ロールス・ロイスからパフォーマンスとビスポークの表現力を磨き上げた最新スペクター登場
CAR / NEWS
2026年6月9日

ロールス・ロイスからパフォーマンスとビスポークの表現力を磨き上げた最新スペクター登場

 

ROLLS-ROYCE Spectre Series Ⅱ|ロールス・ロイス スペクター シリーズ Ⅱ

 

ROLLS-ROYCE Black Badge Spectre Series Ⅱ|ロールス・ロイス スペクター シリーズⅡ

 
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ブランド初の量産BEV「スペクター」の改良モデルとなる「スペクター・シリーズ Ⅱ」とハイパフォーマンスモデル「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ Ⅱ」を発表した。
 

Text by YANAKA Tomomi

ブラックバッジは最高500kW、最大トルク1,100Nmを発生

 
ブラックバッジは最高500kW、最大トルク1,100Nmを発生
 
2022年のデビュー以来、ラグジュアリーBEVとして存在感を放ってきたスペクター。今回の改良ではドライブトレインの向上に加え、より大胆なビスポークの世界が広がった。
 
「スペクター・シリーズⅡ」の進化を象徴するのが、再設計されたバッテリーセル技術とドライブトレインの改良だ。これにより航続距離はWLTPモードで最大390マイル(628km)に到達し、従来モデル比で最大18%向上。さらに充電時間も最大14%短縮され、日常使いからロングドライブまで楽しめるようになった。
 
これまでもロールス・ロイス史上もっともパワフルなモデルであったスペクターだが、今回さらに進化し最高出力は442kW、トルクは1,015Nmへと向上。
 
より運転を楽しめるよう開発された「ブラック・バッジ・スペクター・シリーズ Ⅱ」ではインフィニティ・モードにすることで500kWのパワーを引き出し、スピリテッド・モードでは最大1,100Nmのトルクを発生。ロールス・ロイスが電動化によって実現した新たなパフォーマンスのかたちを示している。
 
エクステリアは、スペクターを象徴する彫刻的で流麗な2ドアのファストバックシルエットを継承しながら細部をアップデート。足元には最大6時間をかけて手作業で仕上げられるという、新開発の23インチ鍛造アロイホイールを装着しており、光を多面的に反射する多面的なマルチスポークデザインが静止している状態でも豊かな表情を演出する。
 
ロールス・ロイスによると、スペクターはこれまでもビスポークのオーダーが多かったが、シリーズⅡとなり、よりその可能性を広げるものになった。
 
インテリアでは、竹由来のレーヨン「デュアリティ・ツイル」がスペクターに初導入され、セレクトができるように。ブランド創業者のイニシャル“RR”を抽象的に解釈したグラフィックが刺繍によって描かれ、最大260万針ものステッチ、総延長10マイル(16.1㎞)もの糸が使用されるという。
 
また、無数の微細な穴によってレザーにアートワークを描く「プレイスド・パーフォレーション」も新たに採用。イルミネーションとの組み合わせによって、夜空に浮かぶ雲や星明かりを思わせる幻想的な表現を生み出した。
 
ダッシュボードには8,108個のピクセル状イルミネーションによる新しいイルミネーテッド・フェイシアを採用。「スペクター・シリーズ Ⅱ」の水平基調をさらに強調する効果も。
 
中央には航空機の計器から着想を得た新デザインのクロック、その下にはステンレススチールの無垢材から作られたスピリット・オブ・エクスタシー像が静かに佇む。
 
一方、ブラック・バッジには新たに「アイスド・ブラック・エクステリア・ディテーリング」を設定。グリルサラウンドやドアハンドル、スピリット・オブ・エクスタシーなどにマット仕上げを施し、洗練されたサテンのような仕上がりに。
 
このほかにもブラック・バッジの存在感を一層高めるホイールセットも開発。オープンスポークのデザインによって、力強いブレーキ・ハードウェアが際立ち、ホイールの縁ぎりぎりまで伸びたポリッシュ仕上げのアウターリングが、7スポーク構造の直径をより大きく見せる効果を持つ。
 
電動化という大きな転換期を迎えるなか、「スペクター・シリーズ Ⅱ」はロールス・ロイスが考えるラグジュアリーの未来を示している。
 
問い合わせ先

ロールス・ロイス
https://www.rolls-roycemotorcars.com/ja_JP/home.html

[ロールス・ロイス スペクター シリーズ Ⅱ]をより深く知るために

 
Q. スペクターはどのような乗り方をしているオーナーが多いのですか?
ロールス・ロイスの調査によれば、スペクターのオーナーは平均7台の自動車を所有しており、スペクターは2台目のロールス・ロイスとなるケースが多いという。しかし使用頻度は高く、充電のほとんどが自宅で行われ、多くの場合はオーナー自身が一人で運転するという実態が明らかになっている。こうした傾向から、スペクターは「ドライバーズ・ロールス・ロイス」という独自のアイデンティティを持つモデルと位置づけられている。
 
Q. デュアリティ・ツイルのデザインには、どのような背景があるのですか?
デュアリティ・ツイルに施された刺繍は、ブランド創業者のイニシャルである2つの"R"を抽象的に解釈したもので、セーリングヨットのロープの編み込みを思わせる航海モチーフとなっている。この素材自体は、コート・ダジュールに位置するル・ジャルダン・デ・メディテラネの広大な竹林から着想を得ており、その庭園はヘンリー・ロイス卿がかつて冬の邸宅としていたヴィラ・ミモザの隣に位置している。フレンチ・リヴィエラとブランドの歴史を静かに結びつける意匠だ。
 
Q. プレイスド・パーフォレーションのデザインには、どのような着想があるのですか?
プレイスド・パーフォレーションのパターンは、月明かりに照らされた雲がつくり出す移ろうシルエットから着想を得てデザインされた。フロントおよびリアシートのショルダーからヘッドレストにかけて広がるこのアートワークは、0.8mm、1.0mm、1.2mmの3種類の異なるサイズによる78,138個のパーフォレーションで構成されている。さらにイルミネーテッド・ドアのオプションと組み合わせると、光源に近づくにつれてパターンが繊細に拡散し、夜空から差し込む星明りを思わせる幻想的な効果が生まれる。
 
 
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