アウディ、S8をはじめS3セダンなど10モデルを展示|Audi
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アウディ、S8をはじめS3セダンなど10モデルを展示
アウディ ジャパンは、東京モーターショーの開催に先駆けて、出展モデルの発表をおこなった。当日は「S8」「S3 セダン」「A3 スポーツバック e-トロン」のニューモデル3台が日本初披露される予定だ。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
ジャパンプレミアはハイパフォーマンス2台とハイブリッド
開催まであと2週間に迫った「東京モーターショー2013」。閑散とした前々回(第41回)から一転。今年は、国内から14社/15ブランド、海外から18社/20ブランドが参加。ワールドプレミアは76台、ジャパンプレミアは81台と、かつての賑わいを取り戻すかのような勢いをみせている。
アウディ ジャパンは今回のショーで全10モデルを展示。うち、日本初出展となるのは「S8」「S3 セダン」「A3 スポーツバック e-トロン」の3台だ。
「S8」は、アウディのフラッグシップモデル「A8」をベースとしながらも、最高出力380kW(520ps)を発揮する4.0 TFSIエンジンに、フルタイム4輪駆動システム「クワトロ」を組みあわせたハイパフォーマンスモデル。0-100km/h加速を4.2秒でこなす、もはやサルーンと呼ぶことさえはばかれるスポーツセダンだ。本国ドイツでは、今年8月に発表された。
また、初の4ドアセダン仕様「A3」として、今年3月にワールドプレミアを飾った「A3 セダン」のスポーティバージョン「S3 セダン」も、今回が日本初披露となる。ボディサイズは全長4,460×全幅1,800×全高1,420 mmとコンパクトで、先に導入された「A3スポーツバック」とくらべても、わずかに135mm長く、15mm広い寸法だ。日本の道路事情にマッチするモデルだけに、国内導入の発表がおこなわれるか否か大変気になるところ。
おなじく、こちらもジャパンプレミアとなる「A3 スポーツバック e-トロン」は、アウディ初の市販プラグインハイブリッドとしてデビュー。先に発表されたドイツでの販売価格は37,000ユーロ前後になるとアナウンスされたが、今回、日本でも正式な価格が発表されるとおもわれる。
搭載されるパワートレインは、110kW(150ps)の 1.4リッター TFSIエンジンと75kWの電気モーターとリチウムイオン電池の組みあわせ。システム合計出力は150kW(204ps)、最大トルクは350Nm(35.6kgm)を発生し、0-100km/h加速は7.6秒、最高速度222km/hを記録する。平均燃料消費量はリッターあたり66.6km。1.5リットルのガソリンで100km走行できる計算だ。
各社サスティナブルモビリティの開発にしのぎを削る中で、アウディの日本における今後の戦略の一端を垣間見せる注目の一台となりそうだ。
その他、アウディブースには、「RS4 アバント」「RS5 カブリオレ」「RS6 アヴァント」「RS7 スポーツバック」「R8 スパイダー」「SQ 5」の7台が展示される予定。