EAT|いま密かに話題の隠れ家的ワインバー「ラ・リュシオール」
La Luciole|ラ・リュシオール
EAT|いま密かに話題の隠れ家的ワインバー!
「アンテルブル」のプロデューサーが手がけた「ラ・リュシオール」
看板もなく、エレベーターも止まらない銀座の一角にあるビルの2階に、フランス語でホタルという店名のワインバー「La Luciole(ラ・リュシオール)」が静かに佇む。夜にひっそりと輝く蛍に導かれドアを開けてみれば、大人のための空間が私たちを迎え入れてくれる。
Text by KUROMIYA YuzuPhotographs by XINADA
大人のためのワインと食事
森健一氏が代表取締役を務め、大人気フレンチビストロ「en.terrible(アンテリブル)」などを手がけるグローヴディッシュが、ワインバー「ラ・リュシオール」を今年4月にオープン。ワインとそのワインに沿う食事を楽しむための、知る人ぞ知る秘密の名店としていま話題を呼んでいる。
ワインはフランス産のみ、しかもブルゴーニュとシャンパーニュしか取り扱わないというこだわりの100種類を用意。ラインナップはリーズナブルなボトル5800円からDRC(Domaine de la Romanee-Conti/ロマネコンティの生産者)までと幅広い。
ワインを存分に堪能するための料理は、5000円にて楽しめるシェフにお任せのコース料理か、その日の気分で選べるアラカルトのふたつから選択が可能。
コース料理、アラカルトともにお店の「顔」とも言える看板メニューが、黒毛和牛の炭火焼。そのほかフォアグラコンフィの炙り焼、野菜本来の美味しさを味わえる温製サラダなど充実のメニューを展開。もちろんチーズやパテなどフレンチのマストアイテムもラインナップ。旬の鮮魚はその季節や鮮魚に合わせたスタイルで味わえるのがうれしい。
内装も森健一氏のこだわりが随所に光る。中央のオリジナルビッグテーブルは、古材ブランド「リマーク」にて作業用として使用されているベニヤ板を加工したもの。そのほかにも黒革素地仕上げのシックなカウンター・チェアや、その独特の形状から「白鳥の首」と呼ばれているニコルチェア、フランスのアンティーク家具などが並び、確固たるハイエンドなスタイルを演出。
おいしいワインに、コースにするかアラカルトにするかおもわず悩んでしまう魅力的な料理、そして隠れ家のような空間で素敵な時間を約束する「ラ・リュシオール」。何度でも訪れたい気持ちになる、自分だけの名店だ。
ラ・リュシオール
東京都中央区銀座5-11-13 幸田ビル 2階
Tel. 03-5565-5686
時間|18:00~26:00(L.O. 25:00)
定休日|土・日・祝日
http://laluciole.jp