BMW デトロイトでの出展概要を発表|BMW
BMW|ビー・エム・ダブリュー
BMW デトロイトモーターショー2013での出展概要を発表
2013年1月に開催される北米国際オートーショー2013で、BMWは「コンセプト4シリーズクーペ」、「M6グランクーペ」を中心に、モデルラインナップとパッケージオプションを充実させた「Z4」、特別限定版の「1シリーズ」を初公開する。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
コンセプト4シリーズクーペとM6グランクーペをワールドプレミア
すでにOPENERSでもお伝えしているように、流麗かつ個性的なボディデザインを売り物とするBMWのミッドレンジクーペ「コンセプト4シリーズ」が、2013年1月14日から開催される、北米国際モーターショーにて世界初公開となる。最新の「3シリーズ」のクーペバージョンといった位置づけになるが、これまでの3シリーズクーペよりも、長く、幅広く、全高は低い、いわゆるワイド&ローを強調したスタイリングである。
また、「6シリーズ グランクーペ」をM社がチューンナップした、「M6グランクーペ」もデトロイトでワールドプレミアを飾る。すでに登場している「M6クーペ/コンバーチブル」と同等のスペックを、4ドアクーペという実用性とエレガンスを兼ね備えたボディで実現した、最新の“M”だ。
Z4にはエントリーグレードを追加
ロードスターモデル「Z4」はエクステリア、インテリアに幾つかの小変更がくわわるほか、パッケージオプションとエントリーグレードが追加される。
オプションのうちもっとも大きなものは、「デザイン ピュア トラクション」というパッケージ。「ミネラルグレーメタリック」、「グレイシアシルバーメタリック」、「バレンシアオレンジメタリック」という、3つのあたらしいボディカラーと、それにあわせたインテリアが選択できる。
また、17インチ、18インチの軽量合金ホイールが、新デザインで登場。
さらに最高出力115kW(156ps)/5,000rpm、最大トルク240Nm/1,250-4,400rpmの2リッター4気筒ターボエンジンを搭載した「Z4 sDrive18i」というエントリーグレードが追加される。エントリーとはいえ、トランスミッションには8段オートマチックも選択可能。0-100km/h加速7.9秒(ATの場合8.1秒)、最高速度221km/h(同220km/h)というスペックで、燃費は6.8ℓ/100km、CO2排出量は159g/kmだ。
このZ4は2013年3月に発売予定である。
1シリーズクーペ/コンバーチブルには高級な限定バージョンを設定
クーペとコンバーチブルモデルはE87型という初代モデルを、ハッチバックモデルはF20型とよばれる2代目モデルを販売している「1シリーズ」。その1シリーズのクーペおよびコンバーチブルに、高級感あふれる内外装の「Limited Edition Lifestyle」という特別限定バージョンが設定され、出展される。
このモデルは、「ミネラルホワイト」とよばれるメタリックペイントをはじめ、「サファイアブラック」「スペースグレー」という3色のボディカラーと、18インチ軽量合金ホイールをまとい、BMWの象徴たるキドニーグリルのバーには白のデコレーションがはいる。さらにコンバーチブルモデルの場合、ブラウンのソフトトップにシルバーのラメいり。インテリアはタバコブラウンのレザーに白のステッチがアクセントをくわえる。
BMWは、日本の場合と同様に、アメリカにおいても、エフィシエントダイナミクス戦略を展開しており、今回のショーでは、上述のニューモデルにくわえて、アクティブハイブリッドや、「i8」に代表されるプラグインハイブリッドモデル、電気自動車「i3」、水素エンジンモデルといった、高い環境性能をほこるモデルの展示もおこなうという。