TOKYO PHOTO|写真文化を体現する『TOKYO PHOTO 2013』
LOUNGE / ART
2015年4月6日

TOKYO PHOTO|写真文化を体現する『TOKYO PHOTO 2013』

TOKYO PHOTO|東京フォト

展示やアートフェア、著名キュレーターによる特別展示など盛りだくさんの4日間

写真文化の最前線を体現する「TOKYO PHOTO 2013」

アートフェアやフォト・キュレーターによる特別展示、トークショーなど多角的なアプローチで写真文化を体感できる、インターナショナル・フォト・フェア「TOKYO PHOTO 2013」。9月27日(金)から30日(月)まで港区・芝公園の増上寺で開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

今年の会場は江戸情緒残る増上寺

2009年にスタートし、今年で5周年の節目を迎える「TOKYO PHOTO」。今回から会場を江戸情緒残る芝の増上寺に移して開催される。

写真作品を販売するアートフェアでは、東京をはじめ、ニューヨーク、パリ、ベルリン、アムステルダム、マドリードなど世界の主要10都市よりトップギャラリーが来日。世界的なフォトグラファーの作品を間近に見ながら実際に購入するすることができる。

また記念企画として、現代アートミュージアムとしてその存在感を発揮する英国国立美術館「テートモダン」、そのフォト・キュレーターのサイモン・ベーカー氏がキュレーションした特別展示『車窓からの眺め』展も開催。昨年、テートモダンでウィリアム・クラインと大規模な二人展を開いた森山大道と、ニューカラー写真のパイオニアと名高いジョエル・マイヤロヴィッツ、カメラを用いて現実と虚構の狭間を写すジョン・ディヴォラの3人による、路上を舞台にした写真の競演も。

そして、米軍基地や長崎、沖縄など社会的テーマを独特の感性をもって表現しつづけ、日本の写真界を牽引してきた、昨年逝去した東松照明氏。彼の追悼写真展や『日中未来の子ども100人の写真展』も同時に開催。

さらに、独自の手法で都市を捉える写真家として、ヴォーグのファッション・カメラマン、さらには映画監督として幅広い分野で活躍するウィリアム・クライン。彼による、急激に成長するニューヨークやローマなど都市を捉えた1964年のシリーズ『東京』。50年を経て、東京で展示されることになった。

期間中は増上寺の境内にカフェラウンジやバー、ショップなども展開され、リニューアルを果たした「TOKYO PHOTO 2013」。このほかにもキュレーターやアーティストらによるトークショーなども開催。写真文化の最前線は私たちに大きな刺激を与えることだろう。

TOKYO PHOTO|東京フォト 03

「TOKYO PHOTO 2013」
会期│9月27日(金)~30日(月)
時間│12:00~19:00
会場│増上寺
東京都港区芝公園4-7-35
チケット│一般1300円、学生1000円
※9月27日(金)のみ学生500円

           
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