BMW i. BORN ELECTRIC TOUR.開催|BMW
BMW i3 Concept|ビー・エム・ダブリュー i3 コンセプト
BMW i8 Concept|ビー・エム・ダブリュー i8 コンセプト
BMW iシリーズの世界にひたる
BMW i. BORN ELECTRIC TOUR.開催
ビー・エム・ダブリューは、BMWのサブブランドであるBMW iの大都市における持続可能なモビリティにむけた取り組みを紹介するイベント「BMW i. BORN ELECTRIC TOUR.」を10月6日(土)から10月8日(月)まで、六本木ヒルズ52階「東京シティビュー」にて開催する。
Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
遠くない将来のモビリティ
欧州を中心に、都市部でのCO2排出量0gを目指す動きが本格化しており、もはやそれは、人々の心理的な志向、つまり一種文化的な様相すら呈している。この現状に対応する将来のモビリティが、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、ジャガー、シトロエンなどさまざまなブランドから提案されていることは、OPENERSでもご紹介したとおり。
そういった動きのなか、先頭にたっているブランドのひとつがBMWだ。昨年の東京モーターショーで、「BMW i3」と「BMW i8」を目撃したかたも少なくないのではないだろうか。
クルマについての詳細は、既報にゆずるが、「i3」は都市部でのゼロエミッション走行を実現する、航続距離130kmから160kmをほこる電気自動車、「i8」は電気自動車として35kmの航続距離、つまり都市部での0エミッション走行をやはり実現しつつ、長距離移動では、1.5リッター3気筒ターボエンジンも併用するハイブリッドスポーツカーだ。
いずれも、ゼロからの設計となった、完全な新型であり、製造には自然エネルギーを利用、リサイクルまで含め徹底的な低環境負荷を実現する見通しで、2014年には、日本市場でも発売が予定されている。
プレミアムブランドとしてのBMWならではの品質、運転の楽しさを、エコロジカルな形で実現するものと期待される。
今回、六本木ヒルズ 森タワー52階「東京シティビュー」で明日、10月6から8日まで開催される「BMW i. BORN ELECTRIC TOUR.」は、そんな「iシリーズ」の世界を心ゆくまで堪能できるイベントだ。都市的な性格のiシリーズらしく、ローマ、デュッセルドルフ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、上海、そして東京と世界の7大都市をめぐっており、東京は3都市目となる。
生活と一体化するクルマのカタチ
イベントに先駆けた記者発表会では、iシリーズのエクステリアデザイナー カイ・ランガー氏も登壇、i8を解説した。空気抵抗を減らした、効率的かつスポーツカーらしいルックス、エコロジカルなレーザーライトなどのテクノロジーとともに、氏が強調したのは、乗る人を招き入れ、リラックスさせるインテリアの演出だった。
また、日本からは、パートナーとして、森ビルはもちろん、チームラボ、リバース・プロジェクトも参加しており、後者はそれぞれに作品を展示している。発表会ではリバース・プロジェクト代表であり、OPENERSでもおなじみの伊勢谷友介氏が、スピーチをおこない、自動車に使われる部品のうち、エアバッグとシートベルトはリサイクルできていないことに目をつけ、それを利用したバッグ「エアバッグ・バッグ」、そしてエアバッグを利用したダウンジャケットを、このイベントで公開すると発表した。
開催初日となる、明日、10月6日(土)は15時から16時に、建築家 藤村龍至氏、17時から18時にはチームラボ代表 猪子寿之氏をゲストにむかえ、「これからの東京のための新しい視点」をテーマにしたワークショップも開催するという「BMW i. BORN ELECTRIC TOUR.」。カーボン構造の乗員スペース「ライフモジュール」とアルミニウムの下部ユニット「ドライブモジュール」からなる、i3の内側を、日本初公開となる、内部構造の実物展示で、詳しく見ることができるというのも、ひとつの目玉だ。
ライフスタイルと完璧に調和する明日のモビリティの、きわめて現実的な提案となるだろう、このイベント。OPENERS読者にこそ、オススメしたい。
BMW i. BORN ELECTRIC TOUR.
場所|六本木ヒルズ 52階 展望台「東京シティビュー」
会期|2012年10月6日(土)~8日(月) 10:00-25:00(8日のみ23:00終了)
お問い合わせ|BMWカスタマー・インタラクション・センター 0120-269-437(9:00-20:00)