アウディ A4&S4がマイナーチェンジ|Audi
Audi A4|アウディ A4
Audi S4|アウディ S4
アウディ「A4」シリーズがマイナーチェンジ
アウディは、A4およびS4をマイナーチェンジ。フェイスリフトを中心に、内装はよりエレガントに、エンジンは低燃費かつハイパフォーマンスなものになった。
Text by OPENERS
A1の意匠を受け継ぐあたらしい顔立ち
A6やA5をはじめ、昨今、矢継ぎ早にモデルチェンジ(またはフェイスリフト)をおこなっているアウディだが、A4およびS4も例に漏れず、コンパクトモデル「A1」の意匠を受け継ぐあたらしい顔立ちになった。シングルフレームグリルは6角形の円錐型に変更され、A4シリーズはグレーに、S4シリーズもしくはSラインエクステリアパッケージ採用車の場合は、光沢のあるブラックに染められる。バンパーのエアインテークは、以前よりもハの字の角度が急になりシャープな印象に。ヘッドランプもタイトになっており、その内部ではLEDデイタイムランニングライトがゆるやかなカーブを描いている。ボディカラーは15色用意され、そのうち4色がS4専用の新色となる。
よりエレガントになったインテリア
ディメンションは若干しか変更されておらず、セダン、アバントの全長が4,700mm、オールロードクワトロが4,720mmで、ホイールベースは2,810mmですべて共通と公表されている。
インテリアにかんしては、まずレザーで覆われたスポーツステアリングとトリムに、光沢のあるクローム素材が埋め込まれ、よりエレガンスを際だたせている。シートはバルコナレザーからファインナッパレザーに変更され、Sラインスポーツパッケージを選択した場合は、インテリア全体がブラックに染められる。ちなみに、Sラインスポーツパッケージ採用車は、ホイールには18インチアロイホイールを用意(オプションで19インチを選択可能)。サスペンションはSライン専用のものが装備され、全高が30mm低くなるという。
エンジンも改良され、平均で11パーセント燃費が向上したいっぽうで、パワー、トルクともにアップしたという。ラインナップは、6つのTDIと4つのガソリンエンジンで、すべてにスタート&ストップシステムを標準装備している。なかでももっとも環境性能が高いのが、最高出力100kW(136hp)を発生する2.0リッター4気筒TDIエンジンで、燃費4.2ℓ/100km、CO2排出量112g/kmを誇る。
あらたに1.8リッターTFSIエンジンをラインナップ
ガソリンエンジンにかんして、A4シリーズのハイライトと言えるのが、セダン、アバントに用意される1.8リッター4気筒ターボチャージャーつきTFSIエンジンだ。あたらしいエントリーモデルとなる同ユニットは、最高出力125kW(170hp)、最大トルク320Nmを発生。環境性能にかんしては、燃費5.6ℓ/100km、CO2排出量134g/kmにまで抑えられた。
そしてS4シリーズには、最高出力245kW(333hp)、最大トルク440Nmを発生する3.0リッターV型6気筒TFSIエンジンを搭載する。加速性能は0-100km/hを5秒で駆け抜け、最高時速は250km/hでリミッタ―が作動する。
価格は2.0リッターTFSI搭載のセダンモデルが3万5425ユーロ(約390万円)というだけことが公表されている。