PORSCHE Cayman R|ポルシェ ケイマン R 予約受付開始!
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2015年3月11日

PORSCHE Cayman R|ポルシェ ケイマン R 予約受付開始!

PORSCHE Cayman R|ポルシェ ケイマン R

“R”の理念を受け継ぐ、新型ケイマン発売

ポルシェジャパンは、ミッドシップクーペのあたらしいフラッグシップ、「ケイマンR」の予約注文の受付を全国のポルシェ正規販売店において、12 月14 日より開始する。

文=松尾 大

軽量化による、さらなるレーシーな走りを実現

レスポンス(Response)とリファイン(Refine)、そしてレーシー(Racy)。“R”には、精巧を追い求めてきたポルシェのスポーツカーへの志向をあらわした特別な意味が込められている。これまでにも、おおくのRの名をあたえられた名車が生まれてきた。そして、2010年、あらたにRがつけくわえられたのが、この「ケイマンR」だ。

最高出力330 ps(243 kW)とベースになるケイマンSと比較すると、10 ps上まわるという、3.4 リッター水平対向6 気筒エンジンを搭載するこのミッドシップクーペは、6 速マニュアルトランスミッション仕様車では0-100 km/h 加速を5 秒フラットで、また7 速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)を搭載した場合は4.9 秒で駆け抜ける。この加速力をより高めるオプションのスポーツクロノパッケージでは4.7 秒と、さらなるハイパフォーマンスを得ることができる。

ケイマンRの設計段階での主な目標は、パフォーマンス、ドライビングダイナミクスおよび俊敏性をさらに高めることにあったという。DIN 規格による車両重量はわずか1295 kg。これはケイマンSに比べ、55kgも軽量化されている。結果、パワーウエイトレシオを標準のマニュアルトランスミッション仕様車で3.9 kg/ps、PDK 仕様車では4.0 kg/ps まで落とすことに成功した。

PORSCHE CAYMAN R|ポルシェ ケイマン R Photo02

PORSCHE CAYMAN R|ポルシェ ケイマン R Photo03

ポルシェの伝統を象徴するデザイン

この軽量化には、コンポーネントの採用と快適装備の廃止が大きく貢献している。純粋な走りを追求するケイマンRは、ケイマンSよりも20 mm低い伸びのあるシルエットで、独特な固定式リアスポイラー、シルバーペイント仕上げのホイール、そしてスポーティさを強調した特徴的な外観となっている。ブラックフレームのヘッドライトをはじめ、ブラックのドアミラーやPORSCHEロゴのサイドデカールは、伝統的なポルシェのレーシングカーを彷彿とさせている。

サイドデカールは、モデル名にRの文字がはいった最初のポルシェである、1967年の911 Rの大きな特徴だった。911R はトッププライベーターとポルシェ自身がモータースポーツで使用するために19台のみ少量生産されたもの。最高出力210psのカレラ6のエンジンを搭載した、市販仕様のクーペをベースとしたプロトタイプで、プラスチック製コンポーネントを多く採用し、非常に簡素な装備とすることで車両重量はわずか830 kg に抑えられていた。

その歴史が現代に甦ったケイマンRは高い走行性能と環境性能をも兼ね備えたモデルである。マニュアルトランスミッション仕様車で最高速度282 km/h 、燃費は9.7 ℓ/100 km(10.3km/ℓ)。PDK 仕様車では最高速度280 km/h 、燃費は9.3 ℓ/100 km(10.8km/ℓ) になるという。

双方とも左右のハンドルが用意され、マニュアルトランスミッション仕様は975万円、7 速PDK仕様を1022万円で販売する。

 

ケイマン Rの走りはポルシェがオフィシャルで配信している以下の動画で確認が可能だ。

ポルシェカスタマーケアセンター
0120-846-911

           
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