メルセデスAMG GT コンセプトを発表|Mercedes-AMG
CAR / NEWS
2017年3月13日

メルセデスAMG GT コンセプトを発表|Mercedes-AMG

Mercedes-AMG GT Concept|メルセデスAMG GT コンセプト

AMG第3のモデルの予告

メルセデスAMG GT コンセプトを発表

AMG発足から50周年を迎える今年、ジュネーブモーターショーにおいてメルセデスAMG「GTコンセプト」を発表した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

F1由来のハイブリッドを搭載

メルセデスAMGは、ジュネーブモーターショーで4ドアクーペ「GTコンセプト」を公開した。メルセデス・ベンツ車両のチューニングではなく、AMG独自開発車両として「SLS AMG」「AMG GT」に続く第3のモデルへの予告である。

フロントは今年のグッドウッド フェスティバル オブ スピードで登場した「AMG GT R」にならい、クローム調の縦格子“パナメリカーナ グリル”を採用。このグリルはサイドが赤く塗られており、斜め方向から見るとクロームと赤の溶け合った色調となる。

Mercedes-AMG GT Concept|メルセデスAMG GT コンセプト

Mercedes-AMG GT Concept|メルセデスAMG GT コンセプト

グリルの下には“A-Wing”と呼ばれる、AMGの特徴的なリップスポイラーと、左右に大型のエアインテークが配される。センター及び左右のエアインテークには、同じくAMG GT Rの“AIRPANEL”からヒントを得たというシャッター機構が備わり、冷却効率とエアロダイナミクスを、時と場合に応じて最適にコントロールする。

上下に薄いヘッドライトにはナノ アクティブ ファイバー テクノロジーなどのLEDによる最新ライティング技術を投入。「Sクラス クーペ」以降メルセデスのクーペモデルに共通する、上下に薄く横に長いデザインのリアコンビネーションランプも、新しい放熱機構をもったLEDだ。

Mercedes-AMG GT Concept|メルセデスAMG GT コンセプト

AMG第3のモデルの予告

メルセデスAMG GT コンセプトを発表 (2)

F1由来のモジュラー式パワーパックを採用

このように、現行の「AMG GT」の特徴が施されており、特に前方から一見するとAMG GTのようにも見えるGTコンセプトだが、後半は4ドアクーペであり、リアは広いテールゲートをもつファストバックスタイルとなっている。

Mercedes-AMG GT Concept|メルセデスAMG GT コンセプト

Mercedes-AMG GT Concept|メルセデスAMG GT コンセプト

パワートレーンは、4リッターV8ツインターボ エンジンに、後輪を駆動する高性能モーターを組み合わせるハイブリッドで、最高出力600kW(816ps)を発揮、0-100km/h加速はスーパーカー並みの3秒以下だという。AMGパフォーマンス4MATIC+と呼ばれるトルク可変型の4WDシステムであり、エンジンとモーターが協調して最適なパワーを発揮し、コーナリング時には外輪にトルクを多く配分して回頭性を向上させるトルクベクタリングを実現する機能も持つ。

バッテリーは、Mercedes-AMG Petronas F1マシンを起源とする「EQ Power+」を採用。このパワーパックは、最新技術により高出力かつ軽量でありながら、モジュール化されていることで、ユーザーの要望や市場のニーズに合わせてバッテリーの量をカスタマイズすることが可能だという。

今回、あくまでもコンセプトモデルとして登場した「GT コンセプト」ではあるが、その外観は次に登場するプロダクションモデルを予告するスニークプレビューであると、メルセデスAMGでは説明している。


           
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