THE NERDYS 2013-14年秋冬コレクション

THE NERDYS 2013-14年秋冬コレクション

THE NERDYS|ザ ナーディーズ秋冬のデリバリー第一弾は、人気のTシャツセレクション「NERD」はかっこいい「NERD」は英語のスラングで、「ダサい(ひと)」のこと。「THE NERDYS(ザ ナーディーズ)」のデザイナーNERKLE氏は、今シーズンのルック撮影を「“音楽にどっぷりはまったファッション性のない人たち”をミューズとして製作しているので、それを感じられるように撮りました」と語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)キーカラーは山吹色──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?テーマやコンセプトはありませんが、ザ ナーディーズは、“音楽にどっぷりはまったファッション性のない人たち”をミューズとして製作しています。彼らは、家を出る際、ただそこにあった服を着てきたような風貌で、何食わぬ顔をしてステージに立つ。ダサさのなかにあるカッコよさ。そこに、キュンと心を撃たれます。──今シーズンのキールック(コーディネイト)は?英国ウールを使...
F.C.Real Blistol 2013-14年秋冬コレクション

F.C.Real Blistol 2013-14年秋冬コレクション

F.C.Real Blistol|エフ・シー・レアル・ブリストルブランドスタート以来提案するフットボールへのリスペクトを具現化30シーズン目のテーマは、“30th STAR”1998-99年秋冬コレクションでスタートし、今季で30シーズン目を迎えた「F.C.Real Blistol(エフ・シー・レアル・ブリストル)」。今シーズンのテーマ“30th STAR”が表現するものとは。Text by KAJII Makoto (OPENERS)さらに進化しつづける姿勢を表現したコレクションを展開──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?テーマは“30th STAR”。フットボールにおける星には、優勝、選手、パートナーなどさまざまな意味が込められている。今季は、チームを象徴するゲームシャツや、吸汗速乾性と動きやすさを兼ね備えたジャージ生地のPDKセットアップに取り入れられるスターパターンで記念すべきシーズンを表現。さらに、ゴールド、シルバー、カモフラージュを駆使したウ...
uniform experiment 2013-14年秋冬コレクション

uniform experiment 2013-14年秋冬コレクション

uniform experiment|ユニフォーム・エクスペリメント今シーズンのテーマは、「PHILOSOPHY」カルチャーミックスを体現した新コレクションあらゆることが同化し、価値観が均一的である現代において、自身の美学、哲学を貫き、カラーチャート、U.S.NAVYなどブランドが提案しつづけるカルチャーミックスを体現したプロダクトを展開する「uniform experiment(ユニフォーム・エクスペリメント)」。デザイナーの清永浩文氏と藤原 浩氏の提案に注目したい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)ユニフォーム・エクスペリメントらしい遊びのあるギミックが効いたアイテムに注目──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?2013-14年秋冬コレクションのテーマは「PHILOSOPHY」。今季も、既存のピースを否定することなく、独自に組み合わせ、あらたな価値を見いだしたアプローチで、ユニフォーム・エクスペリメントでありつづけることを提唱。ファ...
SOPHNET. 2013-14年秋冬コレクション

SOPHNET. 2013-14年秋冬コレクション

SOPHNET.|ソフネットあらゆるカルチャーを背景に現代的なアレンジをくわえたコレクション“AUTHENTIC”をテーマに、SOPHNET.スタイルを継続本当の意味でのリアルクローズを追求する「SOPHNET.(ソフネット)」。今シーズンもオリジナルアイテムの展開のほか、バブアーやロッキー マウンテン・フェザー ヘッド、リーとのコラボレーションや、FYiDesignとフラグメントデザインとの3社共同開発コレクションなども展開。靴では、トリッカーズ、ダナー、SPECTUSSHOESCO.などとの取り組みも見逃せない。Text by KAJII Makoto (OPENERS)素材ちがいのチェスターコートの豊富なバリエーションに注目──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?今季のテーマは「AUTHENTIC」。変わらないSOPHNET.のスタイルを継続し、トラッドやワーク、ミリタリー、スポーツなど、あらゆるカルチャーを背景に現代的なアレンジをくわえたコレクションを展...
BLACK & BLUE 2013-14年秋冬コレクション

BLACK & BLUE 2013-14年秋冬コレクション

BLACK & BLUE|ブラック アンド ブルーオリジナルのウール素材を使用したコート類に注目カラーバリエーションを楽しむ季節2010年春夏シーズンにスタートしたメンズブランド「BLACK & BLUE(ブラック アンド ブルー)」。今季のルック撮影についてデザイナーの福原雅人氏は、「着こなし重視のコーディネイトと、カラーバリエーションをみせるルックになっています」とアピールする。Text by KAJII Makoto (OPENERS)得意のシャツにくわえて、アウターにも袖を通してほしい──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?コレクションごとのテーマというのは、とくに決めていません。──今シーズンのキールック(コーディネイト)は?コーディネイトではないのですが、インディゴタイプライターは今シーズンで一番気に入っている生地で、それをカタログの表紙に使用しています。──キーアイテムとキーカラーは?シャツ、ガウン、パンツなどで展開しているインディ...
tim. 2013-14年秋冬コレクション

tim. 2013-14年秋冬コレクション

tim.|ティムどこかで微量の遊びをもたせ、抜けさせることを大切したい“リラックス感”の、その先にあるもの今シーズンのルック撮影では、「グリーンやブルーといった色を冬にどうあわせていくか。セットアップのスタイルではとくに、つねにリラックスというよりは少しシャープなニュアンスを表現しました」と語る、「tim.(ティム)」のデザイナー、松村大基氏。シャープ感が加味されたセットアップや、キーカラーのアイテムを使ったスタイリングに注目したい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)強くこだわっているのは、「視覚・触感・味覚」──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?通年のテーマですが、テキスタイルとクオリティにこだわり、素材のもつ個性を生かしたデザインと、ノーブルでありながらもどこか力の抜けた温もりや優しさを感じるスタイルを提案しています。ブランドの特徴となるのは、糸や織りの一つひとつにこだわり丹念に作りあげた素材と、その生地がもつ質感を引き立てるデザ...
FENDI|秋冬コレクションを象徴する「フィッシャーマンコート」

FENDI|秋冬コレクションを象徴する「フィッシャーマンコート」

秋冬コレクションを象徴する「フィッシャーマンコート」「大航海」をテーマに発表されたフェンディ2013-14秋冬メンズコレクション。そのなかで、もっとも注目を集めたアイテムのひとつ「フィッシャーマンコート」をフィーチャーする。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)フェンディの十八番「ニードルパンチ」を味わう“極限条件のなかで果敢に挑戦しつづけることこそ、人間的なニーズである”と考えたデザイナーのシルヴィア・フェンディは、「大航海」をテーマに2013-14年秋冬のコレクションを発表。今回紹介する「フィッシャーマンコート」は、かつて漁師たちが使用していた防寒用コートからインスピレーションを得てデザインされたという。このコレクションを象徴するようなこのコートに、フェンディは、ブランドのシグネチャーとも言えるテクニック「ニードルパンチ」をほどこした。素材感のちがいがひと目でわかる3層のグラデーション。これは、登山などの過酷な状況下において、優れた耐久性を発揮するオイル...
COMOLI 2013-14年秋冬コレクション

COMOLI 2013-14年秋冬コレクション

COMOLI|コモリ良い原料をできるだけ負荷をかけずに仕上げ、原料の特性を生かしたデザインに注目素材の作りこみからスタートしたブランドブランド「COMOLI(コモリ)」のデザイナー、小森啓二郎氏は、「できるだけスタイリングの要素は最小限に、素材感や光沢感やフォルムといった、服単品に組み込まれた要素が前面に出るよう意識したルックに仕上げています」と、今シーズンのルックの見どころを語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)身体から心地良いと感じられるシンプルな服作り──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?ある日常の1シーンで感じた、そのとき、その場所でもっとも心地良いと思える服、そんなシーンを想定してデザインしているので、シーズン毎のテーマは設けていません。──今シーズンのキールック(コーディネイト)は?かぎ針で編まれたエクリュカラーのカーディガンにシボ感のあるブラックのレザーパンツ、インナーにはウールワッフルのエクリュカラーのニットソーとい...
FUJITO 2013-14年秋冬コレクション

FUJITO 2013-14年秋冬コレクション

見た目はクラシックにして軽い着心地というバランス世界観を深めつつ、 リアルなルックを構築今年6月に福岡・長浜にある直営店「Directors」が移転オープンして注目を集めるブランド「FUJITO(フジト)」。今シーズンのルック撮影についてデザイナーの藤戸 剛氏は、「今回からスタイリストの田中伸紀さんにお願いして福岡で撮影しました。普段からもの作りをしている福岡の制作スタッフにくわえて、東京で活躍している田中さんとのお仕事はとても刺激的です。細かい小物使いなどにより、よりリアルなルックに仕上がっています」と出来上がりを語る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)つねにリアルクローズであること──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?テーマはとくに設けていませんが、今シーズンはややブリティッシュな香りのするアイテムが増えています。そのなかでブランドとしてつねにリアルクローズであることを心がけています。また、クラシックな雰囲気のツイードを使用しなが...
CIVILIZED 2013-14年秋冬コレクション

CIVILIZED 2013-14年秋冬コレクション

CIVILIZED|シヴィライズドミリタリーテイストを感じさせる独特なバランスのコーディネイトに注目「普段着にこそ高い機能性を」という思いと形今シーズンの「CIVILIZED(シヴィライズド)」のルック撮影について、「一つのコーディネイトに対して、正面と動きをつけたふたつのカットを撮影しています。正面からのカットは使用したアイテムのベーシックな部分、動きをつけたカットはディテール、表情の変化を見ていただきたいです」と解説するデザイナーの奥川諭志氏。独自の世界観を堪能したい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)クラシカルな素材を使用しながら、高い機能性をもたせたコレクション──2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?シーズンテーマは設定していません。シヴィライズドのベースとなっている「普段着にこそ高い機能性を」という思いを、そのシーズン毎に表現しています。今季はツイードやメルトン、ニットなど温かみのある素材を中心に、パターンやディテール、ギミッ...
Pester 2013-14年秋冬コレクション

Pester 2013-14年秋冬コレクション

Pester|ペスター2013-14年秋冬シーズンのテーマは「Warm You Up」暖かい服を着て、前へ向いて進もう今シーズンのルック撮影について、「さまざまなアイテムがセットアップでなくても着回せるようにいろいろミックスしています。撮影のときは信頼しているチームなので、私がチームのみなさんに頼りきっています」と語る「Pester(ペスター)」デザイナーの野元美詠子さん。秋冬ならではの温かさにこだわったアイテムの組み合わせに注目したい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)保温性に優れ、着用するひとを引き立てる“ニットでできた洋服”――2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?テーマは「Warm You Up」です。フィッシャーマンニット、ジャガードニット、起毛ニットと、すべて国内のニット工場とオリジナル柄を一緒に制作し、それらをニットというカテゴリーというより、洋服というカテゴリーで構成。“ニットでできた洋服”、それらは形はもちろん保温性にも...
MINOTAUR 2013-14年秋冬コレクション

MINOTAUR 2013-14年秋冬コレクション

MINOTAUR|ミノトールユリー・シュルヴィッツ作の絵本『DAWN(よあけ)』からインスピレーションベーシックなアイテムに映える自然の色彩「MINOTAUR」の2013-14秋冬コレクションがスタートした。ブランドが得意とするファンクショナルでベーシックなアイテム群がさらに進化。都会的な雰囲気に、自然の表情をくわえた温かみのあるコレクションとなった。泉 栄一 OPENERS BLOG更新中!Text by IWANAGA Morito (OPENERS)着飾らなくてもいいユリー・シュルヴィッツ作の絵本『DAWN(よあけ)』より着想を得たコレクション。静かな世界のなかで、水面に映る自然がもたらす美しい陰影やグラデーション。そして夜が明けるとき、山や湖は鮮やかな色彩をはなつ――。物語に登場するおじいさんと孫は寒さをしのぐために、毛布にくるまり、焚火を起こす。そしてそこには、生きていくために身に纏う衣類が、当たり前のように描かれていた。今回ミノトールは、アイルランドの漁師が過酷な環境に...
WRAPINKNOT|2013-14年秋冬コレクション

WRAPINKNOT|2013-14年秋冬コレクション

WRAPINKNOT|ラッピンノット「陰影(シャドウ)」を表現した2013年秋冬コレクション日本製ニットウェアの最新形日本製のニットウェアを現代的に解釈し、季節にあわせたニット素材と、他素材との組み合わせを経験に裏打ちされた技術によって形成する注目ブランド「WRAPINKNOT(ラッピンノット)」。今すぐ手にとって着たくなるリアルクローズとしての最新ニットを、WRAPINKNOT CREATIVE TEAMが解説する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)メンズ、ウィメンズのリアルクローズに、ブランドの個性と技術を融合――2013-14年秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?2013年秋冬は、イタリア糸のカシミアを中心に、ニット編み組織による凹凸、生地の裏表、異素材の同系色使いによって生まれる「陰影(シャドウ)」を表現しました。メンズ、ウィメンズのリアルクローズにラッピンノットの個性と技術を融合させ提案します。――今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと...
MONSIEUR LACENAIRE|デザイナーのガランス・ブローカが語る新コレクション

MONSIEUR LACENAIRE|デザイナーのガランス・ブローカが語る新コレクション

MONSIEUR LACENAIRE|ムッシュー・ラスネール2013-14年秋冬コレクション「For the never ending weekend.」デザイナー、ガランス・ブローカが語る最新コレクション注目ニットブランドとしてOPENERSでもたびたび取り上げているパリのメンズブランド「MONSIEUR LACENAIRE(ムッシュー・ラスネール)」。2013-14年秋冬コレクションのプレビューとして、パリのプレスオフィスで今シーズンのテーマ「For the never ending weekend.」から“架空のハンティング”をイメージしたインスタレーションをおこなった。そのパッケージを日本に持ち込み、インスタレーションを披露。今回来日したデザイナーのガランス・ブローカ(Garance Broca)と、イメージビジュアルやプロジェクトをコントロールしているブランドマネージャーのブノワ・ユッソン(Benoist Husson)に話をきいた。Text by KAJII Makot...
ETRO|メンズ初となる2013年秋冬プレコレクションを発表

ETRO|メンズ初となる2013年秋冬プレコレクションを発表

いち早く秋を伝える色と素材エトロがメンズ初の2013年秋冬プレコレクションを発表古代ギリシャにあった思想「PANTA REI(パンタ レイ)=万物は流転する」という考えをテーマに展開した、エトロの2013年秋冬コレクション。メンズでは初となる2013年秋冬プレコレクションが登場した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photo by ETRO進化した“スーパーパッチ”春夏と秋冬をブリッジし、来るシーズンへの期待を高めてくれるプレコレクション。“今すぐ着られるコレクション”として年々各ブランドが力を入れている状況にある。今回スタートしたプレコレクションでは、人気のパッチワークシリーズ以上に、さまざまな素材を組み合わせ、さらに進化した“スーパーパッチ”が登場。おなじパーツ内で多数の素材を使い、ランダムにパッチワークした、まさにエトロスタイルというべきジャケットは要注目だ。また、快適さとエレガンスを同時に追求した、ジャージー素材のセットアップスーツや、いち早く秋...
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