SPEAKE-MARIN

イギリス出身の独立時計師、ピーター・スピーク・マリンが、2000年にスイスのロールにて設立したプライベートブランド。 彼はスイス・ニューシャテルの時計学校を卒業後、母国のイギリスに戻り、ロンドンでアンティークウォッチの修復に携わる。その後、再びスイスに渡り、ムーブメント製作会社で高級ムーブメントの開発部門を担当。 その後、2000年に独立し、フランク・ミュラーたちを輩出した「スイス独立時計師協会(AHCI)」に加盟する。2003年より自作モデルの発表を行い、2004年のバーゼルフェアでは、ハリー・ウィンストンとのコラボレーションモデルで注目を集めた。 彼のクリエイションの特徴は、代表シリーズ「ピカデリー」でも採用されている独特のシリンダー型ケースである。20世紀前半のウォッチデザインによく見られる意匠であり、長年アンティークウォッチの修復に携わってきたスピーク・マリンらしいこだわりといえるだろう。複雑機構の扱いにも長けていて、これまでトゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーを発表している。 2007年には、ふたつの国の古典芸術をテーマにした新作を発表。洋の東西を超越した、独特の美学を感じさせる意欲作である。 【創業年】2000年 【創業地】スイス・ロール 【主なシリーズ名】ピカデリー 【問い合わせ先】ノーブルスタイリング Tel. 03-6277-1604

スピーク−マリン|ジュネーブ発、2016年 最新腕時計のすべて|SPEAKE-MARIN

スピーク−マリン|ジュネーブ発、2016年 最新腕時計のすべて|SPEAKE-MARIN

SPEAKE-MARIN|スピーク−マリンデザイン面で新境地を見せる(1)イギリス出身の時計師、ピーター・スピーク−マリン氏がスイス・ジュネーブ湖畔の工房で、技術的にも芸術的にもハイクオリティな時計を生み出す。今回はクラシカルな2つのモデルに新しいデザインの息吹を吹き込んだ。Text by KAWADA Akinoriブラック文字盤でアクティブな装いスピーク−マリンの「リジリエンス・ブラック」は、ベーシック機能とクラシックスタイルを極めたモデルだ。新作「リジリエンス・ブラック」は、ラグのデザインとスペード針が印象的なモデルだ。また階段のように段差を設けたステップドベゼルが採用されており、アンティークを彷彿とさせる。さすが、歴史的な時計の修復に携わった経験を持つ彼ならではのデザインセンスがうかがえる。前作の「リジリエンス」は、同じデザインのケースに、ホワイトの文字盤をセット。ローマンインデックスとレイルウェイサークル、ブルースチール針を組み合わせたクラシックなデザインだった。新作の「...
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