マクラーレン、ジュネーブで次世代モデルの発表を予告|McLaren
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2017年3月9日

マクラーレン、ジュネーブで次世代モデルの発表を予告|McLaren

McLaren|マクラーレン

マクラーレン、ジュネーブで次世代モデルの発表を予告

マクラーレン オートモーティブは、スーパーシリーズの第2世代となる新型を、第87回ジュネーブモーターショーの開幕する3月7日に発表することを明らかにした。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

0-200km/h加速は7.8秒

マクラーレンでは、2011年に発表した「12C」と、それに続く「12Cスパイダー」、そして2014年の「650S」「650Sスパイダー」、2015年発表の限定モデル「675LT」「675LTスパイダー」をスーパーシリーズの第1世代と位置づけ、今回発表する新型はこれらに連なる第2世代となる。

エンジンは新開発の4.0リッターV8ツインターボを搭載。M840T型と呼ばれるこのエンジンの出力等は未発表ながら、出力もトルクも増していると説明され、0-200km/h加速は7.8秒を記録する。

McLaren Super Sports 2nd Generation

McLaren Super Sports 2nd Generation

あわせてブレーキも強化、軽量かつ強靭なキャリパーやカーボンセラミックを標準で採用。また、タイヤはピレリと共同開発した専用のPゼロ コルサを履く。

マシンを電子制御するシステムは、センサーを先代よりも12個増やしたプロアクティブ シャシー コントロール(PCC)IIへと進化。また、各ホイールハブには路面からのインプットを読み取ることでタイヤの接地面を測定する加速度計が備わり、このデータをミリ秒単位で解析することでサスペンションの減衰力を常に最適化する。これにより、タイヤのグリップが向上し、ハンドリングの正確さと乗り心地の良さを両立させているとマクラーレンは説明する。

その一方で、ダイナミックなドライビングを楽しみたいドライバーに向けたドリフタビリティも配慮されており、新しい装備となるマクラーレン可変ドリフト コントロールでは、インフォテイメント画面のコントロールをスワイプするだけでスタビリティコントロール(ESC)のレベルを容易に調整することが可能となる。

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マクラーレン、ジュネーブで次世代モデルの発表を予告 (2)

倒しても使える2ウェイのインパネ

ボディ構造は第一世代で使われていた、カーボンファイバーを中心にコクピットに金属を使用していたものよりも軽量かつ高剛性の、新開発の「カーボン モノケージII」を採用。これにより、車両重量は650Sよりも18kgも軽い1,283kgを達成している。また、開口部を広くサイドシルを低くとることができ、乗降の利便性も向上。そして重心も低くなった。

まだその姿は現していないが、あらたなエクステリアデザインとともにエアロダイナミクスも進化し、最大ダウンフォースは650Sよりも50パーセント増しており、スタビリティとグリップに寄与するという。

McLaren Super Sports 2nd Generation

McLaren Super Sports 2nd Generation

特徴的な跳ね上げ式のディヘドラル ドアには、2つの独立したエアダクトが内部に仕込まれており、ひとつはラジエーター冷却のためにドア上部から空気を取り込むもので、もうひとつはフロントホイール外側から取り入れてダウンフォースを増す作用をもたらすためだという。

インテリアはアルミとレザーを組み合わせたスポーティなものに仕上げられる。また、車両注文時に「ビジブル モノケージ」オプションを選択して、Aピラー部分を骨格のカーボンそのままに残すことも可能だ。

インパネはエンジン始動時に起き上がるタイプとなったフルTFT液晶。コンフォート、スポーツ、トラック(サーキット)といった走行モードに応じて表示内容が変更される。このディスプレイは倒したまま使うこともでき、その場合には(起き上がっている間は上面となる)横長の細い面に必要最低限の情報が表示される。

これとは別に、センターにはナビゲーションやメディア再生用の8インチタッチ式スクリーンが備わる。

マクラーレンの新世代スーパーシリーズは、ジュネーブ国際モーターショーで、その全貌が明らかになる。

           
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