台限定で販売を開始した。Text by YANAKA Tomomi2.0リッター直列4気筒ターボを搭載2015年のフルモデルチェンジ以降、日本ではディーゼルモデルのみが展開されてきた「Vクラス」。7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リアエンターテインメントシステムなど、日本オリジナルの装備やアクセサリーを充実させてきた。そんなVクラスに現行モデルでは初となるガソリンエンジンモデルが特別仕様車として登場した。「V 260ロング」は、通常よりも一回り長いボディサイズの「ロング」を採用。搭載されるガソリンエンジンは最高出力155kW(211ps)、最大トルク350Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボで、7段ATが組み合わ...
「寒さも吹っ飛ぶ、ムートンアウター」
全国的に秋たけなわ。アウターのチョイスも厚手のものにシフトしつつある今回のザ★ベスト7では、ムートン素材のアウターをピックアップ。何事も準備は早めが肝心です。今年の冬将軍はもうそこまで来ているのですから…Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by YAMAGUCHI KenichiStyling by KAWAI KohtaText by HATAKEYAMA Satokovol.31 寒さも吹っ飛ぶ、ムートンアウター【mú:tɑn áutər】祐真「久々にムートンアイテムを『いいな』と思ったのは、8月末に阪急メンズ大阪にリニューアルオープンしたロエベの店内で新作のコートを羽織ったとき。ムートンアウターといえば、暑くて重いというイメージがありましたが、その軽さと着やすさは思っていたよりもコンフォタブル。カッティングや仕立てがずいぶん進化しているのだなと感心したものです。そのコートを試着して鏡を見た時に思い浮かんだのが、ジャズピアニスト、デュ...
パリモーターショー2018 プロダクションカー編
パリ・モーターショー2018 プロダクションカー編新時代のプロローグ世界5大モーターショーの一つである「モンディアル・ド・ロトモビル2018」、通称パリモーターショーのリポート。前編のコンセプトカー編につづき、後編では特にプロダクションカーに焦点をあてリポートする。report & photo Akio Lorenzo OYA「第一次接近遭遇」失敗のあとエレクトリフィカシォンélectrification──10月2日から14日まで開催されたパリモーターショー2018のキーワードを挙げるなら、フランス語で「電動化」を示すこの言葉であろう。PSAのプレミアムブランド「DSオートモビル」は2025年には全モデルを電動化するとしている。会場で世界初公開した計3モデルも、すべてフルEVもしくはプラグインハイブリッドであった。2020年までに全車フルEV化を明言しているダイムラーのスマートも、そうした時代の到来を予告するオープンEVコンセプト「フォーイーズ」(コンセプトカー編参照)を...
祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.35 野口強さん
Page. 1今回の編集大魔王対談のゲストは、久しぶりのご登場となるスタイリストの野口強さん。テーマは6月に行われた2019春夏メンズコレクション。ヴァージル・アブローを迎え、新たな世代とターゲットに向けたコレクションを発表したLOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)や、ルイ・ヴィトンから移ったキム・ジョーズによるショーを行ったDIOR HOMME(ディオール オム)など話題性に富むショーに溢れたコレクションサーキットを振り返りました。Interview by SUKEZANE TomokiPhotographs by MAEDA AkiraText by ANDO Sara (OPENERS)止まらないヴァージル旋風! 今シーズンのオフ-ホワイトは?祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) 今日は強さんと、夏に行われた2019SSメンズコレクションを日程順に振り返りつつ、恒例のコレクショントークをしたいと思います。ここ最近、メンズのパリコレはOFF-WHITE c/o VIRGIL...
写真は感性で撮る時代へ HUAWEI P20 Pro
HUAWEI|ファーウェイ sponsored by ファーウェイ・ジャパン食べる芸術「フランス料理」シェフが作る一皿スマートフォンとSNSの普及により、写真を撮るという行為は生活の一部になった。写真は身近な存在になったが、本格的な写真を撮る際には、一眼レフカメラでという人も少なくない。しかし、一眼レフカメラを使いこなすには最低限の知識や技術が求められる。だが今回紹介するHUAWEI P20 Proは、そんな小難しいカメラのあり方を変えたといえる高性能スマートフォンだ。本機は一眼レフカメラ並みのカメラスペックをAIアシスト機能がユーザーサポートすることによって操作性のハードルを大幅に下げている。つまり、本機ではカメラの知識がなくとも磨かれた感性があれば、完成度の高い一枚を余裕で撮れるということになる。今回は創造性の高い感性を求められるプロフェッショナルの仕事を通して、HUAWEI P20 Proのポテンシャルを実証していこうと思う。食べる芸術ともいえるフランス料理のシェフ「レストラ...