あの老舗割烹から新鋭若手シェフの店まで

春には桜、秋には紅葉を求めて、国内外から観光客が訪れる街。そんな京都で冬に旬を迎えるものがある。食材だ。壬生菜（ミブナ）、聖護院かぶら、九条ねぎをはじめとする京野菜、カニやフグ、ぐじ（甘鯛）などの海の幸まで。まさに食の宝庫と呼ぶにふさわしい季節なのだ。

2010年にスタートした「京都レストランウインタースペシャル」は、そうした冬の食材を使った“ほんまもんの京都の料理”を気軽に味わってもらおう、と企画されたグルメフェスティバル。5回目となる今回は、老舗割烹から新鋭若手シェフの店まで、ジャンルも個性もさまざまな約150店が名を連ねる。

天保8年創業の老舗料亭「瓢亭」

ミシュランで一ツ星を獲得した「La Biographie…」

料理旅館「八千代」の庭は、夜の訪問がお薦め

八坂の塔すぐ横に位置する本格派リストランテ「IL GHIOTTONE 本店」

開催期間は2月1日（土）から28日（金）まで。京都を代表する料理人が腕によりをかけた特別メニューを、特別価格（2500円、5000円、7500円、1万円、1万5000円のいずれか）で味わうことができる。このチャンスを見逃す手はない。

「瓢亭」の茶室で供される「如月の特別献立」

「La Biographie…」のコース料理

「八千代」の代表メニュー「すっぽん鍋」

ともすると、敷居が高いと思われがちな京都の店。だが一歩なかに入れば、そこには温かい「おもてなし」が待っている。なんといっても国際都市であり、宗教都市、歴史都市でもある京都は、昔から人をもてなすことでなりたってきた街。お店であっても、「おいでやす」のあいさつから、ふるまい、季節を感じる料理、室礼（しつらい）にいたるまで、お客に喜んでもらうことに徹するのがこの街のならわしなのだ。

ユネスコの無形文化遺産に登録され、いま世界中から注目を集める和食を、本場で思い切り堪能するもよし。京都流「おもてなし」にどっぷり浸ってみるもよし。1カ月間、自分なりの方法で「京の味」に触れてみてはいかがだろう。

「ダイナーズクラブ 京都レストランウインタースペシャル2014」

日程｜2月1日（土）～28日（金）

料金｜(1)2500円 (2)5000円 (3)7500円 (4)1万円 (5)1万5000円（すべて税・サービス料込）

予約期間｜1月23日（木）10：00～／ダイナーズクラブ会員は1月16日（木）9：00～先行予約

予約方法｜電話予約

※必ず「ダイナーズクラブ 京都レストランウインタースペシャル」特別メニュー希望とお伝えください。

※ダイナースクラブ会員は公式サイトからも予約可能。

http://www.diners-krws.com