BMW M3セダン&BMW M4クーペの予約受注を開始|BMW
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2015年1月15日

BMW M3セダン&BMW M4クーペの予約受注を開始|BMW

BMW M3 Sedan|ビー・エム・ダブリュー M3 セダン
BMW M4 Coupe|ビー・エム・ダブリュー M4 クーペ

BMW M3セダン & BMW M4クーペの予約受注を開始

ビー・エム・ダブリュー ジャパンは、ハイパフォーマンスモデル「M3 セダン」およびセダン「M4 クーペ」の日本導入を発表。2014年2月19日より予約受付を開始した。

Text by OHTO Yasuhiro

新型の直6ターボユニットを搭載

BMWは、ハイパフォーマンスシリーズ「M」の最新モデルである「M3 セダン」と「M4 クーペ」の日本導入を発表した。第5世代目へと進化した新型は、M3セダンにくわえ、先代のM3クーペの後続モデルとして、新型4シリーズ クーペより派生したM4クーペがあらたに登場する。

パワーユニットには、最高出力317kW(431ps)を発生する新開発の3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。またボディやサスペンションの大部分にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や軽量アルミニウムを採用することで、卓越した運動性能と効率の両立をはかっている。

M3は、1986年の初代登場いらい、長年にわたりBMWのなかで高性能スポーツカーセグメントのベンチマークとしての地位を確立してきたモデルである。第5世代目へと進化した新型では、ラインナップが変化し、4ドアモデルであるM3セダンと、従来のM3クーペの後継モデルとして4シリーズより誕生したM4クーペがあらたにくわわった。

BMW M4 Coupe

これらの新モデルで、もっとも注目すべきポイントは、そのパワーユニットの変更だろう。先代までの伝統であった自然吸気エンジンから、ついにツインターボエンジンへスイッチされた。新開発された3.0リッターの直6ツインターボエンジンは、自然吸気のようなフィーリングをもつという、高出力と高回転が自慢のユニット。

最高出力は、317kW(431ps)を5,500-7,300rpmにて発揮し、最高回転数は7,600rpmに設定。550Nm(56.1kgm)の最大トルクを1,850-5500rpmという広回転域で、フラットに発生させるトルク特性を実現。その結果、0-100km/h加速の性能は、どちらのモデルも、わずか4.1秒と公表されている。

新型では、軽量化のためにボディやサスペンションの大部分にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)や軽量アルミニウムを採用。CFRP製のルーフやプロペラシャフト、アルミ製のフロントサイドパネルやボンネットフードなどの装着により、M4クーペは、先代M3クーペと比較し、約80kgも軽量化に成功している。CFRP製パーツの採用は、軽量化だけでなく、各部の剛性のアップにもつながっており、卓越した運動性能の向上にも貢献している。

トランスミッションには、シフトチェンジの最中でもトランクションを失うことなく、途切れることのない加速を実現させた、7段M DCT(デュアルクラッチ)を両車に設定。またM4クーペでは、シフトダウン時に、自動的回転数を上げ、スムースなシフトチェンジを可能とするスロットル ブリッピング機能をそなえた6段MTの選択も可能だ。

BMW M3 Sedan|ビー・エム・ダブリュー M3 セダン
BMW M4 Coupe|ビー・エム・ダブリュー M4 クーペ

BMW M3セダン&BMW M4クーペの予約受注を開始 (2)

サーキット走行までを意識したテクノロジーたち

M3セダンとM4クーペの開発シーンでは、ドイツ ツーリングカー選手権(DTM)のワークスドライバーであるブルーノ・シュペングラー氏とティモ・グロック氏がテスト走行に参加し、車両セットアップのファインチューニングがおこなわれたという。これも、サーキット走行におけるすぐれたパフォーマンス実現のためのBMWのこだわりだ。

このほかにも、さまざまな情報から介入のタイミングを検知し、左右後輪のあいだでのパワーを自在に配分する「アクティブMディファレンシャル」や路面からの精密なフィードバックを提供し、走行状況などに応じてアシストモードを選択できる電動パワーステアリング「Mサーボトロニック」などのドライバビリティを高める最新のアイテムが搭載されている。また、多種多様な走行中のデータを取得できるスマートフォンアプリ「BMW Mラップタイマー」も提供される。

BMW M3 Sedan

BMW M3 Sedan

エクステリアも、その性能を物語るアイテムのひとつ。ボンネット上のパワードームは、その内におさめられたターボユニットの力強さを連想させるとともに、インタークーラーの取り付けスペースにもなっている。フロントエプロンにもうけられた3つの大型のエアインテークは、フロントマスクのスポーティさを強調させるだけでなく、エンジンと強力なブレーキシステムの冷却に大きな効果を発揮。M4クーペでは、リアスポイラーをトランクリッドと一体化されることで、軽量かつM4を象徴する特徴的なテールエンドデザインが実現された。

2月19日より予約の受注を開始した、M3セダンとM4クーペ。その納車は、今年の7月からが予定されている。価格はいずれも8パーセントの消費税をふくめて、M3セダンが右ハンドルと7段M DCTの組み合わせのみで1,104万円。ハンドル位置の左右が選択できるM4クーペの6段MTは1,075万円、右ハンドルに7段M DCT仕様が1,126万円だ。

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BMW M3 Sedan|ビー・エム・ダブリュー M3 セダン
ボディサイズ|全長 4,685 × 全幅 1,875 × 全高 1,430 mm
ホイールベース|2,810 mm
トレッド 前/後|1,579 / 1,603 mm ※
最低地上高|120 mm ※
重量|1,640 kg
エンジン|2,979cc 直列6気筒 直噴DOHC ツインパワーターボ
ボア×ストローク|84.0 × 89.6 mm
圧縮比|10.2
最高出力| 317 kW(431ps)/ 5,500-7,300 rpm
最大トルク|550 Nm/ 1,850-5,500 rpm
トランスミッション|7段 M DCT
駆動方式|FR
サスペンション 前|ダブルジョイント スプリング ストラット
サスペンション 後|5リンク
タイヤ 前/後|255/40R18 / 275/40R18
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
最小回転半径|6.1 メートル ※
トランク容量|480 リットル ※
0-100km/h加速|4.1秒 ※
0-1000m|21.9秒 ※
最高速度|250km/h(リミッター制御)※
燃費(NEDC値)|8.3 ℓ/100km(およそ12.0km/ℓ)※
CO2排出量|194 g/km ※
ハンドル|右
価格|1,104 万円
※は欧州仕様の値

BMW M4 Coupe|ビー・エム・ダブリュー M4 クーペ
ボディサイズ|全長 4,685 × 全幅 1,870 × 全高 1,385 mm
ホイールベース|2,810 mm
トレッド 前/後|1,579 / 1,603 mm ※
最低地上高|121 mm ※
重量|1,610 kg
エンジン|2,979cc 直列6気筒 直噴DOHC ツインパワーターボ
ボア×ストローク|84.0 × 89.6 mm
圧縮比|10.2
最高出力| 317 kW(431ps)/ 5,500-7,300 rpm
最大トルク|550 Nm/ 1,850-5,500 rpm
トランスミッション|6段MT / 7段 M DCT
駆動方式|FR
サスペンション 前|ダブルジョイント スプリング ストラット
サスペンション 後|5リンク
タイヤ 前/後|255/40R18 / 275/40R18
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
最小回転半径|6.1 メートル ※
トランク容量|445 リットル ※
0-100km/h加速|(6MT)4.3秒  (7M DCT)4.1秒 ※
0-1000m|(6MT)22.2秒  (7M DCT)21.9秒 ※
最高速度|250km/h(リミッター制御)※
燃費(NEDC値)|
  (6MT)8.8 ℓ/100km(およそ11.4km/ℓ)※
  (7M DCT)8.3 ℓ/100km(およそ12.0km/ℓ)※
CO2排出量|(6MT)204 g/km  (7M DCT)194 g/km ※
ハンドル|(6MT)右/左  (7M DCT)右
価格|(6MT)1,075 万円  (7M DCT)1,126万円
※は欧州仕様の値

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