ラグジュアリーとパフォーマンスを融合したベントレー フライングスパーが受注を開始
CAR / NEWS
2026年6月4日

ラグジュアリーとパフォーマンスを融合したベントレー フライングスパーが受注を開始

 

Bentley Flying Spur|ベントレー フライングスパー

 
ベントレーモーターズがフラッグシップ4ドアモデル「フライングスパー」を発表した。ハイパフォーマンスモデルの「S」も復活し、クラフツマンシップが生み出すラグジュアリーとスーパーカー級のパフォーマンスを融合した4ドアセダンとして、新たな進化を遂げた。
 

Text by YANAKA Tomomi

パフォーマンス志向のSモデルが復活

 
V8ハイブリッドを搭載し、エクステリアが大きく変更されたフライングスパーの詳細が明らかになった。
 
特徴的なのはヘッドランプで、これまでの4灯式から2灯式に大きく変更。フライングスパーにシングルフロントヘッドランプが採用されるのは1962年以来で、これにより第4世代のコンチネンタルGTと統一感のあるデザインとなっている。
 
全体的にクリーンかつモダン、シームレスなエクステリアとなり、リアは新設計のトランクリッドを採用。従来のスタイリングを継承しながらも、より洗練された印象に仕上げられた。
 
特に注目すべきは、復活した「S」モデル。「コンチネンタル GT S」のDNAを受け継ぎ、ベントレーの「パフォーマンス・アクティブ・シャシー」と「ハイパフォーマンス ハイブリッド パワートレイン」を搭載したダイナミックかつ洗練された走りにスポーティなデザインを纏う、パフォーマンス志向の1台だ。
 
「S」のパワートレインは最高出力680ps、最大トルク930Nmを発生。先代のフライングスパーSと比較して約20%アップし、フルパワー時には0-100km/hを3.7秒、最高時速は308㎞を記録する。
 
このパワートレインを支えるのが現在はスピードとマリナーモデルにのみ採用されているパフォーマンス・アクティブ・シャシーであり、ドライバー志向のアクティブAWDシステムや、ツインバルブダンパー、前後および左右方向のトルクベクタリング、48V式アクティブ・アンチロールシステム「ベントレー ダイナミック ライド」などを搭載する。
 
さらに新世代ESC制御ソフトウェアを搭載し、フライングスパーSとして初めて電子制御リミテッドスリップデフ(eLSD)も採用された。
 
Sモデルのスポーティなキャラクターは、エクステリアにも色濃く反映。ブラックライン・スペシフィケーションにより、ダーク仕上げのフロントロアバンパー、グロスブラックのマトリックスグリルを装着。
 
加えてブラック仕上げのベントレーウイングバッジと「BENTLEY」レタリングが、精悍かつ力強い存在感を演出する。
 
フライングスパー全体では、シートスタイルを5種類展開。それぞれのシートは完成までに12時間を要するハンドクラフトによって仕立てられるという。
 
また特別仕様シリーズとなるヴィルトゥオーゾ・コレクションも用意。「ソプラノ」「テノール」「バス」のテーマが設定されており、洗練された素材使い、特別な刺繍、そして高級楽器のクラフツマンシップに着想を得たシャンパンゴールドのディテールを組み合わせ、穏やかで明るいインテリアからよりダークでドラマチックなデザインまで、テーマに合わせた多彩な世界観を表現する。
 
このほかにもヴィルトゥオーゾ・コレクションでは、コーチビルドモデル「バトゥール」のために開発され、約500万円(25,000ポンド)のオプションとして提供されていた「Naim for Mulliner」オーディオシステムを搭載。21基のスピーカーが音の細かなニュアンスまで忠実に再現し、ベントレー史上もっとも没入感の高いオーディオ体験になると謳っており、特別な車内空間を演出する。
 
新型フライングスパーは、日本でも受注を開始。デリバリーは2026年第4四半期より順次おこなわれる予定だ。
 
問い合わせ先

ベントレーコール
 Tel.0120-97-7797
https://www.bentleymotors.jp/

 
Q. フライングスパーは、ベントレーのラインアップの中でどのような位置付けのモデルですか?
ベントレーは現在、コンチネンタルGT/GTコンバーチブル、フライングスパー、ベンテイガ、ベンテイガEWBという5つのボディタイプを展開しており、フライングスパーはそのなかでフラッグシップ4ドアセダンという役割を担っている。1919年の創業以来、「ラグジュアリーとパフォーマンスの両立」を創業者のビジョンとして掲げてきたベントレーにとって、セダンボディに最高峰の素材と技術を凝縮するフライングスパーはブランドの哲学を体現する存在といえる。今回の新型では「S」モデルが加わったことで、シート仕様だけでも5種類が設定されるなど、ウェルネス志向から究極のパフォーマンス志向まで、幅広い乗り手の志向に応える懐の深さが増している。
 
Q. ヴィルトゥオーゾ・コレクションは、フライングスパー専用の特別仕様ですか?
フライングスパーに今回設定されたヴィルトゥオーゾ・コレクションは、フライングスパー専用ではなくベントレーの全ラインアップで展開されるシリーズだ。「ソプラノ」「テノール」「バス」の3つのテーマが設定されており、穏やかで明るいインテリアからよりダークでドラマチックなデザインまで、幅広い世界観を用意している。シャンパンゴールドのディテールはウイングドバッジやエキゾーストフィニッシャーにとどまらず、シャンパンゴールドの縁取りを施したキーにまで及んでおり、細部まで一貫したコレクションとしての世界観が貫かれている。
 
Q. 今回V8ハイブリッドが搭載されていますが、ベントレーは電動化についてどのような方針を持っていますか?
ベントレーは「ビヨンド100+戦略」のもと、2035年までに全モデルを電動化する方針を掲げている。新しいテクノロジー、素材、燃料と人の力を結集し、持続可能なラグジュアリーのあり方を追求するというものだ。1998年よりフォルクスワーゲングループの一員として、世界で最も洗練された高性能グランドツアラーを生み出してきた同ブランドにとって、今回のV8ハイブリッド搭載モデルはその移行過程における重要な一台といえる。
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