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2021年6月18日
レクサス、新型NXをワールドプレミア|LEXUS
LEXUS NX|レクサスNX
レクサス、新型NXをワールドプレミア
レクサスは6月12日、フルモデルチェンジしたミドルサイズSUV「NX」を世界初公開した。
Text by HARA Akira
次世代レクサスを象徴する第1弾
2014年に初代がデビューしたNXは、2021年4月末時点で90以上の国と地域で累計約100万台を販売した人気モデル。フルモデルチェンジした新型は、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新し、次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデルになるという。
ボディサイズは全長4,660mm(先代比で+20mm)、全幅1,865mm (+20mm)、全高1,640mm(+5mm)、ホイールベース2,690mm(+30mm)。プラットフォームはGA-Kの改良型で、軽量、高剛性、低重心化がなされたことで車両の基本性能が大幅に向上し、ドライバーの意図に忠実な応答ができるという。
パワートレーンは、2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、初のPHEVを導入。それを含む以下の6種類のパワートレーンを導入したのが特徴だ。
・2.5L PHEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡPlug-in +リヤモーター):レクサス初のPHEVは、AWD(E-Four)の前後駆動力を100:0から20:80の間で可変。
・2.5L HEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡ+リヤモーター)
・2.5L HEV FF(「A25A-FXS」エンジン+THSⅡ):HEVも、高効率な2.5リッター直4エンジンと高出力モーターを組み合わせつつ、専用の制御ロジックにより優れた加速性能と低燃費を高次元で両立した。E-Fourは、前後駆動力配分を100:0から20:80で可変。
・2.4L-T AWD(「T24A-FTS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御フルタイムAWD)
新開発の2.4リッター直4ターボエンジンと新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT、新開発の電子制御フルタイムAWDを採用。前後駆動力配分を75:25から50:50までシーンに応じて常時可変。
新開発の2.4リッター直4ターボエンジンと新開発の高トルク対応型Direct Shift-8AT、新開発の電子制御フルタイムAWDを採用。前後駆動力配分を75:25から50:50までシーンに応じて常時可変。
・2.5L AWD(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御スタンバイAWD):高効率な2.5リッター直4 エンジンとDirect Shift-8速ATを採用。前後駆動力配分を100:0から50:50で可変。
・2.5L FF(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT)
新開発のサスペンションは、フロントはマクファーソンストラット式、リヤはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用。ステアリングには、レクサス初のバリアブルラックギアを採用し、高速域の安定性を保ちつつ、コーナリングでのクイックなレスポンスを両立した。ブレーキでは、PHEVとHEVにはペダル戻し減衰機構を初採用し、ペダル抜き操作の動的質感を高めている。
また、高速域での静粛性にこだわり、初採用となるオープニングウェザーストリップとフロントドアガラスラン形状を新開発し、ドアのシール性を向上。フロントドアガラスには、高遮音タイプを採用した。エンジンフードにも、初採用となるツインロック構造を用いることで、空気の乱れによるエンジンフードの振動を抑制し、静粛性向上がなされている。