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2021年6月18日
レクサス、新型NXをワールドプレミア|LEXUS
次世代の内外装と安全性能
新型NXのエクステリアは、次世代レクサスのデザインランゲージ確立に向けた挑戦として、運動性能や機能に寄与するプロポーションに根差した“独自性”と、テクノロジーに根差した“シンプリシティ”の追求を目指したという。
フロントビューでは、グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし、塊感を強化。また、直立したグリル面で効率的に空気を取り込むことで、ラジエーターの冷却性能を向上させた。また、グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現。グリルパターンは、立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口を設け、冷却性能を向上させるとともに、SUVにふさわしい力強さを演出。ヘッドランプは全体を黒基調とすることで、L字型のデイタイムランニングライトを際立たせた。
サイドでは、直立したグリル面に向かうボンネットフードで伸びやかさを表現しつつ、リヤオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。ベルトライン直線部を短くし、リヤへ向かうキックアップを強調することでキャビンの凝縮感を付与した。また、シャープなキャラクターラインと大きな曲面の相反する要素を融合し、それらを互いに際立たせたソリッドな質感を追求。シンプルでありながら見応えある次世代レクサスの新たなデザイン表現を目指したという。
カラーは、レクサス独自の金属表現技術を採用したソニッククロムや、ストレートな高彩度カラーのセレスティアルブルー、深みと鮮やかさを併せ持つブレイジングカーネリアンコントラストレイヤリングなど、全9色としている。
一方のインテリアは、2019年の東京モーターショーでお披露目されたコンセプトカー「LF-30 Electrified」で発表した、レクサスの人間中心の思想をさらに進化させた新たなコックピットデザインの考え方「Tazuna Concept」に基づき、コックピットを設計。
人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の制御が可能な空間を実現した。ディスプレイは、大型化/高解像度化した14インチワイドタッチ式を採用。フロントガラスパネルに反射防止コーティングを施し、さらにボンディング技術を採用することで、低反射かつ鮮明な画面表示が可能になっている。
また、インテリアカラーでは、Tazuna Conceptに基づいたコックピットに最適な運転に集中できる配色構成を目指し、ブラックとリッチクリームのコントラスト配色に高彩度オレンジのアクセントステッチを効かせた「ブラック&リッチクリーム」など、多様なカラーラインナップを用意した。
コネクテッド面では、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを開発。各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで優れたアクセス性を実現するとともに、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分け、ナビや音楽、車両設定などの操作フローを統一し使いやすさにこだわったという。
また、最新の音声認識機能を搭載。ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動が可能で、あらかじめ設定された起動ワード(例:Hey Lexus!など)を発話することで、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動ができる。さらにクルマと会話するような自然な発話での操作にも対応した。
さらに、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクテッドナビを採用。従来の車載ナビとコネクテッドナビを組み合わせたハイブリッド型のナビゲーションとなっている。
新型NXの日本での発売は、2021年秋頃を予定している。
レクサス、新型NXをワールドプレミア|LEXUS
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