BMW X4コンセプトを上海モーターショーに出展|BMW
BMW Concept X4|ビー・エム・ダブリュー コンセプト X4
BMW第2のSAC「X4」を披露
BMW「X3」をクーペライクに再解釈したBMW第2のSAC「X4」を、BMWは上海モーターショーにて披露する。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
2014年の市販化を前提にしたコンセプトモデル
BMWのXモデルのなかで、同社がSAC(スポーツアクティビティークーペ)とよぶ「X6」は、Xモデルらしい、たくましいルックスと、クーペのもつスポーティでエモーショナルな雰囲気の融合を武器に、好調なセールスを記録しているという。
BMWが、今年、上海モーターショーで公開する「コンセプト X4」は、この「X6」の弟分。2014年の市販化を目指しており、製造は「X3」、「X5」、「X6」も製造しているアメリカ サウスカロライナ州のスパルタンバーグ工場でおこなわれるという。
ボディサイズは全長4,648×全幅1,915×全高1,622mm。ホイールベースは2,810mm。全高が50mmほど低い以外は、おおむね「X3」とおなじサイズだ。ショートオーバーハング、ロングボンネットという形状は「X6」にも見られる特徴で、コンセプトモデルは21インチホイールを装着している。
フロントはBMWならではのリング状のライトが、立体的かつ多角形的なデザインになり、さらにキドニーグリルへむかう、水平のラインへとつながっている。そのキドニーグリルは、3シリーズにもみられたような、浮き上がったような意匠に。
ボディサイドは、後方へ向かいながら上昇するキャラクターラインが2本存在しており、大きなフェンダーとあわせて、いわゆるウェッジシェイプの、力強くスポーティなイメージを演出。また、リアウィンドウの後端は、下から上へ、後方へ向かって斜めに立ち上がる、BMWがホフマイスター・キンクとよぶデザイン。
リアは、横方向の広さを強調するいっぽう、水平のラインをたくみに組みあわせて、見かけ上、高さを感じさせない処理がなされている。
エンジンをふくめ、走行性能にかんする情報はあかされていないが、市販化の暁には、「X3」とほぼ同様のラインナップとなるだろう。
また、BMWは「3シリーズ グランツーリズモ」、「コンセプト アクティブ ツアラー」、「M6 グランクーペ」、そして「i3 コンセプト」および「i8 コンセプト」も上海モーターショーに出展する。