LOUNGE / TRAVEL
2019年10月9日

運賃片道4490円*から、ジェットスターでひとっ飛び。 “食の都”庄内へ|Jetstar

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*諸条件が適用されます。

庄内地方は、海、山、畑の食材の宝庫。一流の料理人がこぞってこの地を目指すには理由があった!(3)

鶴岡市の中心部から少し離れていますが、志のあるイタリアンを体験するためにぜひ訪れたいのが「ベッダ シチリア」。東京で腕を磨いた古門シェフが、庄内の食材に惚れ込んで開いたシチリア料理店です。 “美しい”を表現するイタリア語のBELLAがシチリア訛りで「ベッダ」。店名は、美しいシチリアという意味です。

ランチメニューは、とことん庄内素材にこだわっています。しかも、その多くが地元農家との直接取引。採れたてを、その日のうちに提供するスピード感が売りで、東京ではどれもがプレミア野菜としてデパ地下に並ぶレベルの品々です。

私、食して驚いたのが「だだちゃ豆のフリッタータ」。フリッタータとは、タルト生地を省いたキッシュに似た料理です。軽い口当たりが特長ですが、だだちゃ豆の濃厚な風味がふわっとした軽い食感とともに口内にみるみる広がります。やっぱり“採れたてだだちゃ”の威力は計り知れません。素材の個性をさらに数段高みへとグイグイ押し上げる古門シェフの仕事を感じます。
ランチメニューの前菜(ブッフェ形式)。手前の四角くて黄色く見えるのが「だだちゃ豆のフリッタータ」。
左/取材時のランチメニューで提供されていた前菜8品のブッフェ。万願寺とうがらし山椒オイルのマリネ、トマト(牛の心臓)バジルパン粉焼き、ナスのペコリーノチーズ焼きなど、いずれも一品勝負できるメニュー。右/北海あさりとシシリアンルージュのオイルソースパスタ(ランチメニュー)。
イワシと生オレガノのグリル(ランチメニュー)。このメインディッシュと、前菜ブッフェ、パスタにドルチェとドリンクが付いて2700円のランチでした。ほかに、メインだけ(2200円)、パスタだけ(1700円)のランチコースもあります。
ディナータイムは、予算4000円からのおまかせコースのみ。夜コースは昼とは逆に、庄内産だけにこだわらずに東北の地の利を生かして石巻からの海産も取り寄せているそう。古門シェフの最大出力を存分に味わうなら、夜時間を予約して、ゆっくりと!​
ベッダ シチリア
Tel.|090-1808-3420
URL|http://magnolia-7b.tv/newsblog_bedda-sicilia/
住所|山形県鶴岡市羽黒町三ツ橋前田164
昼営業時間|11:30〜14:30(14:00LO)
夜営業時間|18:00〜(要予約)
定休日|水曜
ご当地ラーメンとして有名な酒田とは対照的に、バラエティに富む鶴岡のラーメン事情。そのなかでも「毎日、食べ続けられるラーメンを!」(本間憲一代表)と、行き着いたのが、雲ノ糸のあっさりとした中華そば。煮干しベースの甘みと旨味がちぢれ麺によく絡みます。麺は細・太が選べますが、オススメはモチモチ・プルプルの細麺。その場で手もみするひと手間を惜しみません。最新のラーメンWalkerグランプリ山形・新店部門で1位に輝いたこの味を、ぜひお試しあれ。
煮干し中華 中(220g)細麺・あっさり 800円。麺の量、細・太、あっさり・こってりが選べます。ほかに、味玉やのりなど各種トッピングメニューもあり。
雲ノ糸 鶴岡弐号店
Tel.|0235-26-0226
URL|https://www.mokkedanofoods.com
住所|山形県鶴岡市昭和町7-48
営業時間|16:00〜24:00、15:00〜23:00(日曜・祝日)
定休日|無休
初代が青森出身だったので、“青森屋”。季節のフルーツをタルトで提供しはじめたら大反響。果物店だからできるスピーディな仕入れを生かし、フレッシュな果物の味わいを最大限にフィーチャーしています。このタルトの主役は果物なので、クリームの甘味は極力控えめ。パイ生地やクリームを果物に合わせて数種類用意する繊細な仕事が評価され、美食の城下町、鶴岡市民の人気を集めています。

生果物をお店でカットしているので、消費期限は当日限定ですが、イートインコーナーでその場で食せるのでご安心を。
秋ミックス490円(税別)。パイ生地に和梨、西洋梨、プラム、ぶどうなど10種類の果物をカスタードクリームに載せています。
シャインマスカット490円(税別)。パイ生地に山梨産の皮ごと食べられる種無しブドウ「シャインマスカット」をホワイトチョコクリームに載せています。
フルーツショップ青森屋
Tel.|0235-22-0341
URL|http://www.aomoriya0235220341.co.jp
住所|山形県鶴岡市末広町7-24
営業時間|10:30〜19:00
定休日|無休
江戸時代より酒蔵として利用されてきた平田家の蔵を懐石レストランへとリメイク。鶴岡でスタイリッシュな結婚式(加茂水族館でのアクアリウムセレモニーなど!)をプロデュースしてきた経営母体によるコースメニューは、美味しさに華やかさが備わり、とても“映え”ます。この感性、京都人を感じるのは私だけ? 北前船による交流はこの地に富をもたらし、同時に食を愛でる文化が育まれたのでしょう。

鶴岡市はユネスコ食文化創造都市に指定されているのですが、ここに来れば納得。歴史に思いを馳せながらいただく庄内懐石は、格別です。昼膳なら予算もリーズナブル。下の2枚の画像にご飯、汁、香のもの、スイーツがついて2000円(税別)です。
蔵屋敷LUNA
Tel.|0235-22-1223
URL|https://www.web-luna.com
住所|山形県鶴岡市昭和町12-23
昼営業時間|11:00〜14:00 
夜営業時間|17:30〜21:00
コース料金|2000円(税別)〜(昼) 5000円(税別)〜(夜)
定休日|月曜
2018年に誕生したばかりで、地元でも話題もちきりの新たな宿泊施設「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」。その名の通り、水田のなかに突如と現れる現代建築が見事です。設計は、坂 茂(ばん・しげる)氏。建築界のノーベル賞と称される“プリツカー賞”の受賞者です。

なんとこの建物、大部分が木造で出来ています。その温もり感の気持ちいいこと! 温泉やフィットネス、ライブラリーなど共用施設も充実していて、滞在を飽きさせません。まさに庄内の“COOL JAPAN”。メインダイニングには都内のホテルで腕を磨いたシェフがUターンで就任。地元食材・地酒・県産ワインを存分に楽しむことが可能です。庄内空港からクルマで約20分、酒田市、鶴岡市の中心街へのアクセスも良好です。
ショウナイホテル スイデンテラス
Tel.|0235-25-7424
URL|https://suiden-terrasse.yamagata-design.com
住所|山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
ハリウッドツイン田園ビュー 1万850円〜(大人1名/1室2名利用時)
というわけで、オススメ美食店と宿泊設備を紹介しました。「えっ、あの名店が入ってないのでは?」とお気づきの皆さんは、ツウですね! そのとおり。「食べログ」サイトで高評価の酒田市の寿司店、鶴岡のイタリアンは、ガイドブックで簡単に調べられるので外しました。名店だけじゃない、庄内美食の奥行きを感じていただければ幸いです。

さて、次の旅の目的地は庄内で。酒田・鶴岡で会いましょう〜!
問い合わせ先

ジェットスター
https://www.jetstar.com/

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