PORSCHE|ポルシェ つぎなるハイブリッド発表へ
PORSCHE|ポルシェ
ポルシェ つぎなるハイブリッドを発表へ
ポルシェAGは、3月1日から開催される第81回ジュネーブモーターショーにおいてパラレル方式のフルハイブリッドモデルのワールドプレミアをおこなうと発表した。
文=松尾 大
パナメーラ ハイブリッドか?
現時点でくわしい情報は伝えられていないが、2011年ジュネーブモーターショーで、ポルシェAGはあらたなハイブリッドモデルのワールドプレミアをおこなうとしている。
これは、カイエン S ハイブリッドの成功につづいて、「ポルシェ インテリジェントパフォーマンス」フィロソフィがあらたな段階に入ったことを告げるもの。あたらしいハイブリッドモデルは、3月1日午前7時30分より、会場内のポルシェスタンドで開催されるプレスカンファレンスにて披露されるとしている。
ポルシェAGは「パラレル方式のフルハイブリッドモデル」という以上の内容はあきらかにしてはいないが、おそらく、以前から噂されているパナメーラ ハイブリッドが登場するものと思われる。パワートレーンおよびハイブリッドシステムはカイエン S ハイブリッドとほぼおなじものが搭載されるとみられ、システム出力283kW(380ps)、最大トルク580Nm(59.1kgm)となる可能性が高い。環境性能についてはカイエン S ハイブリッドの燃費8.2ℓ/100km(12.2km/ℓ)、CO2排出量193g/kmをさらにうわまわる数値が期待できる。
今回のジュネーブショーでは、この「あらたなハイブリッドモデル」のワールドプレミアにくわえて、918 RSR ハイブリッドレーシングカーコンセプトもヨーロッパ プレミアとして公開される予定。このミドシップクーペは、918スパイダーのデザインに911 GT3 R ハイブリッドレーシングカーの技術を組み合わせたもので、1月のデトロイトショーで大きな話題をさらったもの。すでに予約販売がはじまっているケイマンRもヨーロッパではじめて展示されるとしている。
これらにくわえて911およびボクスターの特別限定モデル、911 ブラックエディションとボクスターS ブラックエディションも展示。前者は1,911台のみの限定生産で、254kW(345ps)を発生する911 カレラをベースにしたもの。後者は、ボクスターSを7kW(10ps)うわまわる235kW(320ps)を出力するあらたなトップモデルで、987台が限定生産されることになっている。